見出し画像

【人生のほんの1日】20221007 ホールで本番直前ピアノ練習。 ラヴェル ソナチネ

週末の発表会本番に向け、ちょうどホール練習の予約を取ってあったので本番の衣装で通し練習してきました。

本番まであと3日なので、本番と同じように舞台袖から出てきて、本番の気分で演目を通しで弾く練習を数回。通しで上手く弾けなかった箇所を10分程度丁寧に部分練習する作業を繰り返しました。

楽章の切れ目のテンションの入れ替えや出だしの脳内カウントや呼吸のタイミングなど、側から見ていても分からないルーティンもたくさんあるので、それらを細かく確認しながら、本番に向けての最終調整です。

以前の投稿にも書きましたが、この全身シルバーの本番衣装も、PVC(ポリ塩化ビニル)素材なので、演奏中に上半身が蒸れて暑くなりやすいこともあり、この衣装で、手をクロスして弾く箇所など動作的に引きにくくないか、暑くなって集中の邪魔にならないか、などもチェックしました。

今日のホール演奏でこの衣装で弾くのにも慣れ、普段とは違う本番への大きな心配ごとがひとつ減りました。普段は動きやすいTシャツとかで練習しているので、いざ本番となると長袖の衣装の袖が気になったりとか、舞台靴のペダル感触に違和感があって集中が途切れるとか、思わぬハプニングがあったりするので、本番前に同じようなホールとピアノで本番衣装リハーサルをするのは、とても安心感が増しますね。

演奏の方も、完全な演奏とはいきませんが、今の自分にできる「そこそこ出来が良い演奏」で安定的に通せるようには努力してきた甲斐があり、大きな事故はなく全回通し演奏できました。

今回の発表会もひとつの本番ではあるのですがこの曲を仕上げるための通過点でしかないと捉えるように考えています。

「絶対失敗できない」とか自分の精神を追い込みすぎると逆に伸び伸びとした演奏ができなくなりそうなので、「今の自分にできることを出せればよい」と思って今回の舞台に臨みます。

おそらく舞台本番でも反省材料がたくさんあるでしょうが、それも「次により良く弾くための成功への材料」と捉えるようにすると、いちいちヘコまなくて済むのでレジリエンス的にいいなと思っています😊

日曜日の本番が明けても、11月にはコンクールの地区本選で2&3楽章を弾く予定なので、週末の発表会も「コンクールのリハーサル」と思えば少しは気が楽かもしれないですね。

とにかくあまり非日常な緊張気分にならず、「いつものように弾く」のを心がけていきたいものです。

で、ホール練習は午前中で、先生も客席で聴いてくださいました。
午後はまた夜まで、気になった箇所・不安な箇所を抜き出しで私の自宅で長時間レッスンし、本番前々日の最終調整を終えました。

めっちゃ長丁場で脳疲労な1日でしたが、睡眠している間に今日やったことが定着して、心身にレッスン内容が染み込んだ形で本番前日を迎えられそうです。

ちなみに本番前日は、もう本気での練習はせず、ゆっくり丁寧に弾いて暗譜の確認と歌い方を身体に覚えさせる作業をリラックスした気分で行う予定です😊



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?