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自分の地域のりんご農家としての考え方

自分の村では
約8.9割ほどはりんご農家で【兼業も含む】
隣もその隣もその隣の家ももりんご農家であり
地域ならではの団結力や情報量は多い
それゆえに悪い噂の流れは早くて
怖いところもあるけれど。

そういえば
まだ小学生だった時
将来の夢をクラス内で発表し合う会があって
それぞれ
先生になりたいとか
博士になりたいとか
歯医者になりたいとか
プロ野球選手になりたいとか
お菓子屋さんになりたいとか
発表し合って
どれもすごくいいねって
みんなも先生も拍手してたんだ

でも自分の前に発表した人が
農家になりたいって言った瞬間
クラス中でとんでもない笑いが起こった

違う地域の人が研修に来たり
英語の先生が教えに来たり
お偉い様が来たりした時

自分たちの8割9割はりんご農家から
生まれたんだって自慢して
【すごいね】って言われて
村にはりんご畑がこんなにあるんだよ
って自慢して
【すごいね】って言われて
りんごの自慢はするのに不思議だった
みんなの親だってりんご農家なんだよ

農家にはいつでもなれる
誰でも出来るって思ってしまう
参入ハードルの低さと
大きくお金も稼げない収入の低さ
笑われるのは当たり前に
子供でもわかってたのかな

こんな事書いたけど、
そんな自分の夢はゆくゆくは
りんご農家って言おうとしたんだけど
前の人が笑われてたから
プロ野球選手って答えた前者側

今でも戻れるならあの時
【りんご農家】って胸はって
言えばよかったな

時は立って農業高校に入学したんだけど
その先生が1りんご農家より
教師の方が稼げるって言ってて
将来は考えろっても言われたなあ。

誰でも色んな意見があるけど、
自分なりに納得出来ないことも
生きて行けばそりゃあって
客観的に見れば
自分のりんご園バカにされてる様で
辛かったなあ。

そんな自分も農業関係の仕事してから
りんご農家を継いだんだけど、
まあ
そこにすごい夢や希望があって
りんご農家ってこんなに、、、

また次回に回します。



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