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Audiostock定額制の報酬確認 - 半年累計

Audiostockの定額制(サブスクリプション)の報酬をみていると、月ごとに傾向が変化し、どれが多くダウンロードされているかそこまでわかりやすいわけではない、という印象を持っていました。

定額制はライセンス販売よりは多い頻度で動いているはずなので、自分の定番が見いだしやすいのだろう、と思っていました。しかし、ざっと見る感じふわっとしていました。

半年分累計をみてみました

そこで、定額制分の半年累計をみてみました。直近でかつ半年分の累計なら、それを傾向としてみていいかな?という考えです。

上位20個位を挙げていますが、概要はこんなところです。

・ 定額制分のみの半年累計は¥45,376ほど。
・ 1度でも報酬が出たのは247作品。
・ 一番報酬多いのは効果音「タラララ・キラーン」。それでも全体の5%。
・ 以降0.1~2%程度で積み上げて全体が成り立っている。

今後定額制がメインになるという予想、またAudiostock海外サイトは定額制のみであると考えると、ここからどうやっていくかを検討することになりそうです。

上位5作の共通傾向はありました

このリストをみて私がびっくりした点があります。

特に上位5つをみると、私にとってわりとあっさり出来上がったものなのです。決して適当に作ったとか、手数を省いたということではなく、最初の意図から完成までが素直に進んだものばかりです。

おそらく聴いていただいた方にもそういうストレスなく受け入れられる鳴り方が伝わったのではないか、あるいは私が「こういう感じあるよね」と思ったものが滞りなく完成まで進められたのがわかりやすさに繋がったのか、と思います

普通のでいいだよ!って思うことは私にもある

自分にとってこだわりをそこまで持っていない場合、だけど必要なものを購入するとき、「妙な付加機能いらないから普通にいいものください!」って思うことがあります。ひねりはいらないから、王道をしっかりおさえてくれればOK、そういうの店員さん教えて!という感覚です。

そういうふうに考えると、映像作家の方が音を購入する場合、脇役である音楽・音声については、珍しさよりも「みんなが納得する定番感」のほうが大切なように思います。

そこをできるだけ高品位に提供する、という感覚かな?と。
ですがしかし、・・・

これはいわゆる生成AIの得意分野では?

今のところ、Audiostockでは「生成AI利用の作品は販売申請禁止」とされています。著作物としての所在が不明になる、また細かな生成AIに対する定義をしていると業務にならない、という理由でだと思いますが、ひとこと「生成AI禁止」という表現をされています。

いずれ作曲生成AIが幅をきかせ、ある一定のルールで使用可能という未来はくるように思います。でないと、正直現在の様々なスピード感に取り残されるように思います。

一番の懸念点は、現在の規定のまま「生成AIベースの音楽生成サービス vs Audiostockの手動生成楽曲」となった場合です。汎用BGMの世界で、生成AIに対して勝ち目はあるでしょうか??

なので、その上でどうするか?ここがAudiostockさんにとってもクリエーターにとっても分岐点なのかもしれません。

そういうときになったら、意外とちょっとした個性がキラリと光るのかなぁ?・・・BGMの世界も個性を要求されるのかな?

今のところこの辺が迷うところです。


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