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新しい私のかたちうつしだす、認知の光あつめる鏡

Achiですこんにちは。この文章を読みに来てくださってありがとうございます。

この記事はゆる言語学ラジオ非公式 Advent Calendar 2023 16日めの記事です。
15日目はYujin6さんの「ゆサDマイクラ鯖がこの先生きのこるには」

17日目はpanotさんの「会社のアイスがしょぼくなった、その後日談」です。


私は本当に私から見えている私であるのか?

私がどういう姿をしているのか、私の持ち物、私を飾るもの、私にまとわりついたもの。それらについて、私は鏡を見て把握している「つもりになっている」。

私は私が、私の思う私であることを常に疑っている。
それはある意味大事なことではあるが、自己の確立、認識がうまくいっていないということでもあり、私は「自己紹介」がいつも苦手なのだ。

私はいったいどういう人間なのか?

私が何よりも知りたいのは、結局自分のことなのかもしれない。

今年のもう一本の Advent Calendar に書いたこと

私はヒトをひとりひとり、発言内容などから形作っていくのが好きだ。上記で言及している「Fediverse」では、最長7年近く人の日々の様子や考え、好きなことを見ている。だからそこで言及されたことであれば、「この人はヤクルトファンなんだな」「この人は何らかの舞台をよく見に行っているようだ」「この人はこういう漫画が好きなんだな」「政治や宗教、人権問題や国際問題についてこう考えてるんだな」と記憶に残っている。

もちろん私の好きなもの・やっていること・どこかで言及したこともみんなよく知ってくれていて、意外なことを意外な人が憶えていてくれるととてもうれしく感じる自分に気づいた。
「Achiさんは商店街の近くの家に住みたいんでしょ?」
「ああ、そうです、そうなんです。そんなこと覚えててくれたんですね」

Discordのとあるコミュニティに参加して、2年以上たった

この Advent Calendar は「ゆる言語学ラジオ非公式Advent Calendar」である。「ゆる言語学ラジオ」にはサポーターコミュニティがあって、月額料金を払ってサポートしているとサポーター限定のDiscordに参加することができる。あくまで「サポートのおまけ」であるはずのコミュニティ、初期から現在まで大変にぎわい続けている。私も開始から1週間ほど遅れて参加して、そのまま2年が経過した。

自己紹介を書くまで少々ROMったり、最初はおそるおそる書きこんだような記憶もあるのだが、いまはすっかりなじんで「広場に何気なくいつもいるハト」のようにそこにいつづけている。

そう、広場にたまたまいたおしゃべりなハトなのだが、広場に集まるニンゲンたちがどうやらハトのことをAchiという「個」として認識してくれているようなのだ。

いつのまに「私」を知っていてくれたのか?

(以下、厳密にいただいたお言葉をコピーしたものではないので、サーバ内で検索しても出てこないことがあると思われるが決して妄想ではないとお断りしておく・少なくとも私の認識ではこのようにとらえることができたのだ)

ハトの写真をいっぱい持ってることを知っていてくれて、ハトが見たいときに声をかけてくださった人
ドラえもん好きを知っていて「このブログ記事の解説についてAchiさんはどう思います?」と聞いてくださった人
藤子不二雄関連の本が発売されることをいち早く教えてくださる人
「Achiさんの短歌好きですよ」「あの短歌よかったなあ」と言ってくださる人
ストリートビューを見るのが好きなことを知っていてくださる人
私がラジオにゲスト出演する朝、私が言及する前に番組予告で「いまAchiさんの名前が聞こえたような?」と気づいてくださった人
地理のチャンネルに参加したら「Achiさんがいままでここにいなかったなんて」と言ってくださった人
「アフリカについてはAchiさんが知ってるはず」と関連の話題の時に呼び出してくださる人
私の作る音楽を気に入ってほかのタイミングでも紹介してくださった人
私のYouTube動画を見てくださって、実際にお会いできた時に「ダヴ沢さん(動画に出てくるハトのキャラクター)の声だー!」と言ってくださった人
私の作っているものを知って、同人誌を買いに即売会に来てくださる人
私のトークライブに駆けつけてくださった人
Achiさんはエピソード記憶が強いイメージがある、と言ってくださった人
「Achiは何者にもなれなかった」と言われてしまった悲しい思い出を打ち明けたとき、「少なくともただものではないですよ」と言ってくださった人

鏡にうつるのは光の反射だ。あなたたちは光だ

私は確かに鏡を見ていた。
そこに誰かから見た私の姿が投影されると、ああ、私はやはりこういう形をしていた。私の思った通りだ、私の思った以上だった、私にはこんな形もあったのか? こちらの私はなんだ? まだ見えていなかったものもそこに浮かび上がってくる。この鏡に差し込む新しい光だ。

私がこれまで積み上げてきたものや、面白がって身に着けてきたもの、ガラクタだけど捨てずにいる大事なものが私に確かに備わっていることを、私を見ていてくれている人たちから教わる。

もちろん今までの人生のいろんな場面で、私はそのような光を受けてきていたのだと思う。しかし恥ずかしながら、それが私にとってとてもうれしいことだということを気づいたのはつい最近のことなのだ。

私には何ができるか

さて、私には何か恩返しができるだろうか。
私ももっといろんな人をちゃんと見て、ひとりひとりがどういったひとなのか知っていきたい。
私が役に立てる時は気軽に呼び出してほしい。できるだけ駆けつけて私の脳内にある持ちものから役に立つものやガラクタを提供していければうれしい。




おまけ(長い)


