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どこを持ってどこを見る?ハンドルとミラーのあれこれ。

カーライフが少し楽しくなる情報を発信するアボカドカーライフ、正しい運転姿勢に引き続き今回はハンドルの持ち方やミラーの調整などについて紹介していきます。適切なシートポジションを前提に解説していくので前回の記事を見ていない方は是非覗いてみてください。

ハンドルを持ったりミラーを調整したり走る前に行う「運転の基本」ですよね。ですが意外と変な癖がついているかも知れません。NG行為やその理由も含め詳しく紹介していきます。


ハンドルを持つ前に!位置を決めよう

ハンドルの「チルト・テレスコピック」をご存知ですか?チルトとは上下、テレスコピックは前後を表します。多くのクルマではハンドルの下や横にあるレバーを下げロックを解除することでハンドルを上下前後に動かせます。普通車には多く装備されてる機能ですがツマミを操作し電動で動くタイプ、軽や商用モデルでは上下のみ、どちらも付いていない等々モデルごと違いがあるため説明書を確認してみてください。

・チルト調整(上下)
適切なドライビングポジションをとったもののハンドルの上部でメーターが隠れてしまう場合はチルトを調整します。大きく上げすぎると腕に負担がかかるためメーターよりもハンドル上部がやや上に見えるぐらいに設定しましょう。

・テレスコピック調整(前後)
シートの前後をペダルと足の関係で決めた時、リクライニング角度を調整してもハンドルとの距離を適切に取れない場合に使用します。前回紹介したシートポジションと同様に、12時の位置を握り肘が若干曲がる位置で設定します。

ハンドルの持ち方結局何が正解?

片手or両手?

まず当たり前ですが両手でハンドルを握るのが適切です。現在のクルマは電動パワーステアリングといってモーターがハンドル制御をアシストしてくれるため片手でも容易に操作できます。しかしながらカーブの安定した走行や事故を回避するための急ハンドルには両手での操作が必要不可欠です。

イラストはあくまでイメージです

ハンドルのどこを握る?

ハンドルの握る場所として「10時10分」を思い浮かべる人も多いのでは無いでしょうか。しかしこれはパワステの無い時代にハンドルが重く引っ張るために設定した位置と言われており、ほぼ全ての車がパワステを搭載している今は「9時15分」が適切な位置とするのが一般的です。
また多くの車でハンドル中央にエアバックを搭載しているため展開時に上部を握るよりも腕を負傷リスクを減らせる他、片手を離さずとも操作できる範囲が広いなど色々な理由があげられます。

ギュット?ふんわり?ハンドルの握り方

親指の付け根と手のひらの膨らみに近い部分でハンドルを前に押すように9時15分の位置を握ります。スポークと呼ばれるスイッチなどが付いた外枠を支える柱に親指をかけます他の指は後ろに軽く添えます。
押すように握ることでシートに上半身が押しつけられ安定し疲れにくい走行が可能です。また強く握りすぎると持ち替えにくいのであくまで引っ掛けるように軽く握るのもポイントです。

ハンドルの持ち方NG集

・12時オラオラハンドル
リクライニングを倒し片手でハンドル上部を持った状態での運転では回避できた事故を回避できず他人に危害を与えてしまう危険もあります。言語道断です。
・内掛ハンドル
回避操作を瞬時に出来ない恐れがある他、エアバック作動時に腕を複雑骨折する等大きなリスクがあります。
・ちょこちょこハンドル
前屈みになってハンドルにしがみつく姿勢の人にありがちな操作方法です。クルマの挙動が安定せず、どこまで切ったかもわかりにくいため混乱してしまいます。

何を基準にミラーを調整するの?

イラストはあくまでイメージです

ルームミラーの調整

両手で上下の枠を持つと上下左右調整しやすくなります。正しいドライビングポディションの時、リアウィンドウがミラーの中央に来るように調整します。自車が車線のどの位置を走っているか、後続車はどこにいるのか把握しやすくなります。

ドアミラーの調整

運転席のウィンドウスイッチ上やハンドルの右斜め下に丸いツマミや矢印のついたボタンで調整します(各モデル仕様が異なるため説明書を確認してください)。左右方向の調整では自車の側面が少し見えるぐらいに調整します。上下方向の調整は路面が2/3程度うつるように調整します。隣車線のクルマがどの位置を走っているか分かりやすくなります。

まとめ

今回は適切なハンドルの持ち方やミラーの調整について紹介しました。意外とあやふやになってる「どこを持ってどこを見る」は解決したでしょうか。安定した走行を実現するハンドルの持ち方や周囲の状況を把握するミラーの役割を知ることで自分の身を守る運転はもちろん周囲の安全にも繋がっていきます。安全な環境を自らつくり出すのも快適なドライブの秘訣です。

最後に

前回に引き続きドライバーの快適で安全なカーライフを実現するための運転席環境作りについてまとめてみました。少しでも新たな発見があったという方がいましたら「ハート♡」いただけると嬉しいです!

アボカドカーライフでは今後もカーライフが少し楽しく快適になるような情報を発信していきます。次回の投稿も見ていただけると嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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