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中国、蘇州、ここはどこですか。そして怪我をする。 :2018.11

(注)この内容は当時のものです。現在はいろいろと状況は変わってないる可能性があります。ご容赦ください。

2018年11月、仕事というよりトレーニングで。
この年に外資系の企業に転職し、そのトレーニングとして中国、蘇州に来た。アジア地域の本社機能が中国にあるためだ。

[ここ、どこですか?]

同時期に入社した3人と渡航。
空港からタクシーで1時間半程度なのでホテルを伝えて移動。
ホテル付近らしきところで同じところをぐるぐる。している気がする。
とっぷり日は暮れている。というか結構遅い時間だ。暗いから分かりづらいのかと最初は思ったがなんか様子が違う。

そうこうしているととあるホテルの前で止まり、ここだここだと全員降ろされ、荷物も全部降ろされる。

ほんとにここか?と聞くがここだと言って逃げるように走っていった。怪しい。というか、嫌な予感しかしない。
ホテルもなんかオシャレというか映え感たっぷりの感じでなんか場違い感たっぷり。
ただ、周囲にひとっこひとりいないし、車もほとんどいない。仕方ないのでホテルに入ってチェックインをお願いしてみる。

案の定、名前がないようだ。フロントの若い女性も困ってる。しかもほとんど言葉も通じていない感じだ。そもそもここがどこかすらわからない。中国ではgoogle mapが使えないのだ。
ホテルの情報が書いた紙を見てもらうがそのホテルは知らないと。ただ、場所はここではない。距離的には結構あると思う、とのこと。
いや、どこだよ、ここ。

フロントの人も困ってるし、歩いて行ける距離でもなさそう。
お願いして再度タクシーを呼んでもらう。おんなじ人が来たらどうすんだよ。
そこからどれくらいかかっただろうか。そこそこかかってようやくホテルに到着。腹ペコなので荷物置いたら食事に行こうとしたが時間は22時近く。ホテルと同じ建物内の店はほとんど閉店。
唯一、とてもローカルな感じのする中国料理店らしきとこが開いてそうなので入ってみた。

やっと晩ご飯にありつける!と複数の料理頼んだら、全ての料理が激辛という洗礼をうけたのであった。

[きらびやかな夜景とひねった足首]

日中のトレーニングも無事にこなし、ご飯もホテルから少し離れた繁華街にもでかけるくらいに慣れてきた。韓国から来ていた同僚とも良く出かけるようになっていた。
近くの繁華街は様々にライトアップされていて、中に運河が作られ、歩くだけでも気持ち良い。

夜風が気持ちいいなーとか言いながら階段を降りていると・・

ぐきっ!

足首が一瞬変な方向に。うわー、ひねっちゃったよ、とか言ってまぁ大丈夫かなと思ってホテルに帰って見てみると、

パンパンに腫れてました。

やばいやつだ。だいぶやばい感じだ。
とにかく冷やそう。部屋にシンクがあるタイプだったのでとりあえず流水で冷やす。一応、冷蔵庫にあったミネラルウォーターを冷凍庫に入れておいて氷を作っておくとする。
あとは、固定しておいた方がいいか。秘密兵器の出番だ。
実は海外に行くときは日本手ぬぐいを必ず持参する。タオルとして使えるし、洗ってもすぐに乾く。畳めばかさばらないので複数枚入れてても問題なし。
そしてこんな使い方も。

足首固定してます。かなり痛みはマシになった。腫れた足の写真も撮っておけばよかったな。
包帯の代わりにはなると思ったが固定具にもなるとは万能具だぞ、手ぬぐい。

先日、奄美大島のゲストハウスに泊まったときも手ぬぐいで済ました。タオルよりもぐっと荷物が減るからだ。

さて、次の日からは靴下の上から同じように固定してスニーカーの紐を緩めて履いた。
ホントは湿布とか貼るべきなんだろうけど薬局を見つけることができなかった。代わりにホテルに帰れば作った氷で冷やす毎日。
おかげで普通に歩けるようになった。何なら週末は観光した。

と、いうわけで唯一観光したのはここ。
山塘街と虎丘。
山塘街は本当に面白い。店、街並みそして運河。

そして船に乗って虎丘に行くことができる。
歩いていったけど。
実はこれは帰りの写真。

虎丘はお墓のある庭園を散策できる。作られた庭は絵から飛び出てきたような風景が見事だ。庭園も広く、見どころも多い。
ちなみにお墓である塔は傾いているのだ。東洋のピサの斜塔とも言われているそう。ピサの斜塔は傾いていても倒れることはなさそうだがこちらのはいつか倒れてしまうのではないかと思ってしまうの自分がいたりする。

さて、この辺りに来ようとする人にアドバイスするなら、足を怪我してる人は山塘街から虎丘まで歩いたりしてはいけない。そして虎丘の庭園をこれでもかというくらい歩き回ってはいけない。

悪化するよ。

おわり



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