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アイルトン・セナと本田宗一郎の友情~それはB型とA型の美しい物語

3月26日、2021年F1グランプリが開幕されるとのことです。昨年はコロナ禍のため中止になるレースもあったのですが、優勝したのはメルセデスチーム、圧勝の7連覇でした。そして史上初の黒人系レーサーとして活躍し続けているルイス・ハミルトンは、コロナ感染にも負けず優勝記録を更新しました。

ふつう、外国の人たちの血液型を知るのは難しいのですが、レーサーは万一事故になった時のため、ヘルメットに血液型を記しているので、情報が入手しやすいのです。ルイス・ハミルトンはA型です。メカ好き、車好きにはA型が多いので、レーサーに憧れるA型さんは多いはず。

現在のレース界、レースクイーンがもてはやされるような、以前の華やかさは無くなりましたが、限界に挑戦する男たちの戦いは、今も続いているんですね。しかし『F1』というと、やはり思い出してしまうのは、「世界一速い男」と呼ばれたあの人です。今回は、ルイス・ハミルトンも憧れていたという、アイルトン・セナの物語りについて触れたいと思います。

時は1990年頃、F1レースの全盛時代でもありました。世界の名だたる自動車メーカーが自社のエンジンを競い合い、バブル期の日本企業もそれに参戦し、堂々と世界制覇を成し遂げておりました。そして、その最も偉大な立役者となったのは、アイルトン・セナでした。彼の血液型はB型です。

ブラジルが生んだ英雄、アイルトン・セナ。「世界一速い男」。しかし彼は、1994年の5月、サンマリノで開催されたレース走行中に、コースを外れて激突死。34歳の若さでした。ファンのひとりとしてセナの生き方をずっと見守っていた私は、彼の栄光と哀しみを思いながら、いつまでも涙が溢れて止まらなかったのを覚えています。

セナは、血液型人間学的にいうなら、実にB型らしく、ただひたすらレースに熱中し、無限の速さを追い求めた男でした。セナは、レースにおいては妥協を一切許しませんでした。そのひた向きさゆえに、チームとの衝突が多く、思うように走れないことがしばしばありました。誰も、彼の速さと情熱には、ついていくことができなかったのでしょう。

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(ギリギリでコーナーを攻めるセナ・画像はWikipediaより)

そんな時です。セナのレースに向ける純粋な思いを理解し、全てを受け入れたのは、当時のホンダ会長、本田宗一郎でした。彼の血液型はA型です。本田宗一郎との出逢いによって、セナのレース人生は、最も充実し、栄光のレーサーとして名を馳せ、全盛期を迎えることになったのでした。

ある才能に目覚めたB型は、常識を超える熱中度で突き進みます。それは人間ワザではないほど、およそ周囲の人間がついてゆくことができない領域にまでなることがあり、何かと摩擦が生じてしまうのです。そんな時のB型は、最も悲しみと悔しさに打ちひしがれてしまいます。B型は、その才能を、誰かに理解され、引立てられた時、やっと社会の中で生かされるのです。セナにとって、本田宗一郎との出逢いは、まさに救世主のようだったに違いありません。

あるパーティで、本田宗一郎が壇上に立ち、セナに向かって宣言しました。
「君のために、世界一速い車を作るよ」
そこには、天を仰ぎ、感激の涙をこらえている、セナの姿がありました。
本田宗一郎は、セナの事故死の数年前に他界してしまったのですが、セナにとって本田宗一郎の死は、大きな転機だったのかもしれません。オヤジを失い、友情を失い、さぞ、孤独だったことでしょう。そんな中で訪れてしまった、セナの死だったように思えたのです。

「B型とA型は相性が悪い」と、安直に考える人が時々います。しかしこの2人を見ると、それは大きな誤解だと分かります。本田宗一郎のように、ただ純粋に己の道に打ち込むセナに、夢を賭けた時、そしてセナのように、その恩義に、厚く答えようとした時。A型とB型の2人の友情は、固く結ばれたのでした。

たしかにA型とB型は、対照的な性質を持つがゆえ、スレ違いや衝突が多くなるということも、事実あります。けれどA型は、その気にさえなれば、自分に無いものを理解したり、その才能を引き出したりするのを最も得意とするのです。また一方のB型は、自分の能力を引き立ててくれる人に出逢った時ほど幸せなことはなく、そういう相手には、命をかけて信義を尽くすところがあるのです。一旦、友情の絆ができると、最も壊れにくいのは、おそらくA型とB型だろうと思います。お互い、義理人情に厚いのですよ。

まあとにかく、F1レースのニュースを耳にするたび、いまだにセナのことを思い出してしまう私なわけですが、"神懸かり"ともいわれた、セナのその走りの裏には、そんな血液型物語があったということを、記憶に留めておいてくれたら嬉しいです

ところで、今年2021年のF1は、7年ぶりの日本人F1ドライバーとなる角田裕毅が参戦します。最年少天才ドライバーといわれている角田ドライバーの血液型はAB型です。AB型F1ドライバーは少ないですが、かつて”プロフェッサー”と呼ばれたアラン・プロストという凄腕のドライバーがおりました。アイルトン・セナの最大のライバルでもありました。なぜプロフェッサーだったかというと、最も効率的で無駄のない、計算されたドライビングだったからです。すこぶるAB型的な合理性と言っていいでしょうね。さて、AB型角田ドライバーは、どんな走りを見せてくれるのでしょうか。

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