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モノが多いブックカフェ?あんこのトースト🥕のラペ添えとおいしい珈琲というよりもジャズ喫茶

東海地方を移動する途中、たまたま立ち寄ったカフェがあまりに濃厚でした。

たまたま立ち寄ったと書きましたが、正直言ってパッと見は謎すぎて、ただ、看板に「音・CB」と「Coffee、Book in Music」「球 珈琲 本 アナログレコード」といった文字が書かれていて、おそらくはと思い、いったん通り過ぎてから折り返してえいやっ!っと頑張って入った感じです。

それくらい外観からして普通じゃないオーラが漂ってました。

店内に足を踏み入れると、先客は1組。熟年カップルが無言でそれぞれ静かに本を読みながら流れるジャズに耳を傾けていました。

スピーカーはALTECであろうことは分かるのですがA7とは趣きが異なり、ウォールナットのエンクロージャーの中にホーンツイーターが見えるJBL風な、このスピーカーは一体何?でした。

元は倉庫だったような中に柱の無い広い空間を家で鳴らしたら近所迷惑だろうけど、耳がつらくなる程ではない、ジャズ喫茶にしては控え目の音量でくつろげ・・・ない。

モノが多すぎて、壁一面にある本棚に入りきらない本やらオモチャやらが床にも置かれ、どの机も半分以上すでに積まれた本で場所を塞がれていました。

300㎡はあろう広い店内のはずがぎっちぎちで、初期の身動き出来なかった密林状態のドン・キホーテを思い出してしまった。

こちらのマスターは、よくありがちな見下すようなプレッシャーも、逆にやたらフレンドリーな態度もなく実にジェントルな態度で受け入れてくれました。

ここで頼んだコーヒーがまた美味しかったです。コロンビアをお願いしましたが、こんなに味わい深い味は初めての経験でした。

豆が良いのはもちろんですが、どこかケニアのようなフルーティさも感じられ、濃すぎず、むしろ薄めだけど、たっぷりの豆でしっかりコクも出した淹れ方に思えます。

お店を出る際、マスターにスピーカーのことを伺うと、
「このスピーカーはALTECの9861と言って、"ボイス・オブ・ザ・シアター"A7-Xをベースに改良を施し、ホームインテリアにマッチするウォールナットキャビネットにまとめたもの」

であること

「JBLの対抗機種として出したのだけど、同軸ツイーターでもなくて人気がなかったから、セールしててA7より安く買えたんだ。

買った当時は団地暮らしをしており、夏なんかドアもあけっぱなしでこれを鳴らしていたんだけど、

うちは団地で一番若い夫婦で(可愛がられて)怒られることなく可愛がってもらっていた。買って良かった」という逸話を伺いました。

なんと!集合住宅の団地で爆音を鳴らしていた姿をイメージして思わず爆笑してしまいました。

実に楽しい気分を味わわせていただきました。
また来たい!

大空間での音圧などは全くかなわないものの、うちで使っているカデンツァも抜けの良い音の膨らみ方が同じ傾向に感じられ、ALTEC 9861のステキさに惚れました。さすがに一人じゃ動かせないスピーカーに手を出すのは難しいですが機会があれば!

ところが全然市場にありません。A7はそこそこ出回っていますが、9861はとても希少なスピーカーでした。

ALTEC 9861

店名の「ボイス・オブ〜」は、ALTEC LANSING A7システムの枕詞「ボイス・オブ・ザ・シアター」からの流れだったのでしょうか。

また、こちらのくまさん、ターンテーブルなど他の機材もしっかり写真付きで紹介されてました。


うちのスピーカー パストラルシンフォニー カデンツァについて

このスピーカーは小型にしてはアタリでした。
特にテレビの音の拡がりの広さと同時に声が歯切れ良く聴こえるので自然にこのスピーカーを選ぶことが多いです。
A7ではありませんが、うちのボイス・オブ・マイ・ルーム スピーカーです。

あ、あんこトーストとにんじん🥕のラペの美味しさを語るの忘れました。

きっと追記します。。。

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