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田中和明・田村直史『信託の理論と実務入門』

最近はひたすら家族信託について調べています。家族の課題を聞いてマーケットがデカいことを調べていたら先日2社が同日調達をしていました。
気づかぬ間にホットマーケットになってました笑。目の付け所としては悪くないと言うことの裏返しでしょうかね。

さて、こんなニュースを横目に家族信託という制度自体への理解を深めるべく読んでみたのが本書です。

基本的に法律の本でして、信託という行為について定めた信託法についての解説本です。委任者と受託者と受益者がそれぞれどのような制約を受けるのか、どのような種類の信託があるのかが解説されています。

信託というと、投資信託とか信託銀行みたいなビジネス的なことを思い浮かべますが、信託はフラットな法律用語なので、ビジネスではない信託も多いです。家族信託も家族に対して信託行為をするだけなので商事信託ではないです。

ただ、民事信託も商事信託も同じ信託法によって規定され、商事信託については金商法や信託業法によって追加で規定される構造になっていることがとても法律の構造として面白いなと思いました。

本書を通じて、信託監督人制度というのがあるのですが、これをうまく活用することで上記2社は低価格ながら品質を担保する仕組みを実現しているのでは?という気づきを得ることが出来たのが良かったです。

家族信託に関係しそうな部分をざっと読んだのでもう少し調べていくうちにまた振り返るのだろうなと思います。
多分興味ある人少ないと思いますが、僕の中ではめちゃくちゃホットなのでぜひ話しましょう〜

以上!

※本noteで利用しているAmazonURLはアソシエイトリンクを利用しています。

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