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お金を盗む子供と劣等コンプレックス




現在はアドラー心理学の
「生きるために大切なこと」
を再読しています。

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その中に
お金を盗み、
娼婦に花やプレゼントを贈っていた少年の話が出てきて


は!って思い出したことがありました。


私実は子供の頃に家族のお金を盗む
と言うことが
辞められない時期がありました。


「ごめんなさいごめんなさい」
と心の中で叫びながら
母のお財布から盗み
祖母のお財布から盗み
姉の500円貯金箱から盗む


どんどん高くなる金額。
最終的に
1回に3万円とか盗んでました。


そんな自分を責め、
「もう二度とやらない」
と決めながらまた次の日も繰り返す。


小学5年生。


確か2回ほど
母に見つかったことがあります。


この頃
姉がめちゃくちゃぐれていたので
母も父も祖母も
みんなで姉を心配していました。


なので
家族の目を盗んで私は
夜22:00とかくらいまで遊び歩いて
あたかも「今まで家にいました」
と言う顔をして家に帰ってました。


ばれたこともあるけど
あまり怒られなかった記憶です。
(記憶は捏造されるので事実ではなく
当事者がどう記憶してるかが重要)


姉のおかげで自由だった
と思っているつもりでしたが


小学5年生でこんなに遅くまで遊び歩いて
(とは言え田舎なので、海とか友達のアパートの外とか廃屋とかでフラフラするだけ)
お金を盗んでいる
って


めちゃくちゃ
「おかあさん!!私を見て!!!」
って言ってますね。


この盗んだお金
何に使っていたかと言うと
友達に奢っていたんです。


友達7.8人とか連れて
テーマパークに行って
全部奢る
とかやってました。


この少年と同じです。
「劣等コンプレックス」


自分の力で「何者か」になれないので
盗んだお金で「みんなの注目を引く」
をやってたんですね。


心の中では辞めたい辞めたい
と思っていても
辞められませんでした。


この方法でしか「注目を浴びる」
ができないと思い込んでした。


この「盗み」はすぐに終わりを迎えます。


3度目母に見つかった時に
「今度やったら警察に突き出すけね!」
と言われたのです。


ああ、そうか。
娘なのに警察に突き出すんだ。
母は私を見捨てるんだ。
と思いました。


この次の日から
盗みはピタッと止み。
それ以来繰り返すことはありませんでした。
(認知によってどう行動するかは変わるので
こうすれば盗みやめるよと言うことではありません)


一見、解決のように見えるこれ
実は解決ではなく
私は何度も何度も何度も
別の方法で母からの注目を求め続けます。
(無意識なので
その時はそれに気づいていません)


私はこの一件を
「人は私を見捨てる」
「私は見捨てられる存在だ」
と認知したようです。
(解釈して分かったことで
今まで無意識でした)


アドラー心理学では
今の目の前にある課題に結びついてる
記憶を人は思いだす
と言い。


その記憶から
「その記憶をどう認識してるか」
を解釈して今の課題を解決していきます。


この記憶現在の課題そのままなんです。
「家賃が払えない」
母が保証人になっていて
母に迷惑が降りかかり


数日前
「『退去費用、引越し費用、ごみ処理の費用を立て替えてあげるけ、引越ししたら」
と言ってくれた母
(結局旦那さんが今月から払うと言うことで
一旦引っ越しの話は保留)


本日「もう二度と保証人にならんけ」
と言われました。


で、その後
なんでこんなに気持ちが落ちてるんだろう
と思ったのですが


この「2度と保証人にならんけ」
を「ほらまた見捨てられた」
と解釈していたようです。


ねーーー。
ここまでしてくれてる母に
しかも見捨てられてないんです。
母とはまた今週末も一緒に遊ぶんです。


せいこちゃーーーん!(私の名前)
お母さん見捨ててないよ!
ずっとその後も育ててくれたよ!
留学までさせてくれたよ!
って教えてあげましょう。


「どんな状況にいる私も受け入れてくれる」
「私は受け入れられている」
「私には居場所がある」
「そして私には抜け出す能力がある!」
と認知を変えて


現状改善していこうと思います。

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