くま蝉 in 京都 1日目と2日目の午前中

アニキこと、クマさんが主催するゼミ、通称くま蝉に参加してきました。前回は名古屋でしたが、今回は京都での開催でした。

このセミナーですが、もともとは11月開催の予定だったのですが、12月に延期になりました。11月はお寺の業務も忙しいので、とてもじゃないが週末に休みを取るのは無理だなとあきらめていたところ、12月に延期のお知らせ。しかも、空海様の話題を扱うとのことだったので、これは是非参加せねばということで、参加しました。

今回も前回と同じように、5,6名くらいに分かれてのグループワークがメインで、その合間合間にクマさんの軽快なトークが入ります。テーマに空海様が絡んでいる関係で、僕にも時折、高野山についての質問が振られたり、トークの内容にうまく絡めて、今度僕が出す予定の電子書籍の宣伝もしていただけました。有難いことです。

グループワークでは、例えば、「グループのメンバーに向かって、自分の成功体験を語ってみてください」といった内容や「自分の好きな人について語ってみてください」というお題が出されました。僕は成功体験は「電子書籍を出すと決めて、発売にこぎつけたこと」を語り、好きな人についてはもちろん「空海様への思い」をとうとうと語らせていただきました。

今回のクマ蝉1日目の主眼は自分自身を見直し、自分自身の価値に気づき、そして、これから社会とどうコミットしていくのかを改めて考え直すためのものだったのかなと思いました。

セミナーが終わると、そのまま懇親会に移行しました。その懇親会の最中にクマさんから、今回のメッセージをいただきました。前回は「風が吹く時、それはあなたが決めた時」という言葉でしたが、今回はといいますと

言葉を降ろしながら並行して書いているのか、言葉の繋がりが不自然なところがありますが脳内補完すると『人々の苦しみを(取り払い) この命ある限り表現の渦で流れを作り、この世を平らかに和ませよ』 どうあがいても、表現すること(文章を書くこと)からは逃れられないみたいですね(笑) 逃れるつもりもありませんが。

人々の苦しみを取り払うというのは、まさしく仏様の大悲の在り方ですし、この世に平和をもたらせというのも、僧侶としての本懐ですね。本をようやく一冊出せるところまで来ましたが、まだまだスタートラインに立ったところみたいです。

その懇親会で、クマさんと少しの間、サシで話をしました。僕はクマさんに、いつか自分のお寺をもって、学校に行きたくてもいけない子供たちが学ぶ場を作りたいという夢を語り、クマさんは僕に「自分がいまやっていることは、このクマ蝉に参加してくれる人たちがやがて、世の中を良くしていくリーダー的な存在になる、そのための土台作り」と語ってくれました。

それと、言われたことがもう一つ。「堯友さんが本を出すようになったら、その感想を送ってきてくれる方も出てきます。そういう方たちのために食事会を企画して、より堯友さんのことを知ってもらって、ファンを増やしてください。最初は数人の少人数でもいいので」と。実際に会うことで、より僕のことを知ってもらって、直接自分の想いを伝えていくというわけですね。


そして、クマ蝉は2日目へ。
初日は京都のビジネスホテルに宿泊。仕事柄?早起きなので、ホテルで朝食を済ませると、京都を散策することにしました。どこへ行こうかなと考えた結果、ピンと閃いたのが晴明神社。お坊さんとして他に行くところがいくらでもあるだろうと自分にツッコミを入れたいところですが、ちょうど数日前にネット動画を観ていたら、晴明神社の話題が上がっていたのを思い出し、そういう流れかなと納得して出かけました。

時間はたっぷりと余っていたので、徒歩1時間くらいの距離をのんびりと歩いて向かいました。到着して、ひとまず参拝して願い事をしてから、おみくじを引こうとしたら、小銭がありません。社務所で崩してもらおうかとも思いましたが、日曜日だけあって忙しそうなので気が引けます。というわけで、休憩所に設置されていた自販機でジュースを買って、お釣りを使ってくじ引きを買おうと決めました。

柑橘類が好きなので、ホットレモンを購入して、ベンチに座ってほっと一息、のはずだったのに、ボトルの蓋を開けた時になぜか鼻先にただようカフェオレの香り。「ん?」となって、ボトルをよく見るとカフェオレでした。ボタンを間違えて押したのかな、いやぁ、さすがは高野山のうっかり八兵衛(自称)なだけはある。と思いつつ、自販機を見てみたら、ホットレモンとカフェオレのボタンが結構はなれているんですね。隣り合っていて押し間違えるなら、あり得ない話でもないけれど、さすがの僕でも斜め上のを押し間違えるほどポンコツじゃないです。

というわけで、思いました。「あ、これ、晴明さんに悪戯されたわ。この人(安倍晴明)、こういうことやりそうやわ」と。なんというんでしょうか、相手がぎりぎり許容できる範囲のいたずらを仕掛けてほくそ笑んでいる、僕の中の安倍晴明って、そんなイメージです。別に知り合いってわけじゃないですが。冤罪だったらごめんなさい。

ですが、単なるイタズラ目的だけとも思えません。このカフェオレが出てきたことにも意味があるはず。と、飲み干したカフェオレのボトルをしげしげとみると、ボトルの中央に大きく「極」という文字が。なるほど、一つのことを極めろというメッセージか。昨日、クマさんからも、『命つきるまで~』って言われたしな、と一人で納得。

納得してスッキリしたところで、クマ蝉の待ち合わせ場所である東寺へと向かいました。そして、カフェオレに思考をもっていかれて、おみくじを買い忘れました。なんのために、ジュースを買ったのやら。やっぱり、うっかり八兵衛でした。

長くなるので、東寺の様子はまた後日に投稿します。

追記 書き忘れましたが、清明神社には両替機がちゃんと置かれています。それに気づいたのはカフェオレを飲みきった後でしたが。

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