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大石泉ちゃんのパーフェクト

 この記事では大石泉が抱く欲求について考えて、泉がなにを望んでいるかを探ってみることにします。

 大石泉は他人のサポート役に回ることが多いです。頼りになるお姉ちゃんなのです。恒常SSRの特技がパーフェクトサポートであるという点もそれに沿っています(たぶん)。困っている他者をサポートしたい、他人の役に立ちたいというのが大石泉の欲求(の一部)です。かつてのデレぽでは双葉杏に頼まれて文章を定期的に投稿するBOTを開発したこともありました。

献身的な大石泉

 ほかのコミュ等でも大石泉には仲間と協力する場面が多く見られます。他人を手助けすることが大石泉の幸福の最大化であり、不幸の最小化です。
 別な見方をすると、人間とはサポートを要する生き物である、と泉は思っているということでもあります。泉の特技はプログラミングですが、バグが全く無いスクリプトを記述するのは難しいです。そのためいちいちコードを修正してバグを消していく必要があります。パーフェクトなスクリプトがなかなか無いように、パーフェクトな人間もなかなかいません。そこで自分が他者を助けてパーフェクトに近づけたい、という泉の欲求が刺激されるのです。
 パーフェクトを目指して仲間と一緒にがんばっていこうと望むのが泉の欲求です。 

いい子であろうとする

 違う角度から泉の欲求を見てみます。泉はいい子であろうと思っています。いい子、という言葉だけでは意味が曖昧なのですが、泉なりに優れている子、欠点の少ない子であろうと思っていると解釈できます。言い換えればパーフェクトに近い子とも考えられます。
 泉がどんな子であるかと評価するのは周囲の他人です。その他人に対して泉自身がいい子であると思っていて欲しい、パーフェクトに近いと思って欲しい、という欲求が生じます。
 周囲を意識するのはその周囲(コミュニティ)の役に立ちたいということです。コミュニティの中で「いい子」な自分でありたいというのも泉の欲求です。

 仲間をサポートしたい、周囲の役に立ちたい、という泉の欲求の根底にあるのはコミュニケーションをしたいという気持ちだと思います。それを交換日記というアイテムを通して描いたのがイベント「スバル」です。「スバル」のコミュにおいて、泉はユニットメンバーから多くのことを学びました。

他人を知ることがワクワクすること

 他人を助けたり、コミュニティの中で必要とされたいと思うことには他人とのコミュニケーションが欠かせません。相手がなにを望んでいるか、または相手に対して自分がどんな意見を持つかを知って、考えていくには意思のやりとり、コミュニケーションが不可欠です。

「インプットとアウトプットの繰り返し」とはコミュニケーションのことでは?

 コミュニケーションを重ねていくうちに、泉にとってどんな形がパーフェクトな態度であるのかが固まってくるのだと思います。それが泉の欲求を満たす過程であり、成長していくプロセスなのではないか……と思ったりします。

 まとめると、大石泉は他人をサポートしたいという欲求と、そこから派生したコミュニティの役に立つ子でありたいという欲求を持っていることになります。共通しているのはできるだけパーフェクトを目指してがんばるというところです。仲間・組織のパーフェクト化のためにがんばりたいのです。
 そのがんばりを見たユーザーが自分も泉のように他人をパーフェクトに近づけられたらいいな、と思うことこそが大石泉が本当に望んでいることなのかもしれません。

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