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音楽紹介① シカゴ・ブルース

シカゴ・ブルースとは1950年代、北アメリカに位置するシカゴで誕生した音楽ジャンルである。それまでアメリカ南部で労働者階級が社会の不満や自分達の生活が苦しいことを歌った労働歌がブルース(デルタブルースなど)と変遷していったが、それまでのブルースと大きく違ったところはエレキギターの導入によるバンド編成での演奏である。これらの音楽は後のアメリカのロックンロールやイギリスのブルースロックなどに多大な影響を与えることになる。

聴いた方が身のためだと思うサブスクにあるアルバム3選

Muddy Waters
King Of The Electric Blues

マディ・ウォーターズのエレキサウンドのシカゴ・ブルース全開なベストアルバムの1つ。正直これ聴けばエレキなブルースのかっこよさ分かるだろ!ってくらいだと思うくらい初めて聴くには最高なアルバム。マディ・ウォーターズはシカゴ・ブルースの父と謳われるくらい偉大なミュージシャンで現在20歳の僕が当時高校生の時になんだこれ渋すぎる、、と思わせた1枚。彼の代表曲の1つでもある「Mannish Boy」やライブ版の曲も入っているのでかなり楽しめると思う。

Bo Diddley
Bo Diddley

ボ・ディドリーのデビューアルバム。こちらはどちらかというとロックンロール色が強いアルバムであるが彼のおかげでブルースがロックンロールに生まれ変わるきっかけを与えたミュージシャンの1人であるのは間違いない。こちらも高校生の頃本当にロック脳であった僕にチャック・ベリーやバディ・ホリー、エルヴィスなどの初期のロックンロールとローリング・ストーンズやエリック・クラプトンなど60年代のブルースロックを聴いた上で知れたアルバムで当時痺れた。「Hey! Bo Diddley」などのロックンロール風な曲に対し「I’m A Man」などのブルース色ある曲もあり聴いてて爽快で唸ると思う。

Koko Taylor
Deluxe Edition

シカゴ・ブルースの女王であるココ・テイラーの総集編であるアルバム。彼女の歌い方はとてもパワフルかつ彼女は幼少期からゴスペルを聴いて育っており、ソウルフルで女性の力強さを感じさせてくれる1枚。1曲目の「I’m A Woman」から女性の力強さを感じさせてくれる1枚。彼女の曲を聴いてかっこよくないと思う人はいないだろ、、と勝手に確信してる。

追記
僕がこのような素晴らしい音楽と出会えたことはやはりSNSの力が1番大きかった。今から7、8年前中学生になってから家庭や学校関係で日々鬱憤が沢山あった生活を送ってた中、親の持ってたヒップホップやロック、レゲエなどのCDをたまたまこっそり盗んで聴いて当時親とは上手くいってなかったのでかっこいい音楽を教えて貰ったりは恥ずかしくて聞けなかったし友達も少なかったのでそこからインターネット上でがむしゃらに音楽を聴き漁った。SNSのおかげで沢山の音楽を沢山の人が聴ける機会が僕含め増えたと思う反面、大量消費が加速して音楽をアルバムでじっくり聴くことをしない人達が増えてると感じる。曲のスキップ機能や早送り、プレイリスト機能など便利だし手軽だが、

今1度アルバムをじっくり聴いてみてもいいのではないでしょうかね?もしかしたら若者にブルースのアルバムは少々退屈に感じるのかな?忙しく生きずにブルースでも聴いたらって思う。

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