ネオ・シャーマニズムの体系

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・ネオシャーマニズムの体系

 『魂の螺旋ダンス』初版執筆の時点では、私は濱田秀樹が北米から持ち帰ったネオシャーマニズムのプログラムについて初心者であった。

 そのため、入門の時点で、太鼓の音とともにアンダーワールドへ旅して、自分自身のスピリットが野生動物の姿を借りて現れたパワーアニマルと出会うことが、ネオシャーマニズムの要であるとさえ、誤解してきた。

 しかし、その後2020年に至るまでの間に私は濱田秀樹のネオシャーマニズムのワークショップを何度もコーディネイトして、初めての人に紹介することなどを繰り返した。

 その際、濱田は私に「まだ経験していないこの先のプログラムを経験してください」と促した。

 幸運だったことのひとつは、どのジャーニーにおいても導きの太鼓の音は同じリズムであることである。
 そのため、それぞれの参加者の旅のガイダンスを別々に行ったあと、参加者はそれぞれのプログラムの段階に沿ったジャーニーに、同時に各々旅立つことができたい。

 このようにして私は様々なシャーマニックジャーニーを経験した。アッパーワールドではティーチャーに出会たり、地水火風の4つのエレメントになることを経験したり、アンダーワールド、ミドルワールド、アッパーワールドに至る巨大な世界樹として枝を広げることもした。

 イーグルトライブでは、このようなプログラムを24回の講座として、そのすべてをマスターした者には、新たなるシャーマンとしての資格を授与することをしている。

 私は非正規であり、資格も目指していないのだが、それらのプログラムのうち、三分の二ほどは経験したと言えるであろう。

 中でも私自身にとって圧巻であったのは、「死と再生のワーク」と呼ばれる次のようなジャーニーであった。以下これについては少し詳しく報告したい。

ガイダンス
アンダーワールドへ行き、最も嫌な方法で自分自身を解体してください。
そのあと、最も理想的な方法で自分自身を再統合、再生してください。

 「スピリットの力によって最も嫌な方法で自分をバラバラにしてください」という説明を僕にするとき、濱田は一度、言葉を切って他の参加者に「これはかなり進んだコースをやっています」と断わりを入れた。

 通常、自分を刃物などで切り刻まれるなどのシーンを連想しがちな「それ」を、イメージのジャーニーの中でとはいえ、やれということは、言葉を聞くだけでも、ちょっとショッキングな要素があるのはわかる。

 しかし、逆に僕はこう質問した。

 「自己解体は基本的には僕にとって快感である。嫌な方法というのがあるか、どうか」

 「今までのジャーニーでのあなたの経験から、それがむしろ快感である可能性はありますね。他のをしますか?」

 「あまりにも痛みを伴うとか、ゆっくりであるとか、嫌な方法というのはあるかもしれないので、やってみます」

 ジャーニーが始まると


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