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beatmania IIDX 大会 第5回 べあー杯 振り返り & 収支公開

1. はじめに

昨年 2022年12月3、4日、神奈川レジャーランド厚木店にて第5回レジャーランドべあー杯(チーム戦・個人戦)が2日間に分けて開催しました。

第5回 べあー杯を開催してから約1.5ヵ月が経過し、支援のお礼品の対応も概ね完了したため、第5回 べあー杯の区切りとして記事を書くことにしました。

今回の記事では「第5回 べあー杯開催まで何をしたのか」「第5回 べあー杯 収支公開」「今後どんな大会をやっていきたいか」等について書いていきたいと思います。

大会を開催するまでに何をやってきたのかがメインになるので、自分語りが多めになっていますが、ご了承ください。

また、他スタッフのnoteもこちらに記載致しますので、大会の運営スタッフが何をやっていたか興味がある方は是非ご覧ください!


■第5回べあー杯 アーカイブ

・DAY1 チーム戦


・DAY2 個人戦



2. 第5回 べあー杯開催を決めたタイミング


第4回 べあー杯を2022年8月27日(土)・28日(日)に終えた時点で「べあー杯 楽しかったし、もう1回べあー杯を年内に実施したいなぁ」と考えていました。

ただこの時点では、『BEMANI PRO LEAGUE -SEASON 2-』のアドバイザー活動が最優先なので、セミファイナルの試合が終わる頃まではアドバイザーの活動に集中していました。

試合が進む中でチームレジャーランドはファイナルに進出となり、自分はファイナルに向けた準備をしつつ、多少時間に余裕ができたため、ファイナルを終えた後のことを考えていました。

ファイナル終了後の10月後半~11月はチームイベントがかなり行われるが、12月は各チームのイベントが落ち着いていそうなので、個人的にbeatmania IIDX関連の店舗イベントが毎月あると楽しいなぁと思ってたこともあり、年内最後の大会として「第5回 べあー杯」をやるのに12月が適していると判断しました。

又、年内最後の「べあー杯」ということで、「集大成となる大会にしたい」と思い2 Days開催とし、諸所のスケジュールの都合で2022年12月3、4日の開催に決まりました。


3. 第5回 べあー杯~開催まで~


開催日が決まった後は、自分が第5回 べあー杯でやりたいことを整理し、後は時間がかかる内容から関係者への調整を進め、大会準備を進めていきました。

個人的な想いとして、回を重ねる毎に何かしら進化(新たな試み)をしたいと思っており、以下が第5回 べあー杯でやりたいと思っていたことです。

やれなかったことは次回以降にやれば良いと思ってたのですが、最終的に関係者のご協力のおかげで、やりたいと思っていたことはほとんど実現することができました。改めて関係者の皆様、ありがとうございました!


<第5回 べあー杯でやりたいこと>
・第1回から続けているチーム戦は、Day1に絶対にやる。Day2は「個人戦」 or 「ARENA形式の2 on 2」をやりたい。

・第4回 べあー杯では個人戦にゲストDJを呼んだが、今回は2日間とも呼びたい

・エンディングに流せるようなテーマソングを作りたい

・べあー杯のイラストを新しく書き下ろして、ポスターを作りたい

・参加した選手達がべあー杯で出て良かった、後から振り返っても良い思い出になって欲しいため、「オープニング動画 or エンディング動画を作りたい」

・出場選手の印象付け、アピールに繋がるようにするためにアイコンを使用したい。又、「出場する選手が分かる対戦画面」のデザインを作りたい

・「配信レイアウト」について、デザイン面を更に良くしたい。又、会場の様子が伝わるように映像を沢山入れたい

第5回 べあー杯の告知は2022年10月7日に実施しましたが、大会開催まで約二ヵ月前の時点で上記のやりたいことに関して依頼は概ね完了していました。

動画については依頼予定だった方の都合がつかなくなったため、ダメ元でスタッフ募集の要望で「動画できる方」と書いたのですが、「X-JIN」さんから
応募頂き、実現することができました。

又、べあー杯は規模が大きくなっていることもあり、大会当日に手伝ってくれる人をメインにスタッフ募集をしたのですが、告知をしてから2日間でスタッフ募集が6名にして頂き、早々に〆切としました。

1日だけでも手伝ってくれるだけでも良いから、少しでも応募が来てくれたらいいなぁと思っていたので、驚くと共に本当にありがたかったです。

スタッフには当日の対応をメインにお願いしつつ、色々と事前準備を手伝って頂けたおかげで、自分が別の部分に時間をかけることができました。

以下が事前準備の大まかな内容です。

■べあー担当内容

・イラスト、デザイン、動画、テーマソング、ゲストDJ、解説とのスケジュール調整、打ち合わせ等
・特典シールの製作(貰ったイラストやデザイン素材を使用して調整)
・支援者様へのDM対応
・大会当日に使用する資料の作成
・支援のお礼製作


