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今日私は間違いなく、日本一諦めの悪い母親。

今日は、さわらぎ寛子先生の「言葉で仕事をつくる塾コトシゴ」の6回目の講座を新大阪まで受けに行く予定だった。

4月から、毎月2日間続けて行っていて、5回目は昨日行ったばかり。今日はいつにも増して、張り切っていた。
昨日の講座「リサーチとヒアリング」が面白すぎたせい。
そして今日のテーマは「SNSと集客の仕組み」楽しみでたまらなかった。

次男が、ママにネックレスを作ると言って、こんなものを昨夜作ってくれた。そして今朝になって、ちゃんと持ったか確認されたので、慌てて手帳に挟んでバッグに入れた。

次男6歳の作品「ネックレス」

奈良県と京都府の境目に住む私は、朝8:15がギリギリデッドライン。この時間に家を出て、自転車で5分のこども園に次男と長女を送り、最寄駅8:34発の電車に乗れば、約1時間で新大阪駅に着く。講座は10時スタート。

それなのに。

今朝、私が化粧を終えてカバンを持ち上げた瞬間、「どうしてもしんどい」と言った次男。
時刻は8:12。

熱を測ったら37.6℃という、なんとも悔しい、微妙な体温。

正直、しんどいって言ってなかったら、体温詐称してこども園に預けてた。

嘘だろ・・・
置いていくか?いや、ダメだ。
え、もしかして、諦めるしかないの?

その月の2日目は、リアルタイムzoom受講に振り替え可能なスケジュールであることが多い。今月、それでいけるっちゃいけるか…
あぁ…

・・・チクショー!!!

リアルな場面で得られるもの、感じられるものの価値を重視していた私にとって、本当に納得のいかない展開。

だけど、とっさに頭に浮かんだのは、

昨日から、庭で飼っているメダカに餌をあげられていなかったこと、

今夜は、地域のイベント企画ボランティアの会議が19時からあって、夜までバタバタになる予定だったこと(夫は今日夕方に早退してくれる予定)、

長男が、21時過ぎまでママに会えないの?と寂しいを通り越して憤慨していたこと、

なんか、そんなことが一気に頭をよぎり、

「仕方ない。今日は家にいた方がいいっていうことなんだ」

と諦めることにした。
元気な長女だけ、こども園に連れて行った。

家にいるならいるで、やることはたくさんある。
あなたの広告つくります」企画の制作に時間を充てる。
(皆様、お待たせしております)

しかし、まぁ、次男が体調が悪いと言いながら、話しかけてくるくる。

お腹すいた、なんか果物食べたい、これなぁに?食べてみたい。ママ、飴食べていい?

あのさ・・・

具合悪いんだよね?寝てたら?2階で寝たほうがゆっくり寝れるよ。

怖いし眠れないだもん、となんだかんだ屁理屈並べて、テレビを観ている。さらに、同じフロアのトイレにさえ着いてきてという始末。ウザすぎる。これでウゼェって言わないでいる方法、誰か教えてほしい!!

たまに抱っこしたり構ったり、なんやかんや蹴散らしながら、
「今頃大阪会場では・・・」と想いを馳せたりして。

そうこうしているうちに、小3長男が帰宅。
「ママ、なんでいるの?」と拍子抜けの様子。状況を話すと、弟に対して、厳しい目を向けた。
「2階に行って寝ろ」

ママが家にいて、ホッとしたでしょ、よかったでしょ。と聞くと、
「ママが楽しみにしてたのに。大阪行ってほしかった」という。
なんだか切ない。家族みんなが応援してくれている。

15時頃、なんだか急に眠気に襲われて、今頃大阪会場の皆さんは白熱しているだろうかと思いながら、ソファに横になったらあっという間に寝落ちしてしまった。

起きると、20分くらい経っていて、雰囲気に感化されやすい次男も一緒に寝てるのかと思いきや寝ておらず、こちらを見ている。

朦朧とした頭で「ねぇ、しんどいって、嘘なの?今日、行きたくなかっただけなの?」と次男に聞くと、「…うん」という。

次男は、たぶん、行きたくない、と思ったら37.6℃出せる体質なんだと思う。私もそうだった。毎週のピアノ。5年習った最後は3週続けて微熱が出て、ついにやめることにした。

完全な嘘でもなく、本当の体調不良でもなく。
行き場のない怒り、やるせなさに体中の力が抜けていく。

机に座るものの、体を起こしていられなくなってしまった。

「なんでこんな大事な日に、たった私一人、自由になれないのよ」

夕方、夫が帰宅するやいなや、私はもうこらえきれなくて、2階の寝室にこもり、現実逃避のように、また眠った。たぶん1時間ほど眠った。

今も悔しさは消えないけど、zoomでの体験も1回はしてみたかったからよかったと思う。ことにした。
9月までのあと3か月。
どうかどうか、誰も熱を出さないでください。お願いします。

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