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稲盛和夫「大胆さと細心さをあわせ持つことで初めて完全な仕事ができます」

先日、僕はこんなツイートをしました。

元も子も無いですね。。。「何が言いたいんだ」と思われるかもしれません。

このあたりの話を、自分でまとめておきたかったので書いていきます。



人は、極端な主張が大好き

人は、極端で断定的な(決めつけるような)主張が好きです。そういうツイートやブログ、本ばかりが話題になり、売れていきます。

しかし、実際には常に物事には両面があるし、「結局、両方とも大事だしケースバイケースだよな」と思うことが多いです。そして、それが真実です。真実はいつもつまらない。真実は、ものすごく普通です。

つまり、どちらか一方に極端に偏るべきケースはそんなに無い。


ここで、名経営者である稲盛和夫さんの言葉を引用する。

大胆さと細心さは相矛盾するものですが、この両極端をあわせもつことによって初めて完全な仕事ができます。
この両極端をあわせもつということは、「中庸」をいうのではありません。ちょうど綾を織りなしている糸のような状態を言います。縦糸が大胆さなら横糸は細心さというように、相反するものが交互に出てきます。
大胆さによって仕事をダイナミックに進めることができると同時に、細心さによって失敗を防ぐことができるのです。
大胆さと細心さを最初からあわせもつのは難しいことですが、仕事を通じていろいろな場面で常に心がけることによって、この両極端を兼ね備えることができるようになるのです。

引用元👇


つまり、「大胆に攻めて、細心の注意を払って守るべし」的な話だ。どちらも大事だよね、と。


「大胆にいこうぜ!ブチ抜けようぜ!ガンガンいこうぜ!」

だけでは、上手くいかないのです。


ゲーム「ドラゴンクエスト」をやったことがある人は、これ、知ってますよね。

さくせん

https://imyossii.com/posts/1226 より)


ドラゴンクエスト(ドラクエ)では、「ガンガンいこうぜ」や「いのちだいじに」と自分のモンスターに命令します。モンスターはその基本方針に従って、各々の技を繰り出していきます。


ドラクエを少しでもやったことがある人は分かるでしょう。

「ガンガンいこうぜ」だけでは負けるし、

「いのちだいじに」だけでは一向に勝てない。


今日、言いたかったのは、そんなところです。

ドラクエのように、ベストなタイミングでベストな戦略を使いましょう。

守るべき時と、攻めるべき時を見極めましょう。臨機応変に考えるべきなので、朝令暮改も上等です。


最後に、稲森和夫さんの本をオススメしておきます。

稲森和夫「働き方」
稲森和夫「生き方」