現在進行形のアカデミックハラスメント

今私は、初投稿だと意気込んでいる。

ちょっと面白く書けないかな。どんどん読みたくなるような感じに書けないだろうか・・・
そのためにはストーリー展開も重要になる。

つ、つまりは申請書を書くように、箇条書きにして・・・
時系列に書いたほうが良いかもしれないが、それでもちょっとダメだな。。。あらかじめ要旨のようなまとめを示したほうが・・・
等といろいろと考えていたら、筆が止まった。

それはそうである。私は筆不精なのだ。

この一連の文章は、多くの方にアカデミックハラスメントの実態の一例を目にしていただくことにある。

これにはいくつかの目的がある。

  • アカデミックハラスメントはどういうものかが認識できれば加害者が減るかもしれない

  • 被害者は逃げられるかもしれない

  • 加害者・被害者を減らす仕組みが出来るかもしれない

  • 法整備が進むかもしれない

そんな希望がある。
もしかしたらアカデミアの世界がもう少しクリーンになって、若者たちがアカデミアの世界にもっと魅力を感じてくれるようになるかもしれない。

あーそうだった。
私の筆不精はまだどうにもなっていない。その攻略には、ちょっと肩の力を抜いて、ただツイッターのようにつぶやいてみてはどうだろうか。
うん、それでいい。
友人に話すようなつもりで。。。


さて前置きが長くなったが、私は某大学の教員である。
肩書は助教。ちょっと背が低いのがコンプレックス。

チビ助教は今日もアカデミックハラスメントと戦っている。


まずはちょっと昔の話をしよう。

ある准教授は私を雇った。色褪せた緑のシャツをよく着ていたから、坊ちゃんに出てくる赤シャツならぬ、緑シャツ(りょくしゃつ)准教授と呼んでおこう。

論文がなかなか通らず、博士号をまだとっていなかった私は、学振DCの値段で雇われた。

准教授が私を雇う際の誘い文句はこうであった。
「学振PDの額は出せるから、うちに来ないか」
その研究室での研究内容に興味があった私は、二つ返事でその誘いを受けた。

学振DCとは月20万円の給与である。
博士号を取るまでには、大学を出て、2年間の修士課程+3年間の博士課程を修了するのが一般的である。そのため、博士号を取得する頃には、30歳近くになっている。
博士号取得直後の人間とは、、、大学を出てすぐに卒業している人から比べれば、それまでの期間(学振DCをもらっていた場合を除いて)ほとんど給与は無く、学費を払い、生活費もかさみ、それなりの極貧生活を強いられ、、、金銭的にはかなりマイナスに状態にあることが多い。

そんなときに給与20万。
もはや神である。

そんな「神」と感じていたのもつかの間。
その後、いくつもの悪夢を見ることになるとも知らずに。。

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