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かけっこが好きです。ケツワレも好きです。 柏二中/松戸六実高/順大/順大院スポーツ心理…

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かけっこが好きです。ケツワレも好きです。 柏二中/松戸六実高/順大/順大院スポーツ心理専攻/習志野市勤務/TeamAccel 代表 instagram→(link: https://www.instagram.com/ohnishigundan/)

最近の記事

「本気の遊びが本気の子供を育てる」〜Accel Kidsの歩み〜

クラブの活動紹介  2012年、社会人の陸上競技クラブ「Team Accel(現:Accel Track Club)」を創部しました。様々なライフスタイルであっても陸上競技に関われるような場所を作りたいという思いが創部のきっかけです。翌年の2013年には、ご紹介させて頂く「Accel Kids」という地域(千葉県習志野市)の小学生を対象にしたクラブを立ち上げました。キッズチームもこの秋で10年目を迎え、発足時にいた子が指導スタッフとして帰ってきてくれ時の早さを感じています

    • 春から社会人アスリートになる皆さんへ

       ようこそ、この終わりのない深淵の世界へ。 少し前からこの世界に飛び込んだ一人として、仲間が増えることが大変嬉しく思います。 私やチームメイトが経験してきたことを少しシェアさせて頂き、何かの役に立てばと思います。 ①生活環境を整える。  まず皆さんが4/1になり、やるべきことは生活環境を整えることです。たとえ慣れ親しんだ土地で新生活をスタートさせようと、新生活でのストレスはどんな環境でも絶対に起きます。  学生とは異なり、対価を頂いている以上、まずは対価に見合う人間に、戦

      • 指導を学ぶ

         南半球から帰国し早一週間。強烈な寒さと荒れ狂う花粉の猛威に押され気味です。気づけば年度末を迎え、スクールでは新しいコーチが現場に立ちながら研修を行う季節になりました。  教え方・コーチングをどのように学習すれば良いのか?これについて考えることが多くなりました。知識であれば、たくさんの文献や熟達コーチの話を聞くことでアップデートされていきます。しかしながら、豊富なインプットも表現する現場力がなければ、伝えることができません。私は現場力を高めるには、”責任を持って立つ指導現場の

        • 共通言語と動作の習得

          共通言語の目的とは?  昨年の夏頃から、共通言語の段階について考えるようになった。それは、指導をする中で、「この子はどれくらい理解してくれているのか?」「どの程度体現できている/しようとしているのか」と共通理解を深めていった先に共通言語が生まれると感じたからだ。引いては、この共通言語によってパフォーマンスを高める動作・スキルを習得してくことに繋がる。  「共通言語」はスポーツ限らず、ある集団に置いての認識を揃える上で相違のない状態・表現である。個人間、チーム内においても

        「本気の遊びが本気の子供を育てる」〜Accel Kidsの歩み〜

          ”偏見”を自認する。

           僕には偏見がある。 今回のインドの旅をはじめ、自問し認識する瞬間が時々訪れる。言葉だけが先行するとネガティブだが、これを認識することで自身の行動や思考を省みることができるのではないかと考えている。インドの話を掘り下げていくために、このタイトルにした。 インドのスポーツ文化については、こちらにまとめているのでご一読を頂きたい。 スタジアムの外の世界  今回の訪れたカリンガスタジアムは大きな通りに面している。その道を渡るとオリッサで暮らす人々の日常があった。それは、スポ

          ”偏見”を自認する。

          Road to INDIA

          <第1回>祖国(仮)へ向かう コロナの影響もあり、実に5年ぶりの海を渡りました。向かった先は、私のソウルフード生み出したCurryの国 インド。血液の1/3はCurryな私にとって初の渡印ながら、何かしらのシンパシーを感じずにはいられませんでした。 という冗談はさておき、チームメイトの大矢が一昨年よりJICA隊員としてインドで陸上指導現場にいるということで、インドの実態を見たいと思いお邪魔させてもらいました。大矢のナイスなアテンドでディープなインドの一端を垣間見ることがで

          【2023年振り返り】

           先日36歳となり、こないだ30代になったばかりと思いきや、いい大人にならないといけない年齢になってきました。30も半ばを過ぎ、ようやく自分が得意なことと苦手なことがぼんやり見えてきたかなーと思います。  また、無限にあると思っていた行動体力もやや衰えを感じることも出てきたので、まだやりたいことを思い切りできるように身体作りから頑張っていきたいと思います。 2023年7大トピックス①新豊洲Bliiaランニングスタジアム閉館  2016年12月にオープンした施設が先月を持っ

          【2023年振り返り】

          24回目のシーズンイン

            朝晩の冷え込みと共に、いよいよ大西のシーズン(=冬期練習)のゴングがなる。反省はたっぷりしたので、それをどのように解決していくかである。自己記録の更新を目指す軌跡を残して置こうと思う。糧にしていくかである。 大まかな方向性はこんな感じ ①足作りとトレーニングの基礎スタミナ作り。 ②WTでは仕事量に目を向けた土台づくり。 ③200m-300mを12秒0、300m-400mを13秒前半に限りなく近づける。 ④Pushの習得。 ⑤実行力を高める。 ①〜⑤が達成できるよう

