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物事の見え方は人によってこうも異なるのか…と痛感した話。

先日、近所の友人Aさんと夕方、小1時間ほどお茶をした。

彼女には娘さんが2人いて、互いの第二子がこども園でクラスメイトで仲が良いこともあり、親しくしている。

年に数回、夫が仕事でいない土日などに、公園や互いの家で遊ぶこともある。

先週末の夕方、近所のパン屋さんでパンとコーヒーを飲みながら、園児お迎えまでの時間、久しぶりにおしゃべりしよう、と約半年ぶりくらいに喋った。

それぞれの近況などを話したあと、
ふと彼女が、「長女のことで悩んでいる」という。

長女さんは小2で、学童保育に通っているのだが、次女さんの入学説明会の帰りに、学童保育内にいる長女さんを見かけたという。
※学童保育は、学校の敷地内にあり。

図書室で1人、本を読んでいる姿に、
「また1人でいる…大丈夫だろうか。他の子たちはボードゲームとかやってるのに」と悲しくなったとのこと。

お友達の輪に入れないのではないかと不安で仕方ないが、本人がどう思っているか、全くわからなくて、聞けないという。

…いやいや、心配しすぎでしょと思うのだが、そう感じてしまう背景があるのも知っている。

Aさんには、「小学生の頃、常に誰かと一緒にいたかったのに、避けられたりして、その願いが思うように叶わなかった」記憶があり、どうしても自分と長女さんを重ねてしまい、前向きに捉えられないという。

私から見れば、長女さんには好きなことがあって、お友達そっちのけで楽しんでいるような気がしてしまう。

自分の世界で楽しめるのって最高、って私には思える。

私は、学童保育に通っていた頃、1人で図書館で漫画を読んでいることが多く、遊びたくなったら自由に誰かと卓球やボードゲームを楽しんでいた記憶がある。遊びたいものや、遊べる人がいなければ、オルガンを弾いたり、絵を描いたり、あるいは図書館でまた面白い漫画を開拓したり、あの自由な時間が幸せだった。

それに、私から見た長女さんは、帰り道もいつも誰かと一緒だし、明るくて好かれる子に見える。実際、我が家の子どもたちも慕っている。

もちろん、我が子のことって、自分のこと以上に心配しちゃうし、身に覚えのある「女子のグループの大変さ」が低年齢化してることも、彼女の不安に拍車をかけているかもしれない。

だけど、別の人間から見たら、不安な要素を感じないよ、と思うこと全てを伝えたところ、
「あぁ〜ありがとう。これからもしょっちゅう違う視点の知子さんの話を私に吹き込んで」というので、そうしようと思う。

そしてこの日、私も彼女の別視点に救われた。

誕生日おめでとうを言わない夫について愚痴ったところ(根に持ちすぎ。笑)

「えっ、うちの旦那なんて、誕生日覚えられない人で、何年も忘れてるよ」という。

えっ…!それでいいの?Aさん、怒らないの?
と訊くと、
「嫌だよ…なんでって思うけど、期待しないことにしてる」と、淡々と言うのだった。

そして私にとってはとても不思議なことに、彼女はそんな旦那さんをとても大事にしていて、結婚できたことに感謝している、というから、驚きなのである。

私は、期待することをやめたら、愛情も持てない気がする。いや、愛情がないから、期待しちゃうのか…

…いや〜難しいな、私には……

私こそ彼女に時々会って、自分のどぎつい性格にお灸を据えてもらわなきゃ。


以前、Aさんのことを書いた記事。

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