アドラーの正の注目・負の注目
こんにちは、あこです。
2022年夏、突然脳出血で倒れ障害者に。右手足の半身麻痺と高次脳機能障害という障害があります。療養とリハビリのため長らく休業していましたが、ぼちぼちリスタート。
自己紹介代わりに書いた「はじめましての物語」はこちら↓
創業するまでのお話と、”想い”について書いたnoteはこちら↓
実は…コーチで勇気づけリーダーだったりもする
プロフィールには特に書いていませんが、実はコーチングの資格とアドラー心理学(勇気づけリーダー)の資格も持ってたりなんかします。
勉強したのは、もう10年以上も前のこと。
上の子が3歳になって幼稚園に入り、下の子は確かまだ1歳とかでしたが、託児付きの子育てコーチングの講座に参加したのがきっかけでした。
コーチングは出産前から興味はあって、ただ当時はビジネス向けのものが主流だったので、子育て中のママ向けは珍しく。しかも託児付き。ありがたい!
子どもを産んでからセミナーどころか、何かを学ぶという機会すらなかったので、それはそれはとっても刺激的な体験でした。
アドラー心理学を学び生きる指針に
全4回の講座を終え、次に学んだのがアドラー心理学でした。
アドラー心理学の「勇気づけ」は、何年もけっこうガッツリ学びましたね。
当時のわたしは、子育てに特段悩んでいるというわけではなかったのですが、この時アドラー心理学を学んだことで、以降悩んだりブレたりすることがほぼなくなりました。
子育てだけでなく、生きる指針ができたというか。だから、あの時アドラーを学ぶという選択をした自分を心から褒めてあげたい。Good Job!わたし笑
いくつかの認定講座を受け、「勇気づけリーダー」にもなり、自分で地元のママたち向けに勇気づけ講座も開講していました。
アドラーは今でこそ有名ですけど、昔は全然知られておらず…。
岸見先生の「嫌われる勇気」がベストセラーになる前は、「宗教っぽい」なんて敬遠されることも苦笑
この本が出版されてからは、アドラーもだいぶ知名度も上がり、知っている人が増えましたね。
その後起業し勇気づけ講座は行わなくなりましたが、本格的にコーチングを学ぶ時も、アドラーをベースにしたコーチングスクールで学びました。
いよいよ本題!「正の注目」「負の注目」
で、アドラー心理学に「正の注目」「負の注目」というのがあります。
(前置きが長くなりましたが、ここからが本題…)
アドラー曰く
人の行動の95%は、「できている」行動なのに、たった5%の「できていない」行動にばかり注目し、95%の行動を無視してなかったことにしてしまう。
例えば、子育てなんかわかりやすいんですが、親は子どものできないことにばかりつい目がいって、ダメ出ししがちですよね。
朝起きたとか
座ってごはんを食べたとか
洋服を着たとか
トイレに行ったとか…
(まあできる年齢にもよりますが)
当たり前じゃん! て思うかもしれませんけど
そうなんです。
当たり前なんです。
95%は当たり前の行動過ぎて、当たり前じゃない残り5%につい目が行き、ダメ出ししちゃう。
上の図でも欠けている部分に目が行きません?
円として不完全なところに目を取られ、ついダメ出し。
で、ダメ出しし続けると何が起きるか?
ダメだった5%が6%、7%、8%…と増強されていく。
つまり「負の注目」で負は大きくなる
逆にマイナスなことじゃなく、 プラスなことにフォーカスすればプラスが増えていく。
正の注目で正を増やしたければ、ダメ出しじゃなくて、ヨイ出しを。
自分に厳しい人は要注意
これって、子育てじゃなくても同じことで、自分に対しても言えることだったりします。
できない自分が不甲斐ない…
自分にダメ出しばかりしてませんか?
わたしは2年前に脳卒中(脳出血)で倒れ、後遺症で右半身麻痺(右片麻痺)と高次脳機能障害という障害を負いました。
右手はキーボードも打てないので、この記事も左手だけで書いてます。
2年前と比べたらできないことだらけ。
でも、
朝起きた
ご飯を作った
ご飯も食べた
洗濯をした
掃除もした
もっと当たり前のことでもいいんです。
息をした!とかね
そして、生きてる。
当たり前ですか?
でもね。死んでもおかしくない経験をすると、この世に当たり前のことなんて一つもないなぁ、って思えるようになります。
これ心理。
完璧主義もほどほどに
だから…
自分に厳しい人ほど、つい他人や身内にも厳しくなりがちだけど、せめて今日一日だけは「正の注目」して過ごしませんか?
そして1日の終わりに「よく頑張ったね、わたし」と自分を褒めてあげる。
ハグしてあげる。
人に優しく。自分に優しくね。
ええ、今日の記事は自分で自分に言い聞かせています笑
完璧主義もほどほどにしないと、倒れちゃいますから。
やる時はやるよ
でも、たまにはやらないって選択もありなんじゃない?
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