          24回目のシーズンイン

          It's a Small World

          バヌアツ人スプリンター帰国  短パンで過ごせた季節から季節が進み朝晩の冷え込み始めてきた一昨日Obedが帰路についた。昨日、母国に無事に帰国した連絡がきて、この2ヶ月間のバヌアツ人スプリンターとの合宿も終幕を迎えた。本当の終わりを告げた。    改めて関わってくれた皆さんには心から感謝を申し上げたい。 大西English炸裂の日々  さて、初めての留学生の受け入れということでてんやわんやする毎日であった。 もちろんコミュニケーションは全て英語。この合宿に向けて少しでも

          It's a Small World

          2023年シーズンの振返り

           長いようであっという間のシーズンが終わった。 運命に決着をつけるべきシーズンと覚悟して、冬季トレーニングに挑み充実したトレーニングができた。結果的には届かずという結果だった。    そんな時少し前に見た動画をSNSを思い出した。  結果で言えば、目標未達成であり、失敗である。 しかしながら、動画の通りで「その方法ではうまくいかなかったことがわかった」ということだと思う。  僕の競技は自己満の世界なので、ダサいことを言うと本当に限りなく目標に近づけた手応えがあった。(毎年言

          2023年シーズンの振返り

          陸上競技を共通言語にする。の一歩目

          今年の夏は暑い。9月に入ってもまだ暑さが残る。 アジア選手権に、世界陸上。たくさんの興奮を届けてくれた。名勝負に、好記録。そこに挑む選手、スタッフのストーリーは時間が足りないほどに面白い。 チームとしても96回続く関東選手権で、400mRを39.86の大会記録で優勝。ディフェンディングチャンピオンとして挑んだ1600mRも制し、関東選手権では初のリレー二冠となった。手前味噌ながら、この期間中にメンバーの一人一人のスイッチが連鎖して入っていく瞬間に出会えた気がした。我ながら良

          陸上競技を共通言語にする。の一歩目

          一つのことにこだわること。

          昨晩、後輩の高瀬慧のSNSの投稿によって少し界隈賑わいを見せている。これまでアイデアベースで話していたことがこうやってリリースされる本当になったんだなと他人事のようにも思う。 役不足ではあることは百も承知の上で、ここまでのストーリーと心境を書き残しておこうと思う。 高瀬慧との出会い。  高瀬(敬称略)との出会いは2007年の春である。僕が彼の一つ上の大学の先輩にあたり、新入生であった彼の世話をするところから始まる。当時はダルダルのTシャツに、スリッパと揶揄されていたスパイ

          一つのことにこだわること。

          陸上競技の価値について考える

          なぜか書かないと行けないという思いに駆り立てられたので、書いてみようと思う。(そんな思いになってから早2週間が経とうとしているが…) かれこれ陸上競技に関連することを生業にして10年が経つ。社会人クラブの運営、東京と千葉を拠点とするスクールの運営を主に行なっている。自ら走ることもあれば、走ることを教えることも、教えてもらうこともある。様々な経験をどのようにカタチにしていくか。想いは変わらずとも立場や環境に応じて、どのように最大化をしていくかを考えるようになった。うまくいくこ

          陸上競技の価値について考える

          <再掲>3つのB

          世間で言われている”付き合ってはいけない3B”ではなく、トレーニングにおける3つの"B"の話をしたいと思う。 これは大学の先輩であり、現在は比叡山高校で指導をされている武田さんに教えてもらい心に留めていることである。 3つのB 3つのBとは<Base:基盤><Basic:基礎><Build:積み上げ>の頭文字をとったものである。トレーニングに当たって大事なポイントであると思う。小学生〜中学生をコーチングするに当たっては、寝て起きて元気に走り回っても記録が伸びる時代から徐々

          <再掲>3つのB

          OTT1500mを終えて

          OTT初参戦 福男や400mトライアルでは参加したことがあったが、今回初めてOTTの1500mに参加した。何度か出ようと思った機会はあったのだが、仕事やコロナの影響もあり出場する機会はなく初参戦となった。会場などの雰囲気は言わずもがなだと思うので、なぜ1500mに出ようと思ったかと書いておこう思う。 長距離耐性ができた中学時代 中学時代に東葛駅伝という地域では最大級の1区間平均3km、10区間で繋ぐ当時で70年以上続く大きな駅伝大会があった。 10月半ばくらいに開催され

          OTT1500mを終えて

          本気の遊びが本気の子供を育てる〜Accel Kidsの歩み〜

          新しい陸上競技の形 2012年、社会人の陸上競技クラブ「Team Accel(現:Accel Track Club)」を創部しました。もう10年前にはなりますが、当時私の目から見た陸上界は強豪の実業団チームではないと競技はできないように見えていました。私たちのような社会人フルタイムアスリートは極少数だったように見えました。  そんな中、強豪実業団チームと渡り合うような新興勢力が出てきました。 現在はプロスプリントコーチとして活躍される秋本真吾さんが率いていたimaや都内で小

          本気の遊びが本気の子供を育てる〜Accel Kidsの歩み〜