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ピアノの蓋の上を物置にしてはいけない

久しぶりにピアノに触った。
ピアノの蓋を開ける前に、まずその上に乗っかっているたくさんの本やら
ノートやら筆記具やらを片付けた。
これがいつの間にかかなり溜まっており片付けが大変だった。
ピアノの蓋の上を物置にするからこうなる。弾くのにハードルが高くなり
面倒になる。それではいけないのである。
「KICK BACK」の楽譜の音を辿ってみようとピアノを触ったのだが、
その前に指ならしにとハノンのページを開いた。
ハノンは1から60までの「音型」がある。

1はこれ。ピアノを志す人のほとんどが通る道。しかしだいたい、1のみを繰り返し弾くだけというパターンが多いかもしれない。

最終音型60はこんな風である。規則正しい和音のオンパレード。
楽譜だけ見ていると何やら壮大な感じがする。
単なる指ならしというイメージの強いハノンがかなり奥深いものだということがわかる。
やっぱり1から順番に根気強く練習し、60に辿り着くのが理想的だろう。

「KICK BACK」の楽譜(メロディのみ)を弾こうとしてびっくり。
何だこれ!?何調??全くわからない。#がたくさんあったかと思うと♭のみになったり、また#だけの小節。そしてナチュラルまである。転調に次ぐ転調。
いや~まいった。楽譜を追いかけたというより、実際のメロディだとこの音だなと確認しながらの作業。
米津玄師さんの作曲法は知らないが、彼は楽譜を書くのだろうか。
いや、今は手で書くことはせず、DTMの時代だから思い浮かんだメロディを何か楽器で弾くか自分で歌うかしてすぐにデジタル化してしまうのだろう。
「関ジャム」を見ると最近のミュージシャンの創る音の複雑さにはついていけない感があるが、米津さんの曲は不思議と頭に入ってくる。あまり曲は知らないが、改めて

「・・・天才ッッッ!!!」


と感じてしまう。
・・・というわけで、原曲はまだ細かいところがあやふやでちゃんと歌えない。でもハードルが高いほど歌えるようになりたいという気持ちがメラメラと・・・
ガンバリマス!!(三輪)

そういえば。
毎週日曜日にNHKFMの「ディスカバー・ビートルズⅡ」を聴いているのだが
和田唱さんの回で「ジョージ・ハリスンのハーモニー研究」という内容のものがあった。
ビートルズの曲のハーモニーはジョンとポールだけではなくて、ジョージのハモリがあってあの素晴らしさが生まれる、ということの検証。
その中で和田さんはある音楽アプリを使っていた。
それは、ハーモニーを歌う人別に分けられるというもの。
ジョンの歌うパートはこんな風。
ポールの歌うパートはこのメロディ。
そしてそれにジョージのこのパートが重なると
素晴らしいハーモニーが生まれる・・・ということをいくつかの曲で検証していた。
や、すごいアプリがあるものだ・・と色々調べてみた。もしかすると、色々な曲のハーモニーをメンバーごとうまく分けてくれるものだったら凄い!!自分に使えたら凄いことじゃこれはァァァァァァ!!!と思ったのだが・・・
和田さんがSNSで教えてくれたそのアプリの内容を見てみると
あくまでこれは「プロ(もしくは同等レベル)のミュージシャン用のもの」であり、和田さんがジョン、ポール、ジョージそれぞれのパートを耳で聴き分けて実際に演奏してみる。それを合わせて聴くこともできるしパートごとに分けて聴くこともできるという、とても素人には使いこなせないようなものであった。

でも、でもですよ、もし、曲ごとに歌う人のパートを分けてくれるようなアプリがあったら・・・嬉しいじゃないですか。
クイーンの曲だって、フレディとブライアン、そしてロジャーそれぞれの歌うパートが個別に聴けるということだよね。やだもう、ワクワクすっぞ。
どなたか開発して下さい。お願い。