任天堂 シンプル!

最近、7歳の娘に料理を教えています。
味噌の出しは自分が取って、上乗せする味噌を入れるというのを覚えてきました。

その時大事なのが、「料理は引き算できない」ということです。

味噌を足し過ぎたら、出汁をまた取らなきゃいけないし、
その出汁を入れたら、みそ汁がどんどん増えていく(笑)

常にちょいたししていくのがベストですね。

さて今日は昨日のゲーム会社からスタートした
ソニー ゲーム!|北村 悠 (note.com)
ゲーム業界を除いていきます。

王道から任天堂を行ってみましょう!

2022/12月の第3四半期の報告書ですが、めっちゃシンプルで15ページしかありません。
これはブログが早く片付いてありがたい(笑)


はいでは、資産合計です。

資産規模2兆円

今期は+1千2百億円
うち、
流動資産が+1千1百億円
固定資産が+   1百億円

という感じです。

流動は、
現預金・売上債権が増えて、
有価証券がちょっと減ってますね。

なんか会計科目もめっちゃシンプルですね(笑)

固定は、
有形がちょっと増えて、
投資有価証券が減っています。

ところで、

流動資産の有価証券と、
固定資産の投資有価証券の違いってなんでしょうか??

この辺は結構任意ですが、
そもそも流動資産に存在している時点で、「すぐカネになる」っていう側面が強いです。

対して、固定に居る方は、字の通り固定されていて、「そうすぐにはカネにならない」って感じです。売りにくい有価証券って感じです。

子会社・関連会社の株なんかは売りにくいですよね。
あと、満期保有目的債券っていうのも投資有価証券の方に入ります。

でもマネーゲームで持っている株はスマホで秒速で売れたりします。
そんな違いで、目的別に分けられていたりします。

で、

任天堂の場合は、有価証券も投資有価証券も減らしています。
例によって、2022/12月というのは株価も下落していたシーズンでしたので、評価損とかも可能性あるのかな??

と、見ておきます。

で、負債と資本!


こっちもシンプル(笑)

負債合計は+2百億円
流動も固定もどちらも横ばいって感じで、しかもシンプルすぎてあまりツッコミどころがない。。

純資産合計は、+1千億円。
このくらい動いてくれるとありがたい。

利益剰余金が+1千億円。

高利益を積み上げていますね!

これにより自己資本比率は

77% ⇒ 78%

うん、いいですね!

ちなみにですが。

無借金企業の決算書ってシンプルでわかりやすい傾向があります。

私のクライアント様もそのようにしたことで、シンプルになっていて、

で、面白いのが、

シンプルにすると財政状態がどんどん改善されていきます!

逆に不透明な要素が多いほど、なんかいろんなことが絡み合い過ぎて改善することが難しくなってしまいます。

冒頭の味噌汁の話も、足すのは簡単ですが、引くのは難しい話でした。

同じように、
中小企業経営も引き算するのはとても難しい。

儲かっている時ほど「足さない」というのが結構大事な気がします。



さて今回の任天堂は、CF計算書もなかったのでここまでです。

報告書には星野カービィとかスプラトゥーンとかってワードが出てきていて、
なんだか楽しそうです♪

明日も楽しくいきましょう♬




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