本文で言及したかったけど、みょうにエモくしてしまったので入れ込めなかったエピソードを書いてみる。

・ドラえもんに詳しいと言っても多分それほどではないのよ、あぶないところだったの巻

「ゆる学徒カフェ」オープン直後のサイン会イベントに行ったとき、とある人(初対面ではない)とお話していたところ
「こないだYouTubeの動画で”ドラえもんの道具からエピソードのオチを当てよう”っていうクイズがあったんですけど、Achiさんだったらすぐ答えられそうですね。『タイムふろしき』の回なんですけど、どうでしょう?」と言われ
「えーーっと、『タイムふろしき』の回はですね、ジャイアンが風に舞ったタイムふろしきを手に入れたんですけどくるまってしまったため赤ちゃんになり、それをスネ夫が拾って家に持ち帰ったところママに奪われ、『人のものは返すざます、でもそのまえにバッグを新品にするざます』みたいなことを言ってわに革バッグをくるんだらワニにまで戻ってしまい『あたらしすぎるざます!』と逃げまどう……というオチだったと思うんですけど」
「そうです!さすがご存じでしたね!」

よかったああああああ知ってるやつでよかったあああああ!!
フーーーーー!!!

・いただいた差し入れにすごくすごくジーーーンとなったの巻

京都で文房具のイベント内のトークイベントを担当していまして、無料で見られるので京都の方よかったらいらっしゃってくださいね~という告知をしたところ、おひとり来てくださったのです。
仕事中でお忙しくて本編は見られないけど「差し入れ持ってきました!」とプレゼントの包みをくださって、 うわーー!うれしい!!トークライブはあとで動画UPするから良かったらそちらを見てください! などとご挨拶。

もうそれだけでもとてもうれしかったけど、あとで中身をあけて見たらVALUE BOOKSの「本だったノート」が入っていて。

いただいた「本だったノート」

「ゆる言語学ラジオ」とよくコラボしているVALUE BOOKS、そして私が文房具好き、コミュニティには本が好きな人も多いしもちろん私も好き。という数々の要素を詰め込んだような、「これっきゃない」贈り物じゃないですか……
そう思ったらめちゃくちゃうれしくて興奮した。

私は「このノートをなにか、特別なノートにしたいな」と考えて「本の感想メモ」を書くノートと決めた。

本だったノートに本のことをかく。
本の感想やメモを書きこんでいる

少しずつ、読んだ本の感想やメモを書きこんで「本だったノートを本のことが書いてあるノート」にしている。
しずかなインターネットのほうにページごとにUPしているので興味のある方はそちらもご覧ください)

どれだけ続けられるかわからないけど、いっぱい書きたい。図書館にも持って行ったりしている。

さらにおまけ。パーソナリティーのお二人とのエピソード

本当はこの記事、去年のゆる言大忘年会で「おのまとぺ袋」を売った話とか、ゆる言語学ラジオの「合宿」に参加したり、ゆる学徒カフェのイベントにいくつか行ったりしていろんな人に会ったよ!という話にしようかと思っていたけど削りに削った内容にしてしまった。いろんな人と出会わせてくれたゆる言語学ラジオのお二人に全然ふれてない。

ということで今年のエピソードを。

堀元さん

合宿ではお世話になりました。おかげでめちゃくちゃ楽しかったです。得に印象的だったエピソードは3つ

・動画を撮影している堀元さんにカメラむけたら「おっ!撮影バトルするか!?」 と言われた(撮影バトルとは?w)
・他の参加者の方と4人ぐらいでお話したときに私のことを「Achiさんのボリビアのストリートビューで犬を探す動画が面白いんですよ!」と紹介してくださった
・餃子を作ってるところに堀元さんもやってきて一緒に作ったけど、その前に「おっ!このテーブルにはわんぱくサイズの餃子を作ってるやつがいるな!?え!これAchiさんが作ったの?意外ですね~!意外にわんぱくだな~!」と言っていて、ご自身の包んだ餃子のことは「かわいくできた!かわいいでしょう」と言っていた

水野さん

6月
わたし「ハトのしおりをあげますね」
水野さん「カワラバトですね。自分で作ったんですか?なぜハトなんですか?」
わたし「ハトが好きなもんで」
水野さん「変わってますね。ハトのどのあたりがいいんですか。ハトよりもかわいい鳥はほかにもいろいろいるでしょう。むしろハトは嫌われ者ではないですか?ハトを好きじゃないという人のほうが多そうですね。ちょっと怖いという人もいますよね?目や脚などが気持ち悪いという人もいますよね」
わたし「ヒィイ~ ハトはかわいいですよ……わたしはハトをテーマにショートショート150本以上書いてるんですよ」
水野さん「ええ???」

9月
水野さん「~かしら、という言葉遣いも女性だけのものではないという話がありまして」
わたし「藤子ファンはドラえもんやのび太が~かしらという言葉遣いをするので、それの影響で男女関係なく”~かしら”と言いがちなんですよ。例えばドラえもんが正直太郎という道具を手にはめた結果心の声が外に出るようになったシーンで、ブルドッグとよく似た飼い主を見かけて”やっ、そっくり! 親子じゃないかしら。”といったりするのです」
水野さん「いきなり語りましたね。Achiさんが言うんだから信じられるな。堀元さんと違って適当言ってないだろう

今年のファンアートたち

堀元さんのお誕生日にあわせて描いたゆる学徒カフェ(廃墟Ver.)のドット絵
カウントダウン3
カウントダウン2


カウントダウン1
祝チャンネル登録者数20万突破!

それではおまけが長くなりましたがこの辺で!

良かったらこの記事と対になっている記事もぜひご覧ください!

去年のゆる言アドカレの記事もぜひ!


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