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バルミューダのトースター、ついに購入

 以前、スティック型掃除機を買った話を投稿しました。その後は快適に使えていて、簡単に取り出せ使いやすいので、ずいぶんマメに掃除をするようになりました。ただ若干、標準モードの吸引力が弱いので、もしかするとここはダイソンのほうがよかったかもしれない、と思っています。
 さて、このほど、バルミューダのトースターを買いました。ごく幼い頃のポップアップトースターの記憶があるものの、だいたい半世紀ほど普通のトースターを使ってきました。パンが好きで朝食はパン派なので、トースターは必須です。最近は、魚焼きグリルのほうがおいしい、とも聞きますし、こだわる人は網焼きをコンロ上で使って焼くそうですが、ラクなのでやはり私はトースター派。正月だけですがもちも焼きますし、たまに軽くオーブン的にも使うので、追放はしづらい。
 バルミューダはご存じの通り、トースター界?の革命児。ものすごくおいしく焼ける!と噂です。でも、これ以上舌が肥えるジャンルを増やしたら、「まずい」と思うモノが増え過ぎるではないか、と今までは敬遠してきました。それに3万円もトースターに払うのもったいないですし。
 ところが先日、夫が高円寺のおしゃれ家電店で、新型商品が出るので1万5000円で売っていることを発見。「実験として買わないか?」と言うのです。改めて自宅のトースターを見ると、それなりに年数が経って、左側の焼きが甘くなってきています。寿命的にもあと2年ぐらい? トースターはだいたい10年で電熱の線が切れる、というのが私の体験です。
 1万5000円なら、確かに一般的なトースターの2~3倍と高額ですが、通常のバルミューダの半額またはそれ以下。試してその世界を知るのはいいかもしれません。掃除機にせよ、その前に買ったル・クルーゼの鍋にせよ、やはり世間で騒がれているモノを、くらし文化研究所所長としては知ってわかったこと、語れるようになったことは多いです。
 というわけで購入。写真は左側が今までのトースター、右がバルミューダ。一回り小さくなりましたが、食パン2枚がちゃんと入ります。私が好きな山形食パンも。スチーム用に前の扉が重いです。横から見るとこんな風。

 バルミューダのほうが奥行きが深いです。色はちょっと部屋の明かりをかぶって黄色っぽいですが、オフホワイトぐらい。他の色は選べませんでした。そして価格は何と税込み!
 昨日から3回、パンを焼きました。たまたま続けて山形食パンで、山の部分に関しては特に何も変化はない印象でしたが、中に進むと確かにもっちり水分が入っている感じ。昨日、たまたま以前取材した冷凍パンのサブスク商品のサンプルをいただいていたので、レーズンパンを焼いてみましたが、もともと保存状態がいいこともあって、焼き戻した感じが強かったです。つまり、焼きたてを再現した感じ。改めて今日、食パンを焼いてみるとやはりその印象が強い。

 私はパン好きで、特にバゲットと食パンを定点観測的に気になった店で買い続けているので、割とおいしいパン屋のパンを買ってきたと思います。昨日の食パンも、久しぶりに取材したことがある千鳥町のパン屋で買ったもの、今朝のは新宿駅ビルに入っている軽井沢・サワムラのパンなので、おいしいパンの焼きたてはこんな感じか、と思える仕上がりでした。
 今までのトースターで焼いたパンは、長年そうした味に慣れてきたこともあって、特に不満はありませんでした。ただ、年数が経つと焼き時間が長くなってくるので、新しいモノに買い替えたらおいしくなった印象は毎度持ちます。それよりは確かにおいしい、とは思います。でも、パンやトースターに対するイメージがものすごく変わる、というほどではない。
 また、最近は喫茶店など飲食店でバルミューダなど高性能なトースターを入れている場合があります。知らず知らずの間に、こうしたトースターで焼いたパンを食べていたかもしれず、そのために感動しなかったのかもしれません。
 一つ気になるのは、水を入れる部分は洗えないそうで、長年使っていたらカルキが溜まりそうです。なるべく浄水器を通した水を入れようと思います。
 まだ普通にトーストしているだけなので、他の料理を試したら、また別の感想を持つかもしれません。悪くはない。でも、大枚はたいて買うのがいいのかは微妙。そして、買って使うようになったからといって、多分私はこれから他のトースターで焼いたパンが嫌いになるほどではない気がします。やはりパン自体の味が一番大事、というのが今回の感想でした。


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