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闇営業問題は果たして本当にいけないことだったのか?

渡辺シンスケです。

                                                                             

昔雨上がり決死隊の宮迫博之さんや、ロンドンブーツ1号2号の田村亮さんなど、吉本芸人が、闇営業をしたとして、世間を賑わせました。


事の発端は、カラテカの入江慎也さんが、反社会勢力を斡旋していたことから、火の粉が飛んだ格好になりました。


闇営業とは簡単にいうと、事務所を通さずに仕事を引き受けて、お金をもらったということ、とされています。


さてこれは、どれほどの問題なんでしょうか?


言葉から受けるイメージとしては、闇営業ってとても悪いことのように写ります。


しかし、吉本興業の芸人は、芸人だけでは食えないので、工場勤務などいろんなアルバイトをしています。


ということは「副業」はOKなわけです。


では芸人のようなことを、事務所を通さずやるのがいけないんでしょうか?


普段テレビでやっている芸を、お正月親戚が集まったところでやって、お年玉をもらう・・・


知り合いの飲み会に行って、その場のノリでモノマネなどをやって、同席した社長がお小遣いをくれた・・・


闇営業でしょうか?
悪でしょうか?


そこまで問題はありませんよね?
というか不透明ですよね。


何よりそれを不透明にしているのは、契約問題なんです。


当時吉本興業は、トップクラスの明石家さんまさん、ダウンタウンさん始め、約6000人いる芸人と契約書を交わしていませんでした。


本当に芸を行なってお金をもらうことが嫌なら、あれだけの一大企業が書面を交わさないわけはありません。


ということは暗黙の了解で、それくらいは別に・・・

というところがあるわけです。


実は私も、知り合いのテレビ関係者を通じて、芸人さんを呼んでパーティをしたことなど、多々あります。


事務所を通さない、これで言う闇営業というやつですね。


しかし私もその芸人さんも、もちろんおとがめはありません。


では何がいけなかったんでしょうか?


今回の吉本興業の芸人の闇営業が悪だった理由は、2つあります。


1つは闇営業がいけなかったのではなく、反社会勢力の会合だったのが悪だったわけです。


もう一つは、犯罪から生まれたお金を手にしていて、もらっていないと嘘をついていたのが、さらに炎上させたわけです。


闇営業はある意味副業ですので、今ある副業業界とも似てると思います。


例えば会社が副業禁止なんです、というのはよくある話かもしれません。


では会社勤め以外に株式投資をしたら、クビになるでしょうか?


銀行の定期預金に預けたり投資信託をしたら?


多分大丈夫ですよね?


ということは副収入で生活を補うのは、オッケーということです。


それが会社の業務に支障をきたすものだったり、違法まがいのものだとそれはアウトになるでしょうね。


マルチ、ネットワークビジネスに同じ会社の人を勧誘する、みたいなよくある話も業務に支障をきたすという意味では、該当するかもしれません。


では電車で通勤の最中にスマホで副業や、休みの日に副業などは、何も問題ないですよね?


あとは仮に会社の人を勧誘などしてしまって、してませんなどと嘘をつくとこれもアウトになりそうですよね。


例外としては副業で度がすぎるくらい稼ぎすぎてしまって、そして稼いでることを社内でアピールしたら・・・
そりゃ流石にアウトですよね。


入江さんはこちらにも属したのではないでしょうか?笑


ということで日本人は、なんでもすぐに悪と思いたがるし、ツッコミどころを見つけて騒ごうとしすぎです。


しかし大事なのは、善悪の線引きをちゃんとすることだと思います。


芸をやってお金をもらう。
何も問題ありません。


吉本興業がそれを自分達からの仕事以外でされるのが気に入らない、というのであれば契約書をかわせばいいだけなので、結局契約書を作成しましたよね。


それで違反すればそこからが悪です。


反社会勢力からお金をもらう
嘘をつく
これは悪です。


副業をする
お金をたくさんもらう
何も問題ありません。



悪なビジネスをやる
社内で副業を斡旋する
これは悪です。


ということで、ことクレーム大好きになってしまった日本人には、かつての吉本興業の闇営業問題について全部が全部、悪だ!だめだ!という人も少なくないです。


でもなにかでうまく行っていない人ほど、善悪などいろんなことをごちゃ混ぜにして、問題意識を高く持ちすぎです。


何かで成功したければ、客観的な視点をちゃんと持ち

「まぜるな危険!」

ですね。



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