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早すぎるよ〜Walts for Debby

これはビル・エヴァンス先生の名曲Walts for Debbyの緩急の揺らぎと、DENONのDP-1800をD&Mメーカーサポートセンターへ修理に出した感情の起伏の揺らぎについてのお話しです。


先日、DENONの天然大理石レコードプレイヤーDP-1800を手に入れました。


ビル・エヴァンス先生のWalts for Debbyをかけてみると、超絶な指使いがやけに早い。

実際、回転スピードを最低に合わせてもストロボが止まって見えないので、イヤな汗が出ました。

アプリで回転スピードを測ると。
33.1/3より3%以上早い34.41RPMと出ました。

考えても始まらないので、DENONさんの修理センターにお電話。

4月に厚木に移転されたようでした。

重いし大理石は落とすと割れてしまうので、慎重に運びました。

当初3週間後と言われたのにわずか4日で修理完了のご連絡。

劣化したトランジスターを交換したそうです。

明細以外には書かれていませんが、一目で分かるストロボ光が明瞭に光っていたり、アースコードも新しく引き直して頂いたり、他にもいろいろサービスして頂いていました。

念のため回転数をアプリでチェック

33 1/3 -0.43%と素晴らしい値。ストロボもピッタリ合いました。

修理費は2万円いかないぐらい。
2万円ならネットでもう一台買えてしまいます。

購入金額と合わせると市場価格の上限に跳ね上がってしまったため転売するだけだと原価割れの大赤字です。

ただ、もしネットでもう一台買えたとしても満足いく品質が出ているかは分かりません。

そして、自分で使うことを考えたら、今回の修理費以上に大大大の満足を与えていただきました。

何より古い製品を今でもほんの数日で第一線で使える水準に戻してもらえるメーカーのサポートがこんなに簡単に受けられるのは日本にいる大きなメリットだとも言えますね。

さて、帰ってきて、ビル・エヴァンス先生をまた聴いてみました。

緩急の揺らぎは心地よいものの、早い時のスピードは思っていた以上に早い!

今宵は気持ちよく眠れそうです。

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