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『カサブランカ』映画史に輝くであろうラストのハートブレイク

 ラストのボギーの行動は、男ならこうありたいとは思うが、私には到底できないことだし、これが愛だとしたら、私は愛を手にしてないだろう。
 ボギーとバーグマンが揃うシーンは、モノクロの白が発光してるかと思うほど輝いていた。
 また、これが戦時中のアメリカの映画だというのが、信じ難い。1940年代の映画でしか起こせない奇跡が起きており、あの有名な殺し文句より、遥かに美しいものがスクリーンの中と外に映っていた。

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