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小出邸 その2 実は青春の蹉跌/堀口捨巳 建築探訪 その13

昨日、散々に小出邸…わからん攻撃をしたので、藤森照信氏著「昭和住宅物語」P91  「巨匠も若い頃は…堀口捨己と小出邸・岡田邸」 を読んで、どうしてあのデザインなのか…つまりあれは、青春の蹉跌…、つまり小出邸はそういうことなのである。

藤森氏、この章に小出邸が実は堀口捨巳のデビュー作だったと書いている。つまり帝大卒業後初めての設計で、かつ誰にも師事していないので、作法も定まって無く、その後のアムステルダム派的でも無い。後に和風の大家とまで言われる作風は無く…。つまりは処女作が失敗作ということらしい。
後に和風建築の巨匠と成るが、この時期は若気の至り…。でこの住宅が出来たということらしい。

設計者は、大体師匠の元である期間修行してというのが、一般的でそれはその技を真似る、盗む、身につけるという事以外に、やってはいけないことを一度失敗する、しくじる、身にしみて経験する…。という修行をする訳で。大学卒業後、いきなり設計は、まづ有りません。が、この堀口青年、卒業後直ぐにこの小出邸を設計で、この訳わからんデザインとなってしまったと理解した方が、良さそうです。つまり青春の蹉跌…。



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