三浦ベイスターズは本当に若手を起用していないのか~リリーフ編~

皆さんこんにちは、モルヒトです。
前回の記事を読んでくれた皆さんありがとうございます。予想以上に目を通してくれた方がいるようで感謝感激です。
今回は野手編に続いてリリーフについて見ていきたいと思います。

若手の基準は今回も年齢ではなく実績で区切っていきたいと思います。ここでは初めて年間30登板を若手とします。現在のプロ野球で先発30登板を達成する選手はほぼ居ませんし一軍戦力として存在感がでるのもこのくらいかなと思います。
なお助っ人選手は除外し2023年度については9月20日までの数字になりますので基準を25登板にし選出しました。

それではここ3年間で起用された若手リリーフの人数を12球団で比べてみます。

De 4

T 6

C 5

G 10

Ys 2

D 5

Bs 8

M 4

H 7

E 10

L 5

F 9

平均 6.25

ベイスターズは櫻井選手、入江選手、上茶谷選手、石川選手の計4人となり、12球団ではロッテと並び10番目とかなり少ない人数となっています。助っ人選手を含めてもシャッケルフォード選手、ウェンデルケン選手を加えた6人のみとかなり少なそうです。

続いてはベイスターズ内で年毎の比較をしていきたいと思います。
2015~2023年に起用された若手リリーフは

2023 上茶谷 石川

2022 入江

2021 櫻井

2020 伊勢

2019 藤岡 武藤 石田 (国吉)

2018 三嶋

2017 砂田 平田

2016 須田

2015 山崎 田中

このようになっております。
厳密には国吉選手は2014年に49登板していますがその後2015~2018年では30登板を下回っているため記載させて頂きました。
2019年は補強が薄かった影響もあるのか4人と多くなってますが基本的には1~2人で長年起用人数が少ないことが分かります。

ではリリーフ起用に関しては全く変化はないのでしょうか?
選手別に見ていくと多少の変化が見られるように思えます。2019年までは先発として一軍でそれなりに投げたことのある投手がリリーフ転向しいきなり50,60試合登板するパターンが多めでしたが2020年からは伊勢選手、櫻井選手、石川選手のように1からリリーフとして育成し徐々に登板数を増やしていくパターンが増えてきたように思えます。おそらく先発の頭数が増えたことでリリーフとして育成する余裕が球団に生まれてきたのかなと思います。

結論
・リリーフに関しては若手起用は他球団に比べかなり少なく、一軍に定着もイマイチできていない。
・2020年からリリーフ専門選手の育成が増えてきたが結果がでているとは言い難い。

三浦ベイスターズは一軍レベルでのリリーフ育成は苦戦していますが二軍レベルだとかなり順調だと思います。今年は宮城選手、中川選手が後半から出てきましたし二軍ではまだ徳山選手、橋本選手、池谷選手などが控えています。積極的に起用してリリーフの代謝を良くできればもっと安定してペナントレースを戦い抜くことができるかもしれませんね。

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