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24回目のシーズンイン

 


朝晩の冷え込みと共に、いよいよ大西のシーズン(=冬期練習)のゴングがなる。反省はたっぷりしたので、それをどのように解決していくかである。自己記録の更新を目指す軌跡を残して置こうと思う。糧にしていくかである。

大まかな方向性はこんな感じ

①足作りとトレーニングの基礎スタミナ作り。
②WTでは仕事量に目を向けた土台づくり。
③200m-300mを12秒0、300m-400mを13秒前半に限りなく近づける。
④Pushの習得。
⑤実行力を高める。

①〜⑤が達成できるようにプログラムをデザインしていきたい。
ここまで①〜②をやってきたので、その振り返りを。

①足作りとトレーニングの基礎スタミナ作り。

 昨年は1週間、今年は10日程度のリカバリー期間を設けリカバリー。休むことことで不安があった足首、ハムの違和感はほぼ消えた。リカバリー期間を終えて、本格的な冬期練習に入る前に冬期運動と呼んでいる移行期間を設けている。大体、10-14日間とし、ジョグや軽めのウエイト、やりたい動きやトレーニングの実験を行い、方向性を決定する。体を動かしながら、インプットしたことを体現したり、話を聞きに行ったりとこの期間の充実度が個人的には大事である。
 
 今年はチームメイトの草野が30minJogに関する発信も相まって、ジョグを多めに行った。

 ランニングアプリを見ながら、ペースの変化を見たり、マイレージが溜まっていくことが楽しくついつい走ってしまった。5'30/1km程度なので威張れるペースでもないが、周囲のショートスプリンターの苦戦している反応を見ていると種目特性を垣間見ることができた。ここでミトコンドリアを増やし、エネルギーの産生効率を高めておくことは厳しいトレーニングを乗り越えていく上で重要であると考えている。昨年はいい時期にOTTがあり、1500mを走れるくらいにはなっておこうとした取り組みがあったおかげで充実した冬期練習を行うことができた。今年はOTTへの参加はないが(別の何かで代用するか検討中)、昨年同様の流れを踏襲することにした。

②WTでは仕事量に目を向けた土台づくり。


軽視しすぎの一言

  ウエイトに関する相談をした時に、言われた一言である。
ウエイトを軽視しているつもりは認識はなかったのが、あまりにも独断で無勉強であることを思い知らされた。ウエイトが土台になること、古代ローマから続くKing of Trainingであることは重々理解していた”つもり”であった。スキルについてはかなりシンプルに考えているため、そのスキルを実行するためには身体作りは不可欠である。にも関わらず、筋を鍛えることができていなかった。ここ2年シーズンを乗り切れていないのは貯”筋”が足りていないことに起因すると思った。そこでシンプルに仕事、1回のウエイトで行う総重量を目安に身体作りに取り組んでいる。コーチとしてここの経験は今後に活きてくると思うので、しっかり取り組みたい。 

 11月は上半身は3-4t(Ex,60kg*10*5=3000kgの仕事と計算),下半身は5-6tを週2-3回を行うように取り組んでいる。総重量はそれほど難しくないが、週3回も行うことが難しい。ここは意識の高さを見せたいところ。

昨年との比較

 まだ冬期運動、練習を初めてそれほど期間が経ってないが、できていること、できなくなっていることのラインが明確になってきた。

<シーズンと変わらないこと>
・WTのマックス(クリーン100kg,ベンチ100kg)
・バイクの数値(いつものプロトコルの最大値&P-maxの無酸素パワー)はPB
・ショートリカバリー系のトレーニング(200m*10 r=90sec Pace:30sec)

<シーズンと変わること>
・解糖系エネルギーの効率低下
・ダメージの変化
・主要筋群のボリュームの低下

ざっとこんな感じ。
休んだのに、あまりWTもバイクも数値は休むと落ちるかなと思ったけど、変化なかった。(バイクはPB)ATPは使わないと体内に貯蔵されるのか?と草野と話したこともあるので、、シーズン中のスピードの刺激・頻度は再考が必要かも。ショートリカバリー系の200m*10 r=90sec 昨年はこれを2minでやっていたが、同じペースでリカを短くてきたのは驚いた。移行期でジョグをしたというのもあると思うけど、この辺りの頻度も考えたいところ。

変わったことは、明らかに解糖系の能力が低下していた。主観的努力度は70-80%程度にも関わらず、心拍数は180拍/分を超えていた。シーズンよりもこのエネルギーで走る速度帯での効率が明らかに低下していた。肺よりも足にくる感じだった。これもまた余裕があると思う主観的な努力度のペースと客観的な努力度は異なるいうことなので、400mのペースコントロールでは必要な能力になりそう。何かもにtリングできる方法はないか…。
 そして、このような解糖系エネルギー系のトレーニングはしっかり目に筋肉痛になる。エキセンの負荷なのか、関節へのダメージなのかわからないけども。冬期移行期間の練習では負荷が低いので毎日のように継続はできたが、冬期練習に移行してダメージを感じるようになっている。
 筋群のボリュームは当然だが、Sprintに必要な筋肉は日常生活では不要ということでトレーニングすることで健康になっているのか、不健康になっているのかわからなくなった。

 年末に向けてより一層寒さが厳しくなっていく中で、どのような練習ができるかを観察していきたい。

2023-2022

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