■スタッフ担当内容

・チーム戦、個人戦参加者が決定してからの各参加者とのDMの応対
・参加者の各情報(プレイサイド、意気込み等)のリスト化
・参加者から送っていただいたクプロ、ノーツレーダーのトリミング
・参加証作成
・スコア集計シートの作成
・オープニング動画、対戦演出動画作成


3.1 第5回 べあー杯で悩んだ部分


第5回 べあー杯で一番悩んだのは、「参加費」と「観客席を有償にするかどうか」でした。

個人主催の大会なので赤字になることは覚悟して開催していますが、第4回 べあー杯の収支報告に書いた通り、「第4回 べあー杯は9万円の赤字(レジャーランドさんからピステの協賛がなければ18万円の赤字)」でした。

べあー杯は支援者のおかげで色々なことに取り組めていますが、「支援様に頼り切っている状況、赤字については少しでも改善していくべき」と考え、参加選手があっての大会なので参加費の値上げについてはかなり悩みましたが、最終的に選手の参加費を3000円、観客席を2000円としました。

決して安い金額ではないので、現地に来た人にとって楽しい・思い出に残る大会にしたいという想いから、選手・観客の方には「ゲストDJと交流する権利」をつけることにしました。

参加選手、観客に来られた方々にどこまで満足して頂けたか分かりませんが、大会当日はIIDXの大会をメインに見に来た人だけでなく、DJとの交流やライブをメイン目的で来た人もいて、色々な方々が楽しめる場所になっているように感じています。

3.2 イラストポスター キャラデザインの話


第2回 べあー杯でイラストをSYU Xさんに書き下ろして貰い、第3回・第4回は背景色を変えることで乗り切っていましたが、第5回 べあー杯では絶対にイラストの書き下ろし&ポスターを作りたいと思っていました。

SYU Xさんには第2回 べあー杯でメインイラスト、第3回以降では支援者へのお礼用のイラストを書いて貰っていることもあり、第5回 べあー杯でもSYU Xさんに頼むことは即決でした。

9月の時点でSYU Xさんにポスターを作りたいことを伝えて、「構図のざっくりしたイメージ」・「ターンテーブルを持たせたい」・「べあー(熊耳)着いたパーカー着せたい」という、めちゃくちゃアバウトなオーダーをしました。

貰ったラフ画像を公開します。

可愛い
べあーロゴ Tシャツも かわいい


GOD


ラフでこのクオリティー?といつも思うのですが、自分が好きな色が、黄色・オレンジピンクなのでアウターの色だけ変更して貰うことにしました。

SYU Xさんからいくつかのカラー案を頂き、最終的に以下の通り完成しました!


3.3 デザイン周りの話


第4回 べあー杯のテーマソング「Don't Stop」のジャケットイラストについて、ヒトマスモドルさんに協力頂いていたこともあり、第5回 べあー杯についても、引き続きご協力頂きました!

依頼内容は以下の通りで、デザイン面の強化をしたことで「べあー杯」のオリジナリティーが出たと思っているので、実施して良かったと思っています。

1:ポスターのデザイン


2:第5回 べあー杯 テーマソング「On My Way」ジャケット

第4回 べあー杯「Don't Stop」と同じテイストに仕上げて貰いました。


3.出場する選手が分かる対戦画面のデザイン

特にやりたかった部分なので、実現できて良かった


4:配信レイアウト、素材類


3.4 テーマソング、GUEST DJの話


「エンディングに流せるようなエモい、テーマソングを作りたい」というのは第5回 べあー杯を決めた時点で決めていて、誰に頼むか考えた時にすぐに思いついたのはHommarjuさんでした。

理由としては、2016年に発売されたEDP presents ravemania というアルバムに収録されているHommarjuさんの楽曲「Thank you」が大好きで、エモい楽曲を任せるならHommarjuさんしかいないと思ったためです。

EDP presents ravemania

 ■「Thank you」は以下で聞けます


2016年当時、新製品の開発業務でかなりキツイ時期があったのですが、Hommarjuさんの「Thank you」を毎朝 通勤時に聞いて頑張る気力を貰っていました。 (そんなこともあり、当日のDJ LIVEでHommarjuさんが最後に「Thank you」をかけてくれて本当に嬉しく目頭が熱くなってました。)

