東京エレクトロン 在庫!
日々日経新聞を開くと「半導体」というワードをよく目にしますね。
何度も取り上げていますが、
半導体は、今非常に重要な地位を得ています。
そこで今日は半導体メーカーを見ていきます。
とりあえず、
今朝の日経で時価総額ランキングを大幅に上げたと書かれていた東京エレクトロンを見ていきます。
ところで、
そもそも時価総額とはなんでしょうか?
時価総額ランキングとかいいますが、何の順番ですかね??
それは、
時価総額とは、株価×発行済株式総数 です。
これを東京エレクトロンは21位から11位まで上げたというニュースでした。
理由は、生成AIの急速な普及で世界的に半導体関連株にお金が回っているとのことです。
この急速な変化にどう対応してきたか??
ってのが貸借対照表を見ることで、見えてくると面白いけど。
果たしてどうなるか??
2022年12月の第3四半期報告書を見ていきます。
資産を+2千億円と増やしています。
うち、
流動が+2000億円
固定が+10億円
流動を増やしているんですね。
半導体需要に対する固定資産への投資ってのはいらなかったのかなぁ。
流動資産のうち、増えた項目は主に
カネと在庫ですね。
そういえば、日立とかパナソニックとかあの辺りの電機メーカーも在庫増やしていましたね。
半導体不足に向けてという理由で。
半導体メーカーも当然ながらに同じ流れを汲んでいるのがわかります。
では、
カネと在庫を増やしたのは、
どこからお金を引っ張ってきたのか??
負債と純資産を見ていきます。
負債は、+1,000億円。
純資産は+900億円。
負債は、前受金が+1,700億円増えています。
前受金というのは、呼んで字の通り、前にもらったお金です。
まだ納品してないのに先振り込まれた、みたいなやつですね。
預金/前受金 という会計仕訳をするので、
まだ、売上が立っていないものです。
負債は借入がなく、無借金ですね。
そして利益剰余金が1兆2,000億円あるので、利益で積み増して、お金を投じて成長してきた会社であることがわかります。
ノンレバレッジ!ですね。
当期の利益剰余金が1,000千億円増えているので、
先にもらった+1,700億円と、利益1,000億円で
預金を1,000億円増やし、
在庫を1,六百億円増やしています。
半導体業界のことはさっぱりわかりませんが、そんな構造が見えてきます。
在庫力が必要な時代なのでしょう!
明日は無謀ながらに報告書を読んでみます。
あぁ無謀。
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