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素敵なうっかりさん!

deleteCをご存じですか?
みんなの力でがんを治せる病気にするプロジェクトです。
その代表理事をされているのが、小国士朗さんです。

小国さんは、2018年に初めてアカデミーヒルズのイベントへご登壇をいただいて以来、定期的にご登壇いただいています。

また、deleteCの活動へは、「deleteC 2023 -Hope-」等のイベントの会場協力としてアカデミーヒルズは関わってきました。

そして、今年は10月14日に「ACADEMYHILLS BOOK MARCHE」(アカデミーヒルズではなく、「C」を消して、アアデミーヒルズになっています!)を開催します。

このイベントは、アカデミーヒルズの古くなった書籍を対象に、好きな本1冊は無料進呈、そして2冊目以降は特別価格で販売するというものです。今までアカデミーヒルズの書棚に並んでいた本たちが対象になります。
今回はdeleteCとのコラボレーションさせていただき売上を寄付します。

そしてこのイベントに合わせて、小国さんにdeleteCの活動についてアカデミーヒルズのPocdastでお話をいただきました。

Podcastの中で、
「deleteCの活動で一番大変だったこと、辛かったことは何ですか?」という問いに対して、「活動を始めた当初、企業の方々に説明をしてもなかなか理解してもらえなかったとき」とお話されたので、「その苦境をどのように打破、乗り越えたのですか?」と尋ねると、「素敵なうっかりさんが、現れてくれるのです!」というお答えでした。
素敵なうっかりさんとは、「え、そのアイデア面白そうですね!」と共感してくれて、社内調整などをどんどん進めてくれる協力者のことです。そして、deleteCの活動を「こんな面白いことをやっているんですよね!」と広めてくれる方々だそうです。

私は、なぜ素敵なうっかりさんが出現するのかを考えてみました。
ある意味、私も小国さんからdeleteCの話を聞いて、そんな素敵な活動であればアカデミーヒルズとして協力したいと思い、社内へ説明をして会場協力をした「うっかりさん」の一人かもしれません。
そこで、「なぜ、自分はうっかりさんになったのか?」の経緯を紐解いてみました。

  1. 初めてdeleteCのお話を小国さんからお聞きしたのは2018年だったと思います。その時は「こんな活動を始めました」という紹介をしてくれて、「何かご一緒できることがあればいいですね」という内容だったと思います。そして、deleteCのロゴの缶バッチを頂いたことを覚えています。

  2. その缶バッチは可愛いなと思い、社内で書類等を持ち運ぶバッグに付けたことを今でも鮮明に記憶しています。ただ可愛かったから。。。

  3. そのうち、社内で「可愛い缶バッチだね」と声がけされると、私は「deleteCという活動を小国さんが始めて。。。」というお話をするようになりました。

  4. 小国さんにお会いしたときに、「缶バッチつけてます!」とお伝えすると、「ありがとう!」と言ってくださり、缶バッチを付けているだけでお礼を言われて、嬉しくなってきます。

  5. そのようなことが積み重なり、自分は「うっかりさん」になってdeleteCのイベント会場の協力が実現しました。

今までの経緯を改めて振返り、きっかけとなったことは、「C」を「C」にするだけのとてもシンプル(簡単)であること、そして、ストーリー性があること。例えば、「academyの場合はacademyになるね!」と語れる要素が含まれており、「C」が入っているワードをみんなで探し始めるという楽しさも加わること。

そう考えると、小国さんが「うっかりさんになる」沢山の仕掛けを作っていたことに気が付きました。
小国さんは、「素敵なうっかりさんになると、前のめり12度の角度になるんですよね!」とお話してくれていますが、それは仕掛けの1つとして「楽しさ」が含まれているからではないでしょうか。
その結果、「がんを治せる病気にする」という壮大な社会課題を、「Cを消そう」というシンプルで楽しい活動に変えることができるのですね。
この発想は、小国さんが手掛けた他のプロジェクト注文をまちがえる料理店や、ラグビーワールドカップ2019の「にわかファン」にも共通することかなと思います。

このアイデアは、2022年のライブラリーラウンジトークでもお話いただき、そして著書『笑える革命』でも紹介されています。

「素敵なうっかりさん」、「前のめり12度」など魅力的なワードと、大変なことを楽しいことへ変える仕掛け、本当に考え抜かれた結果の「笑える革命」なんだと思います。
そして、最後に欠かせないのが「思い」です。しかし「思い」はやっかいな一面もあります。
相手の思いが強ければ強い程、受け止める方も同じ熱量が必要になるので、ハードルが上がり「それは無理!」ということになります。
しかし、笑える革命にすることで、思いが楽しさに変わり、思いが強いほど楽しさが増し、ハードルが下がるという現象が起きるのではないでしょうか。

小国さんの「楽しさ」に変える発想のヒントをPodcastでお話しいただいています。是非ご視聴ください。

アカデミーヒルズ 熊田ふみ子

#アカデミーヒルズ #笑える革命 #小国士朗 #deleteC #社会課題 #前のめり12度 #にわかファン #素敵なうっかりさん


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