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Day 1

初めて日本での写真が記事に登場。留学のマガジンと一緒にしていくか迷ったが、後から見返すことも考えてマガジンを分けることにする。休学日記として今後はお届けいたします。

1年ぶりの関西

半年間のアメリカ生活が終わり、最初に降り立ったのは大阪。特別な理由があるわけではなく、航空券の値段と出発時間の都合で関西国際空港になっただけだ。朝の6時に無事着陸。夜行で東京に戻るまでどのように時間を使うかに加え、渡米前に日本の携帯会社は解約したのでWifi難民であるという問題を抱えた22歳男性はどのようにこの日を過ごすのか。最初から羽田着にしとけば良かった大半の人は思うだろうが出費を抑えたかったので致し方ない。これもこれで楽しい1日になるかもしれないではないか。

2つに分けていた預け荷物を1つにまとめるなど作業しているとすっかり時間が経ってしまった。空港のWifi環境下で梅田の下調べ。空港よりも安く数百円でシャワーが浴びれるところがいくつかあるようなのでそこを目指すことにした。空港から出ると久しぶりに湿度を纏ったじりじりする暑さが待っていた。この空気はやはり好きじゃない、というかカリフォルニアの気候は最高だったことがよく分かった。たくさんの日本人が歩いてることにも違和感があったが満員電車に揺られる頃には自分もすっかり風景の一部となっていた。

去年は半年間(基礎配属で)大阪大学で過ごしていた。その時期に知り合いが何人かできたので、この日の夜はそこで知り合った方々とご飯を食べることになっていた。フラフラと生活拠点を移すことが多いことのメリットの1つはこの辺りであろうか。どこに行ってもそこそこには楽しめる精神も生まれたので1つの所に留まらないのも悪くない。それはさて起き、大阪の街中は2025年の万博に向けたものがたくさん見られるようになっていた。招致の賛否両論はあるだろうが決まったからには5年後に向けて準備を整えるしかないでしょう。自分がどのように関わることができるか。せっかくのチャンスでもあるので岡本太郎と太陽の塔を意識しながらデジタルな世界での展開を考えたいと思う。祭は楽しむに限る。

Wifi難民

この日の私はwifi難民。大阪市や駅で繋がるパブリックなものを使いつつ駒を進めていく。空港での計画では梅田駅に着いてからシャワーを浴びに行く予定だったが大荷物との移動が面倒になったので却下。カラオケ屋に1日いる方が楽に思えたので開店までコンビニ前で暇を潰す。コンビニというのはどこもfree wifiが完備されていて、しかも接続が格段に良い。特にセブンとファミマにお世話になった。ありがとうございました。(飲食料も少し購入したの使用を許してくだされ。)良識の範囲で使用するならオススメかと。セキュリティーに問題など考えたら自分の電波あるに越したことはないですが、海外から来て接続に困って人は助かるのではないだろうか。

Karaoke

11時頃になると梅田駅周辺のカラオケはサービスを開始。19時までフリーで1000円ほどのビッグエコーへ。ドリンクは飲み放題、席もベッド代わりに使えるので状況的にベターな選択だった。安いと思っていた漫喫が2000円以上するのは調べていて知ることとなった。カラオケの方がより一般的に使用頻度が高いため儲かっているのだろうか。カラオケといえば海外でもKaraokeはあるが、まだ行ったことはない。アメリカでもあるみたいだが街で見かけることはなかったな。ホームパーティー時のレンタルや施設の整ったマンションの共有スペースで利用するのだろうか。街で見かけたのはインドネシアだけかもしれない。漫喫に関しては海外での存在は聞いたことがないが、似たようなサービスは既に展開されているかもしれない。Mankitsuがいつか海外にあっても良さそうである。英語になった日本語というのは自分の国の文化を考える際の着眼点として面白いと思うので、いつかカラオケに着いても詳しく調べてみようと思った。そんなことを考えながら数曲歌い、あとはサーフィンと睡眠であっという間に終了コールが鳴った。

WAKAZO

今晩はWAKAZOという学生団体の方々とご飯を食べた。久しぶりの居酒屋さん。駅の近くでリーズナブルにお刺身や焼き鳥を楽しめる日本は幸せな国である。日本の食文化は個人的にはアメリカよりも何倍も素晴らしいと消費者目線で感じた。最初はアメリカの留学の話にどうしても持っていかれるが、これから何度もする会話内容の練習の場としてはリラックスした雰囲気で非常によかったと思う。団体の活動の話に触れつつ、学問的な興味の話の先っちょくらいまでは到達できたので帰国後の一発目として楽しむことができた。惜しいとすれば太陽の塔と万博の意味・役割的な部分を深く話すことができたらと思うが、それには学部と世代的に異なる背景のメンバーをセッティングする必要性があったのだろう。時間も2時間ほどで夜行に向かわなければならなかったが、幅広く勉強や活動を行なっている方々とお話できるのは刺激的で至福の時間であった。

最後に夜行バスまで来て話に来てくれた先輩も病理とAIといった流行りの領域で奮闘しているようで自分も成長しなければと感じた。バスに揺られながら、日本で具体的にどのようなアジェンダを組んでいこうか考えるのだった。




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