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知識探求3『脳の進化学 男女の脳はなぜ違うのか』

脳の進化学 男女の脳はなぜ違うのか 著:田中冨久子 様

最近は脳について知りたいと感じた為、いくつか本を学校の図書館にて借りてきた。

1冊目は『脳の進化学』で、男性女性で脳の発達の仕方の違いについて書かれている本である。

脳の構造
脊椎動物は古脳と新脳があり、
古脳は生命維持と種の存続の為。
新脳は学習能力と社会適応行動の為に使用されている。

人類の始まり
15万年前のアフリカのエチオピアにて、人類の最初の祖先となる女性(ミトコンドリア・イヴ)が誕生した。
人種はアフリカ人とされているイヴから始まり、様々な大陸にて交配をすることにより非アフリカ人である人類が増加した。

内容がかなり多い為、ざっくりと男性女性での脳の成長の違いについてまとめてみようと思う。

ラット実験(古脳)
雄と雌でストレスに弱いとされているのは雄であり、感受性が高いともされている。この情動性の高さは出産直後のアンドロジェンに暴露されることにより得られている。

アンドロジェン
『男性ホルモン。男性付属性器の活動を刺激し、男性性徴の発達を促進したり、去勢後の男性性徴の変化を防ぐ物質に対する総称で、通常はホルモン(例えば、アンドロステロンまたはテストステロンなど)をいう。』

引用先 「環境省 用語集」 2023/11/21閲覧

また人間の場合、男性の方が攻撃性が高いと結論づけられた。
これには社会的背景があり、長年の男尊女卑の文化も要因なのではと考えられている。


知的能力差(新脳)
読み書きや科学、数学など多くの項目を男女で測定し、どちらが優れているのかというのを計測した結果、
読み、書き、語彙、記憶、感覚は女性が優位であり
数学、科学、社会科学、空間認知、技術理論は男性が優位である事が分かったが、数学と科学の得点性差は縮んできているという。

個人的にはまだ深堀したい内容だったが、新しい本が読みたくなったのでまとめを一旦終わりたいと思う。

ここまで読んで頂き有難うございました。
また次の更新までお待ちください。

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