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こどもがサーフィンすると 賢くなります

こんにちはあちゃもです。
「こどもがサーフィンすると賢くなります」→と思います。
私は結婚前は仕事の休日はほぼサーフィンしていました(海へ入った回数のわりに上達しないビギナークラスですが...)その経験からこの仮説を検証します。サーフィンというスポーツにはまる子供がこんな知識も自然と身につくんだと、何か背中を押すときのヒントになればと思います。

なぜ賢くなるのか

✔ 天気図の等圧線を読み始める
✔ 月の満ち欠け、潮位潮流を覚える
✔ 日の入り、日の出時刻を覚える
✔ 浅瀬の海の生き物を覚え危険生物の対処法を知る
✔ 海岸線の変化に温暖化問題を考える
✔ 日本地図、世界地図の地形を調べる
✔ 様々な年代、男女と交流する機会がある

スポーツをしながら、はまればはまるほど興味がわいてきます。もう少し詳しくなぜそうなるのかを紐解きます。

天気図の等圧線を読み始める

波は天気によってサイズが変わります。それは今日、明日のフィールドの天気ではありません。波ははるか沖からやってくるので、波のうねりを発生させてくれる地点の状態で数日後に自分のフィールドにどのくらいの波が上がるかある程度予想できます。
よく台風接近前に暴風雨の前に波だけ高い状態になります。これがそのはるか沖合の天候の状態が影響しているのです。
休日とタイミングが合うのか、はたまたグッドコンディションの波に合わせて有給を申請しようかなど波の状態は天気図が頼りです。天気予報の等圧線を見る力があれば経験を重ねていくと精度の良い波予想が自分でできるようになります。

月の満ち欠け、潮位を覚える

波のサイズと同時に潮位がサーフィンに適したコンディションには大きく影響します。「月の満ち欠け」「潮位」が書かれたカレンダーは必須です。大潮の日などは、1日を通して満潮干潮時でもコンディションは大きく変わるので、時間帯にも注意しながら海に入るタイミングを見計らいます。
また、大潮の引き潮の際に入ると波の引く力の強さに自然の力を感じます。
自然がフィールドのスポーツなので、自分で情報を集めて考えて行動しないと危険なこともあり、自分の身を守るためにも必要な知識です。

日の入り、日の出時刻を覚える

朝一番でサーフィンしてから出勤するときは、日の出時刻から逆算して暗い時間に家を出ていきます。逆に終業後にサーフィンするときは、日の入り時刻で間に合うのかを計算します。
夏至や冬至にも敏感になって、昼間の長い季節になると朝も夕方もサーフィンできる楽しいけれどもクタクタの毎日がやってきます。
また、海に入りながら日の出日の入りを見ていると、太陽の上ってくる場所、落ちる場所が季節によって全く異なるので地球や太陽の位置関係を捉えることができます。

浅瀬の海の生き物を覚え危険生物の対処法を知る

海岸にはトゲを持ったエイや海中にはくらげもいます。どれも逃げる方法はないので、運悪く攻撃をもらったときは冷静に対処する必要があります。
サーフィンは海の中には監督もコーチも審判もいません。トラブルがあっても「タイム」は通用しないので、どのような行動をするのがベストか知っておく事が大切です。
また、知らないサーファー同士でもトラブルに見舞われたときはお互いさまで助け合う必要があります。

海岸線の変化に温暖化問題を考える

自分の地元のフィールドを誰しも持っています。数年かけて海に入っていると海岸線が明らかに陸に近くなってきている事を海に入りながら感じるのです。
それによって砂浜の砂も海に流出して波の上がり方も変わってきます。フィールドが無くなるかもしれない危機感は、その原因や問題点、地球環境全体を考えるきっかけにもなります。地球温暖化の問題を自分事として捉えることが出来るのは、その後の主体的な行動にも影響します。

日本地図、世界地図の地形を調べる

サーフィンスポットは日本中、世界中にあります。プロサーファーが入るスポットをGoogleマップで眺めたり、世界中の海岸線の複雑な地形すべてがサーフスポットに見えてきます。
このスポットにはこの辺の海のうねりが届くから年中海水は冷たいだろう・・とか、この有名なビーチは長さが何キロで九十九里浜の何倍かな・・など妄想が尽きません。

様々な年代、男女と交流する機会がある

サーフショップなどに行くと、キッズから70代以上、また男女に関わらず非常に幅広く人と関わります。会社の肩書も地位も名誉も全く関係のない、「海」を軸にした横の人間関係です。
家族でもなく学校でもなく会社でもない場所で、大人たちがこんなに夢中になって海で遊ぶ姿を見て「仕事やお金でない幸せの価値観や多様性」をきっと感じます。一方、サーフィンには車や道具を揃える結構なお金がかかるので、稼ぐ力も大切でありその力の有無によってサーフィンライフがどう違うのかも分るでしょう。


それぞれのスポーツにも子供が成長できるポイントはきっとたくさんあります。サーフィンは「自然がフィールド」その違いだけでたくさんの学びに溢れていることが伝われば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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