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モーツァルトびより

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モーツァルトについてあれこれ書いています
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#思い出の曲

幸せなアナログレコードとの再会(聴きました編8) 『モーツァルト協奏交響曲』

一度は売却して「ゼロ枚」になったアナログレコード。でも、また欲しくなって取り急ぎ30枚ほど中古で購入。聴くと楽しかったりほろ苦かったり。レコードの一枚一枚は、青春の一コマ一コマだったんですね。新しい発見もあるでしょうか。そんな再会のお話、よかったらどうぞ。 協奏交響曲とは  協奏曲の一種で、複数の独奏楽器とオーケストラが合奏する楽曲です。モーツァルトは完成させたものとしては2曲を残しています。いわゆる交響曲のくくりには入りません。  ヴァイオリンとヴィオラと管弦楽のための

幸せなアナログレコードとの再会(聴きました編7) 『「モーツァルト:「喜遊曲 第7番」「第11番 」』

 一度は売却して「ゼロ枚」になったアナログレコード。でも、また欲しくなって取り急ぎ30枚ほど中古で購入。聴くと楽しかったりほろ苦かったり。レコードの一枚一枚は、青春の一コマ一コマだったんですね。新しい発見もあるでしょうか。そんな再会のお話、よかったらどうぞ。 アーティスト  ウィリー・ボスコフスキー指揮  ウィーン・モーツァルト合奏団 セレナード&喜遊曲(ディヴェルティメント)  実は、モーツァルト自身両者をはっきりと区別はしていなかったといいます。あえていえば少し大

幸せなアナログレコードとの再会(聴きました編6) 『モーツァルト:「クラリネット協奏曲」「ファゴット協奏曲」』

一度は売却して「ゼロ枚」になったアナログレコード。でも、また欲しくなって取り急ぎ30枚ほど中古で購入。聴くと楽しかったりほろ苦かったり。レコードの一枚一枚は、青春の一コマ一コマだったんですね。新しい発見もあるでしょうか。そんな再会のお話、よかったらどうぞ。 アーティスト  A.プリンツ(Cl)D.ツェーマン(Fg)他  カール・ベーム指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 録音と演奏  YouTubeにこのレコードのジャケット画像と音源があります。ここではクラリネッ

幸せなアナログレコードとの再会(聴きました編5) 『モーツァルト:「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」「神よ憐れみたまえ」「ミサ・プレヴィス」』

一度は売却して「ゼロ枚」になったアナログレコード。でも、また欲しくなって取り急ぎ30枚ほど中古で購入。聴くと楽しかったりほろ苦かったり。レコードの一枚一枚は、青春の一コマ一コマだったんですね。新しい発見もあるでしょうか。そんな再会のお話、よかったらどうぞ。 アーティスト ロトラハウス・ハンスマン(ソプラノ)  オリヴィエ・アラン(オルガン)ほか   テオドール・グシュルバウアー指揮/ウィーン・バロックアンサンブル 私の「宗教曲の聴き方」 モーツァルトの宗教曲の大半は厳かさ

幸せなアナログレコードとの再会(聴きました編4) 『モーツァルト:「セレナータ・ノットゥルナ」「レ・プティ・リアン」「3つのドイツ舞曲」「5つのコルトラダンス『もう飛ぶまいぞ』」』

一度は売却して「ゼロ枚」になったアナログレコード。でも、また欲しくなって取り急ぎ30枚ほど中古で購入。聴くと楽しかったりほろ苦かったり。レコードの一枚一枚は、青春の一コマ一コマだったんですね。新しい発見もあるでしょうか。そんな再会のお話、よかったらどうぞ。 アーティスト ウィリー・ボスコフスキー指揮  ウィーン・モーツァルト合奏団 「レ・プティ・リアン」=ちっぽけな、とるに足りぬもの? はい、レ・プティ・リアンとは「ちっぽけな、とるに足りぬもの」という意味。モーツァルトが

幸せなアナログレコードとの再会(聴きました編3) 『モーツァルト歌曲集』

一度は売却して「ゼロ枚」になったアナログレコード。でも、また欲しくなって取り急ぎ30枚ほど中古で購入。聴くと楽しかったりほろ苦かったり。レコードの一枚一枚は、青春の一コマ一コマだったんですね。新しい発見もあるでしょうか。そんな再会のお話、よかったらどうぞ。 アーティスト ワルター・ギーゼキング(ピアノ)  エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ) 「すみれ」 レコードには全部で17曲が収録されています。歌詞はドイツ語が14曲で、イタリア語が1曲、フランス語が2曲含まれま

幸せなアナログレコードとの再会(聴きました編2) 『モーツァルトピアノ協奏曲第20番、第24番』

一度は売却して「ゼロ枚」になったアナログレコード。でも、また欲しくなって取り急ぎ30枚ほど中古で購入。聴くと楽しかったりほろ苦かったり。レコードの一枚一枚は、青春の一コマ一コマだったんですね。新しい発見もあるでしょうか。そんな再会のお話、よかったらどうぞ。 アーティスト  クララ・ハスキル(ピアノ)  イーゴリ・マルケヴィッチ指揮 コンセールラムルー管弦楽団 演奏と録音のリアル  参りました。みずみずしい、情熱がほとばしるような素晴らしい演奏と録音のリアル。以前のシス

幸せなアナログレコードとの再会(聴きました編1) 『モーツァルト:セレナード第10番 K.361「13管楽器のためのセレナード(グラン・パルティータ)」』

一度は売却して「ゼロ枚」になったアナログレコード。でも、また欲しくなって取り急ぎ30枚ほど購入。聴くと楽しかったりほろ苦かったり。レコードの一枚一枚は、青春の一コマ一コマだったんですね。新しい発見もあるでしょうか。そんな再会のお話、よかったらどうぞ。 演 奏 カール・ベーム指揮、ベルリン・フィルハーモニー管楽アンサンブル レコード番号 グラモフォン MG 2313  発売元:ポリドール株式会社 録音年月/場所 1970年5月26~29日/ベルリン、イエス・キリスト教会

モーツァルトのセレナード『グランパルティータ』の思い出

 京都は四条烏丸の〈十字屋楽器店〉(現JEUGIA)で僕は次に買うレコードを選んでいました。  店にいた大学生らしい、僕と同じ年頃の女性が店員にきいています。 「聴き始めてあまり経っていないので、何を聴けばいいのかよくわからないんです。おすすめのがあったら教えてください」 「これなどいかがですか、きれいな曲ですよ」と店員が女性にジャケットをみせながらこたえました。  横目でちらっと見ると見覚えのあるジャケットではありませんか。モーツァルトのセレナード『グランパルティータ』。