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2024/1/21@名古屋RAD SEVEN

昨年のアルバムツアー発表後、ありがたいことにいろんなところからライブのオファーをいただくようになった。

2YOUの柴山さんも早々にオファーをくれた1人で、チャットモンチーのころから取材していただいたりと、縁が長く続いている。ソロになってからも声をかけてもらえるのはとても嬉しかった。

1/21当日。なんと、徳島の仲良し家族が、偶然にも泊まりがけで名古屋にお墓参りにいくというので、その車に便乗させてもらうことに。ラッキー♪

名古屋までは、その家族が作ってくれたサンドイッチやコーヒーを飲みながら向かった。それがとてつもなく家族旅行っぽく、遠い昔の記憶が蘇る。いまはコンビニでなんでも買えちゃうけど、昔はよくこうやって自前のお弁当持って外出したよね。

道中はうっすら小雨がふったり霧があったりして天気が心配だったけど、名古屋に近づくに連れてだんだんと晴れ間が見えてきた。ふと、娘ちゃんが、「虹が出てる!」と窓の外を指差した。

大人たちが「おおー!めっちゃ大きい!」と歓声をあげるなか、「全然みえへん」という運転手の娘父。「心の綺麗人しか見えへんのちゃう?」と娘母言われて、車内が笑いに包まれた。

その後、娘が「虹、2つある」と言う。
え??1つしか見えへんよ、と娘母とわたし。
大人の心は、大なり小なり汚れているのかもな。
ま、長く生きてたら、そんなもんだろ。

スマホでもひとつしかみえなかった虹

おしゃべりしてたらあっという間についた名古屋。
入り時間よりだいぶ早く着いたので、散策しながら昼ごはん場所を探す。

首が天を向くぐらい背の高いビルが並ぶ。道路も歩道も綺麗に舗装されていて、とにかく整然としている。
瓦屋根の家も、野良猫も、用途不明のトタン小屋も、当然見当たらない。いや、それが見当たるほうが今の時代珍しいんだけども。

こうやって稀に都会に来ると、キョロキョロしてしまう。街中に広告があることが興味深い。15年間東京に住んでいたころは当たり前に思っていたけど、いまは剥がれかけたポスターや錆びついた看板があるだけの街に住んでいるから、普段の生活で広告を見ることが極端に減った。テレビも見ないし。
だから、いま世間がどういうものを売ろうとしているのか、すこし気になる。無意識に人々の視野に入ることで、それが流行の追い風になってるのかもしれない。広告のない街では、いまの流行りもよく分からないのだ。

ライブハウス近くの有名な味噌カツ屋さんもきしめん屋さんも、長蛇の列。さすがにこれにならぶのは入り時間に遅れそうだったので諦めた。さらに周辺を歩き回り、たどり着いたのがライブハウスから目と鼻の先のあんかけパスタ屋さんの「ユウゼン」だった。

入ってすぐ目の前が食券売機だったので、ゆっくり選ぶ時間猶予がなかったこともあり、当店No.1のメニューにした。
あんかけは、ビーフシチューとミートソースの間みたいな味で美味しかったし、何より具がめちゃくちゃ入っていたのが良かった。人より大食い寄りのわたしも、この一皿で結構お腹いっぱいになってしまった。

思ってたあんかけと色が違ったけど美味しかった

食後、家族たちと別れてわたしはライブハウスへ。

RAD SEVENは初めてのハコだけど、迷わずに見つけられた。会場では1人でスムーズに準備できるように、機材も物販も最小限にしてきたので、あっというまに自分の準備は終わってしまって、みんなを待つ形になった。

リハはわたし、「カネヨリマサル」のちとせみなさん、「明日、照らす」の村上友哉さんの順で、その順番で出演者が会場に集まってきた。リハ後に顔合わせして、改めて初めましてをした。ちとせみなさんはチャットのことがとても好きだったことを伝えてくれた。

ライブ本番は村上さん、ちとせさん、わたしの順だった。みなさん普段はバンドで活動してるとのことだったけど、ソロでのライブも慣れている様子。

村上さんは、低音の効いたとても良い声の持ち主だった。
歌詞と声がリンクしていて、世界観に引き込まれる。声は生まれ持ってのものだけど、それをどうやって生かすかが大事なんだなと、彼の歌を聞いて思った。
最後の曲の前のMCで
「実は昔、チャットモンチーの出待ちをしていました」
と、いきなりのとんでも発言。
いやいやいや、楽屋でそんなこと一言も言うてなかったやん。むしろ、チャットモンチー知りませんぐらいのヨソヨソしさでしたやん!

もちろんライブ後楽屋で村上さんにツッコミましたが、そのあとは堰を切ったようにチャットモンチーについて喋り始めて、その高低差がヤバかったので、即時MADファンに認定しました。
※ちなみにMADファンとは敬称ですよ

次に、ちとせみなちゃんのライブ。彼女も素晴らしい歌い手で、会場の空気を作るのがとても上手な人だった。みなちゃん(勝手にちゃん呼びしてごめん)はチャットモンチーのラストライブにも来てくれてたぐらいチャット好きだと言ってくれてたので、MCでもそのことに触れてくれたりした。
そんな中、彼女もいきなりチャットモンチーのカバーをするという暴挙に出ました。そのカバーがとてつもなく素晴らしくて、しかもわざわざわたしの作詞の曲を選んでくれて。(何の曲をやってくれたかはここでは内緒にしておきます)
まんまとがっつり感動されられました。

いや、サプライズが渋滞してるよこのイベント。

その後のわたしのライブは、相変わらずのゆるい感じでやらせてもらいましたが、わたしもカネヨリマサルと明日、照らすの曲のカバーを1コーラスずつだけやらせてもらいました。出演者の曲をカバーするのは初めてで、でもやっぱり曲を共有するっていうのは会話するよりもめちゃくちゃ分かり合えるなと思った。それは、共演者とも、お客さんとも。
ただ、めっちゃ間違えた。それはごめん。

カメラマンのタカギさんが撮ってくれた素敵写真

ライブのMCで「明日の朝に行くべきモーニングの名店教えてください」と言ったら、終演後いろんなお客さんが声をかけてくれた。お店だけじゃなくて、おすすめのメニューまで。こういう出会いがあるから、旅は止められない。あと、自分の地元の話をしているときのお客さんの顔が好き。わたしもそうだけど、地元を紹介するのって、照れくさいけど嬉しい感じ。

お客さんがくれた情報をメモったメモ帳(途中)

ライブ後の打ち上げも、めちゃくちゃ楽しかった。チャットモンチーの話もしたし、名古屋のライブシーンの話とか、いろいろ。
わたしとしては、普段深夜に大人の人たちと居酒屋にいるということがない生活を送っているので、それだけでテンションあがってた。ひとりだけ違うテンションの上がり方だったかもしれない。
久しぶりの「世界のやまちゃん」の手羽先も食べて、非の打ち所がない名古屋ナイトだった。

翌日早起きしてモーニングへ。おすすめいただいたモーニングの中から厳選した結果「喫茶モーニング」へ例の家族と共に。

朝ごはんの量じゃない

最高すぎるモーニングを決めて、それから名古屋観光。

平日午前中にも関わらずたくさんの人で賑わう名古屋城
何年か振りのきしめんのうまさに悶絶。
お客さんほぼ全員がおすすめしてくれたコンパル
おすすめナンバー1のコンパルのエビフライサンド

1泊2日で最大限に名古屋を堪能しました。
また絶対いきたい。

次回のライブは2/7京都GATTACA
来てね。

accobin

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