自分にとって大切な楽曲を作ってくれたHommarjuさんに、テーマソングやDJ 出演を快諾頂けた時は本当に嬉しかったです。

「エンディングに流せるようなエモいテーマソングを作りたい」というオーダーに対して、最高の楽曲「On My Way」を制作して頂けました。


又、GUEST DJについてですが、第4回 べあー杯からそうですがシンプルに自分がDJを見たい人に来て頂いています。

アドバイザーになってから自分のことを知った人は知らないと思いますが、
beatmania IIDXに楽曲提供しているアーティストのCDを買いに即売会に行ったり、HARDCORE TANO*Cが大好きで2014年頃からTANO*C TOURにはほぼ毎年行っているので、推しのアーティストがかなりいます。

DJ Norikenさんもその中の一人で、2010年に発売されたHARDCORE SYNDROME 4の「Lucent」でDJ Norikenさんのことを知り、その後 beatmania IIDXにDJ Norikenさんの楽曲が収録された時は凄い嬉しかったのを覚えています。

自分の主催するイベントに「Hommarjuさん」「DJ Norikenさん」に出演して頂けたことは本当に嬉しく、当日は自分もDJタイムを純粋に楽しんでました。


4. 第5回 べあー杯 当日について


この記事では、べあー杯の運営周りの内容を書いていきます。

大会の試合に関する内容については運営スタッフのT2-Kさんが記事で纏めてくださっているので、そちらをご覧ください!

<チーム戦>


<個人戦>


べあー杯当日、べあー担当内容は以下の通りです。

・司会進行
・配信画面のレイアウト更新の指示対応 
・配信資料の対応
 (チーム戦 準決勝・決勝の対戦表などの資料を休憩時間で対応)

・タイムスケジュール管理
(イベントの進行状態を見て、休憩時間などの時間を調整)

上記以外の内容については運営スタッフに任せており、配信画面には写っていませんが運営スタッフは大会中 慌ただしく動いています。運営スタッフがいるおかげで大会ができているので心の底から感謝するばかりです。


べあー杯が開催前日まで「参加費を値上げしていたり、支援の募集や、観客席を有償として大会を実施していることもあり、楽しんで貰える大会にできるのか?」とプレッシャーに感じていたり、「BPL BATTLEモードやARENAモードがない中で大会運営がきちんとできるのか?」といった不安もありましたが、参加選手や観客席にお越しにきた方々とって楽しんで貰える大会になったと思っています。

Day1 チーム戦
Day2 個人戦


一方で、大会運営をする上で課題点も多数ありました。反省点・課題点は大会終了後に運営スタッフで意見出しをしており、第5回べあー杯で見つけた課題点については次回以降で改善していきたいと考えています。

5. 今後やりたいこと


今後も「プロ選手を目指している方々にアピールできる場所を用意したい」「多くの人に大会を経験して貰いたい」「参加者・視聴者が楽しめる大会を継続的に開催することで、beatmania IIDXの盛り上げに繋げたい」という気持ちを忘れずに、参加選手やべあー杯を見てくれる方々が楽しんで貰えるイベントを開催していければ良いなぁと思ってます。今後やりたいと思っていることを書いていきます。

<第6回以降のべあー杯でやりたいこと~試合形式編~>


■ドラフト制のチーム戦
「第1回 べあー杯では当日の会場でドラフト会議を行って、チームを編成」、「第2回 べあー杯~第5回 べあー杯では、好きな友人とチームを組んで応募する形式」をとっていました。

第1回みたいに当日の会場でチームを決めるのは時間や対策が膨大になるので、大会前に「参加者からチームリーダーを決定➡ドラフト会議でチームを決める」形で一度やってみたい気持ちがあります。(好きな友人とチームを組んで応募する形式を今後無くすわけではありません)


■ 2 on 2 ARENAバトル
色々な形式の大会をべあー杯でやれたらいいなぁと思ってあり、第5回 べあー杯で 2 on 2 ARENAバトルをやることを考えていました。

最終的に開催日の頃にはARENAモードがない可能性が高いと判断し断念しましたが、「れじゃぱに」で2 on 2 ARENAバトルを実際にやってみて楽しかったので、この形式での大会もいつかやりたいと思っています。


<今後やりたいこと~試合以外~>

自分がやりたいと思ったことは大体 第5回 べあー杯で実現することができました。これもべあー杯の活動を応援している方々のおかげなので、本当にありがとうございます。以下はいつかやりたいなぁと思ってるシリーズです。


・海外プレイヤーをゲストで呼ぶ
かなりハードルが高いが、いつかやってみたい


・ホームページ作成
第3回べあー杯が終わったくらいから、これまでの「べあー杯」の参加選手、試合結果を纏めたホームページ作りたいなぁと思いつつ、手が回らずにできていないので、今年チャレンジしてみたい。詳しい方がいたら教えてください。

