吉宗と書いてよっそう
初めての長崎の街は、路面電車が通る大きな通りなのに、横断歩道に信号がなく車が止まってくれるのだろうかとドキドキ。道路は路面電車の線路だらけで、ひかれる訳じゃないけどなんか緊張する。
ずーっと続くアケードに驚きながら街をぶらぶら、行きたかった茶碗蒸しのお店へ。
お店に着くと大行列で、お店の人に予約ができるか尋ねると
「当日の予約はできないんですよー」と忙しそうに困り顔で答えてくれる。
週末だしね、こりゃ無理そうだと、次のお目当てのちゃんぽんの店へ。
どこまで歩いても飲み屋がありそうな大きな街で、方向もわからなくなり迷ってぐるぐる。細い路地には駐車場が開くのを待つ車がたくさん。みんなこの街にご飯を食べに来るのかな、周り飲み屋ばっかりだけど。
そんな賑やかな街を歩き、着いたのは一段とネオン輝く思案橋。
思案橋横丁という横道にちょっとドキドキしながら入っていく。
「お目当ての店があったー!あれ?やってない。」夜8時から営業との張り紙が。
あと30分もあるなーと、街を少しお散歩。
試しにさっきの茶碗蒸しのお店に行くと、ラストオーダー間際ということで1組しか待っていない。これはチャンスと、今日は茶碗蒸しにすることに。
***
150年以上の歴史がある「吉宗(よっそう)」
靴を脱いで二階へ、
「パーン!」と木札をならしてくれました。いい音!
座敷に通されると軒下のちょうちんがいい感じ。
さあ、いよいよ茶碗蒸し、
ドーン!
んーーあんまり伝わらないけれど、どんぶりに入って結構な迫力。
いやー茶碗蒸しだと思ってなめてましたわ。
出汁が多めで出汁を飲んでいるような茶碗蒸し。
具材も色々、ずっと楽しい。
普通の茶碗蒸しといえばそうなんだけど、なんなんでしょうこの満足感。
蒸し寿司の方は綺麗に桜でんぶや錦糸卵がのっていますが意外と控えめな味。
やっぱり主役は茶碗蒸し。
人気店なのが納得の美味しさで、これもまた、もう一度食べたい味でした。
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