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「NFTアートフェア」が3/10から有楽町で開催!NFT x アートの最前線を要チェック(後編)

「NFTアートフェア」が3/10から3/13の期間有楽町で開催!
前編では展覧会の概要とそもそもNFTとは、という内容について記したが、今回はアートの文脈でNFTが一体どのような役割を果たすのかについて考察する。

2019年から本稿執筆時の2022年に至るまで世界各国で猛威を振るっているCOVID-19/新型コロナウィルス、ここ日本でも2020年から断続的に緊急事態宣言が発令され、ソーシャルディスタンスやリモートワークなど ”新しい生活様式” が広まった。当然エンターテインメント業界もその影響を受け、ミュージシャンたちは自宅やスタジオから配信ライブを実施し、日本ではまだ実例が少ないものの海外の美術館はバーチャルツアーをオンラインで行うなどバーチャル空間でのコンテンツ消費、あるいはバーチャル空間へのコンテンツコンバート(変換)が急速に進んだ。

しかしながらこうした配信ライブ・バーチャルツアーに参加した多くの人は感じただろう、「実際のライブハウス・美術館に行きたい」と。”いま、ここ” にしかない何か=交換不可能な体験の価値を改めて感じたのがコロナ禍だった。対してデジタルコンテンツの多くは複製・交換可能であり(配信ライブの録画をYouTubeで視聴できたり、美術館の公式サイトでバーチャルアーカイブをいつでも参照できる)、総じて交換可能なものは交換不可能なものに比べて価値が低いとされる(同じ年代に生産されたGibsonのギターであっても、ジョン・レノンが使用したという ”交換不可能性” が付与されることでその価値は何十倍にも跳ね上がる)。

多くのものが複製可能になる時代におけるこうした ”いま、ここ” 性あるいは交換不可能性について、20世紀ドイツの哲学者ヴァルター・ベンヤミンは『複製技術時代の芸術作品』(1930s)の中でそれを ”アウラ” と呼んだ。彼が生きた19世紀末から20世紀前半にかけては複製芸術が世間に広く周知されはじめた時代でもあり、1925年には現在でも有名なカメラの一つである「ライカ」が市販され、1939年のポーランド侵攻に端を発する第二次世界大戦中のドイツや日本では戦意高揚のため映画が盛んに利用された。そうした複製可能な芸術作品(写真・映画、少し時代をさかのぼれば版画などもこれに該当する)は ”アウラ=いま、ここにしかない価値” を喪失しているとベンヤミンは説き、 オリジナルに比べて相対的に価値が低いものとみなした。

ではインターネットアートといったデジタルコンテンツには ”アウラ” は宿らないのか(=作品は価値の低いものなのか)。答えは否であり、そこに交換不可能性=アウラを付与する技術がNFTであると私は考える。ではそんなNFTを用いてアーティストたちは何を思い、何を創作するのか......NFTアートフェアから目が離せない!

【告知!】
アクセンチュアxNFTアートフェア参加アーティスト
オンライン対談イベント開催

3/13 日曜 17:00開始 Youtube Live
https://youtu.be/6sjzqrDAi7I

アート業界のみならず、ビジネスサイドでもNFT(唯一性の担保)をベースとしたビジネス企画が勃興しており、一つのトレンドとして捉えられているのは間違いない。そういった状況において、話題の中心となるアート業界のプレイヤー(アーティスト)の捉え方と、テクノロジー・ビジネス目線での捉え方を交差することで、改めてNFTというムーブメントは何なのか、どのようなインパクトを我々の生活に与えていくのかを深めていきたい。
※詳細は、SNSやNoteでお知らせします

登壇者

  • 丹原 健翔 (キュレーター、作家、アマトリウム株式会社代表)

  • 山根 圭輔(アクセンチュア株式会社 マネジング・ディレクター)

  • 佐藤 守(アクセンチュア株式会社 シニア・マネジャー)   他


ART x NFT Meta Fair #01 開催概要

  • 開催⽇程:2022年3⽉11⽇(⾦)〜3⽉13⽇(⽇) ※3⽉10⽇(⽊)15:00〜20:00 プレス/VIP 向け内覧会

  • 時間:13:00〜20:00

  • 会場:ソノ アイダ#新有楽町

  • 住所:東京都千代⽥区有楽町1-12-1 新有楽町ビル112 区画

  • ⼊場料:1,000 円(税込)

  • 主催:株式会社アトム

  • 企画運営:アマトリウム株式会社、NPORT, Inc.

  • 協賛:OpenSea Inc., Spatial, Inc. 株式会社グリッド、エイベックス・ビジネス・ディベロップメント株式会社、森ビル株式会社、三菱地所株式会社、スタートバーン株式会社、アクセンチュア芸術部

  • 協⼒ :ソノ アイダ、有限会社永⼭祐⼦建築設計、⼀般社団法⼈ Open Art Consortium

  • Webサイト https://re-view.io/metafair-01

  • プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000088023.html