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めじろ と なずな

きょうは会えなかった

めじろ君

それで、思い起こした

きのうの「絵」


エーリヒ・フロムが

著書『生きるということ』で引用した

松尾芭蕉の句

「よく見ればなずな花咲く垣根かな」は

[持つこと]に対比して[あること]の優位の

典型としたもの


脳内メモリーを活用した

めじろ君の表象は

芭蕉の句と違って永遠に残るわけではなく

いずれわたしの中で色褪せてしまうだろうが

[あること]の幸せとして

しばらくは味わっていけるだろう


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