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メンズcollection。はばたけメンズ。


ここ数年、メンズファッションがとても面白い
色、ディティール、デザインが広がり、見ていてとても華やかで楽しさを感じる。
背景にはユニセックスの流れや、性別を超えた陣減としての生き方の尊重があると思うが、
ファッション界で見られる傾向は、少しニュアンスが違うような気がする。
それは、男性自身が男性性をどう考えるか?
そんな問題定義。
考えてみれば、男性はある意味「楽しむ」という観点でいうと、制限を与えられてきたのかもしれない。
女性への制限は見えやすいが、男性への制限というのは見えないバリアーのように張られていたのかもしれない。

そんな男性たちの見えざるバリアーに対して、もっと自由に楽しむ事への課題がここ数年のコレクションに表れているように思う。
女性はパンツも、アクセサリーも帽子も、もともと男性が身に着けるものをうまく取り入れ自分たちのものにしてきた。
しかし男性はスーツに代表されるように変化を抑圧されてきたように思う

人間一人一人の価値観が問われる今、男性・女性ではなく自分らしさを思う存分楽しめるそんな未来をファッションは提案しているのではないだろうか。

思えば、パンプスも、スカートも、コサージュももとは男性貴族が履いていたもの。
自然界で考えれば、より華やかなのは雄。
そう考えると、未来は過去を振り返り、よりクリアーな目で生き物を見ることでも見えてくるのかもしれない。

楽しむというのはそれぞれの心の中にある素直な欲求。
様々な背景の人たちが、それぞれの楽しみに自由に心を開いて楽しむ未来とそれをみんなで朗らかに楽しめる時代が近い未来に来るだろうと期待が膨らむ。

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