・切り抜き動画作成
べあー杯は熱い試合が多くて、切り抜き動画で纏めたいと思いつつ手が回っていない



6. 第5回 べあー杯支援のお礼&収支報告


第5回 べあー杯は以下を目的に支援を募集しました。

優先度1:「運営スタッフへ、ホテル代の補助をしたい」
優先度2: 「べあー杯の運営資金を集めたい」
優先度3:「遠方参加者への交通費補助をしたい」

最終的に44名様 総額 ¥291,773円のご支援を頂き、スタッフホテル代の補助や、運営資金に回すことができました。

支援者様とのメールは全て私の方で行いましたが、「べあー杯」「beatmania IIDXを盛り上げる活動」を応援したい想いが伝わって、暖かい気持ちになりました。

個人主催の大会で、約29万円もの支援が集まるのは本当に凄いことだと思っていますし、ご支援・応援にお応えできるよう、大会運営を精一杯 頑張りました。

改めて、第5回 べあー杯に支援を頂いた方々に感謝申し上げます!!

44名の支援者様については、エンディング動画に掲載しています。



次に収支について書いていきます。


<支援金収支>
58,748円


■収入
総額 ¥610,773円(支援金 291,773円+参加費 122,000円 + 観客席 197,000円)


◎支援金:291,773円

<内訳>
支援A(1000円コース):7,000円(3名)
支援B(3000円コース):33,000円(11名)
支援C(5000円コース):80,000円(16名)
支援D(1万円コース):137,573円(12名)
支援E(2000円コース):34,200円(3名)

支援A〜Dの合計が44名になりませんが、複数購入している方もおり、人数としては44名となります。

◎参加費:122,000円
3000円×42名で126,000円となる所ですが、直前の参加選手変更に伴う対応で少し金額が変わっています

◎観客席:19,7000円
<内訳>
DAY1 27名:54,000円
DAY2 40名:80,000円
DAY1&DAY2通しチケット16名 :56,000円
追加BOOST 7000円:7,000円



■支出
総額 ¥552,025円

◎諸経費(楽曲製作費用、DJ・解説出演料、運営スタッフホテル費用、デザイン・イラスト・動画製作費、布ポスター・ネックストラップ等の備品やDJ機材の送料など):405,100円

◎筐体使用料:26,000円

◎支援B~支援D お礼+参加特典(アクリルキーホルダー、アクリルスタンド、シール費用):76,496円

◎BOOTH販売手数料:26,559円

◎参加選手・解説者等への交通費補助(支援E):1500円
前回のべあー杯が赤字だったこともあり、第5回 べあー杯では個人宛ての交通費補助の要望は1500円のみでした。今後もゲストとして選手を呼ぶ場合は交通費補助を出したいですし、個人宛の補助要望があれば対応していきます。

◎支援のお礼等 郵送費(梱包費等含む):16,370円


第5回べあー杯についても自分のやりたいことを詰め込んだこともあり、計画時点で赤字を覚悟していましたが、想定以上の支援・観客席の購入があり、第5回 べあー杯は最終的に58,748円の黒字となりました。

べあー杯で利益を出したいわけではないですし、余剰金については第4回 べあー杯 赤字の補填とすることはせずに、次回の運営費用に回します

7. 最後に


最後まで記事を読んで頂きありがとうございました。
この記事では、第5回 べあー杯の収支報告を書きました!

今日からちょうど1年前の2022年1月22日に第1回 べあー杯を開催しましたが、ここまで規模の大きい大会になるとは思っていませんでした。

大会を開催するのは多くの方々のご協力が必要であったり費用もかかるのですが、自分自身がべあー杯を楽しくやれていることも大きいですが、参加者の喜んでいる姿や、現地にお越しの方々や、配信の視聴者に楽しんで貰えていることが大きいです。

又、べあー杯は参加者・運営スタッフは勿論ですが、支援者様や活動を応援している方々のおかげで成立している部分が大きいです。

繰り返しになりますが、第5回 べあー杯に支援を頂いた方々・会場にお越しになった方々に感謝申し上げます!!

べあー杯は「プロ選手を目指している方々にアピールできる場所を用意したい」「多くの人に大会を経験して貰いたい」「参加者・視聴者が楽しめる大会を継続的に開催することで、beatmania IIDXの盛り上げに繋げたい」という想いを持って開催催してきているので、今年もべあー杯を行っていきたいと思っています。

ただ、現時点で第6回 べあー杯のことは何も決まっていないですし、昨年ほどの頻度で大会開催は間違いなくできないので、ご承知おきください。

最後になりますが、べあー杯を開催できているのは「beatmania IIDXを盛り上げたい」という私の想いに賛同頂き、全面的にバックアップして頂いているレジャーランドさんのおかげでもあります。

個人的な気持ちになりますが、最寄りのレジャーランドさんの店舗をご利用頂けたら嬉しく思います。


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