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フロンタウン生田 ベースボールスクール開催

8/7・8 、川崎フロンターレが運営する育成年代向けの首都圏最大総合スポーツ施設「フロンタウン生田」にてこの度ベースボールスクール(トライアル)の運営協力としてサポートをさせていただきました。

きっかけは昨年まで「キッズ大陸中川園」にて野球クラブの運営協力を行なっていて毎週木曜日に幼児・小学生に野球指導を行っていたのですが、中川園がこの春で閉鎖となりこのフロンタウン生田に移転となり「キッズ大陸フロンタウン生田園」が今年4月にオープンするということで野球もやりたいよね、というお話をさせていただいていたのが始まりです。

諸条件が整わず、キッズ大陸での平日野球クラブはまだ開設ができていないのですが、この度施設オーナーの「フロンタウン生田」主催で少年野球チームに所属している子を中心とした野球スクールを企画、実施となりました。
当日は初日が小学1〜3年生(低学年)、2日目が小学4〜6年生(高学年)クラスに分け、合計20名ほどの小学生に集まっていただきました!
初日はこの日が野球初めて!というお子様も参加して、楽しくボールに触れ合いました。

「型にはめず野球を楽しく続けてもらいたい」
そんな想いで今回の指導にあたったのはインディペンデンツジュニア立ち上げにも協力いただいた伊豆原真人さん。現役高校教諭で昨年までは神奈川県の有数の進学校として知られる川和高校野球部の監督を務めていました。現在は別の学校へ異動し、高校野球部には所属していないことから、中学生や小学生、また未経験の未就学児など幅広いカテゴリーの子供たちに野球の楽しさや、基礎技術、上手になる身体の使い方を指導しています。


真ん中が伊豆原コーチ、右は松井コーチ、左が島本

ここフロンタウン生田は最新の人工芝が完備されたサッカー場が2面、バスケットボールやバレーボール、フットサルなどで利用できる空調設備完備の屋内アリーナが1面、屋外屋内テニスコートが合計2面、野球やサッカーなど誰もが気軽に楽しめるクレーの多目的広場が1面、川崎ブレイブサンダース寄贈のバスケゴールが1基とあらゆるスポーツを楽しめるスポーツタウンになっています。

スポーツコートの隣には遊具がたくさんのふれあい広場が設置されている

スタッフの方に聞くと、夏の期間は夜の19時頃でも子供たちがわんさか広場で遊具や水遊び場で楽しんでいる様子が見られるなど、スポーツをする子供たちとそうではなく気軽に遊んでいる子供たちが融合する空間が設計されているのが本当に素晴らしいです。

今回はフロンタウン生田としても初の「野球競技」ということで、特に小学生年代が正しく野球を学べる機会が少ない、という課題感から「子どもたちはもちろん普段の練習に付き添う親御さんたちの学びの機会も提供したい」とお題をいただき、文武両道を実践し高校生年代の選手たちをたくさん成長させてきた伊豆原コーチにわかりやすく、丁寧な技術指導をレクチャーいたしました。

 バッティングは特にみんな悩むところ!


最初の構えが実はその後の動きを左右します
2時間みっちりと基礎技術を学んでたくさんのヒントを掴んだ子どもたち

アップを兼ねた「ボールを捕る」「ボールを投げる」
ショートバウンド捕球からネットスロー。
ポイントは「捕球する手を下げると、右手は上げる」体は常にバランスを保とうとするので、左手が下になれば右手は上。右手が上になれば左手は下、というように左右のバランスを意識しながら身体を動かしていくとスムーズな捕球ができるという。そして捕球する手と逆の足を前にして捕ると体がしっかりと沈み込んで、バウンドに対応しやすい。

左手が下になれば右手が上

身体の構造を理解して、どうすれば一番捕りやすいか、投げやすいかを考えながら反復練習していく大切さを伝えました。
必ずしも「フォームがこうであるべき」と伝えるのではなく、「こういう方が身体が自然と動くよ」というようなニュアンスで伝えていました。
すぐに言葉を理解できない小学生でも身体が自然と反応することで、少しずつ動きが変わってくるのが目に見えましたね。

また、バッティングでも同様にいくつかの押さえるべきポイントだけ一つ一つ明示してネットに向かってたくさん打ち込みました。
ポイントは
① 1でバットを担いで肩幅くらいのスタンスを取る
② 2で前足を軸足の方に引いて体重を後ろに残す
③ 3で前足を踏み込み、担いだバットをそのまま下ろして振り抜く

1で後ろ足に体重を残して少し前屈みになるとより力が伝わりやすい

バッティングは指導者によっていろいろなアプローチがあるかと思います。
全てに合うフォームはない、という前提で体重移動をしやすい(ボールに力が伝わりやすい)バットの軌道を正しく再現しやすいポイントを解説してくれました。
ミートポイントが不安定な子でも、体重を後ろに残して我慢できるだけでバットが出やすくなったり、力強さが増したり。
3つのポイントを伝えるだけでみるみる打てるようになりました。
打てる高学年の子達には打った後の理想な体勢などを見せるとよりボールが遠くに飛んでいくイメージができたかと思います。

川崎フロンターレが推進する「フロンタウン生田」
地域の子どもたちと一緒にコミュニティを育て、いろんなスポーツを通して、子どもたちが興味を持ち、もっと上手くなりたい!学びたい!という機会をこれからもたくさん提供していってほしいと思います。
また、弊社もこうした活動を通して、少しでもスポーツを始めるハードルを低くして、スポーツが好きになる子を増やす取り組みに貢献できれば嬉しいです。

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