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社会人ゲーマーが脱サラして専業プロゲーマーを目指す決意を固めた話

こんにちは、格闘ゲーマーのあくあです。

2022年8月31日をもって、僕は勤めていた会社を、そして15年間のサラリーマン生活を辞めました。

そして、今後の仕事はフリーランスにしつつ、本気でトップを目指してゲームに打ち込もうと思っています。

そうです、僕はゲームに専念する為に脱サラを決意しました。


▼簡単な経歴

生年月日:1986年3月16日(36歳)
出身地:神戸生まれ、千葉育ち

・〜10代中盤
サッカー、野球、バスケ、テニスなど色々なスポーツをやりつつ、放課後は友達の家でゲームをやる毎日。64のスマブラでよく喧嘩してた。

・10代後半〜20代前半
高校3年生の頃に、カードゲーム「マジックザギャザリング」にハマり、国内や海外の大会に出るようになり、日本代表として世界選手権に出場したりもする。
一方、プライベートでは普通に就活して社会人となる。

マジックプレイヤー時代

・20代中盤〜30代前半
社会人として働きつつ、「ストリートファイターⅣ」で格闘ゲームにハマり、国内外の大会で実績を残して、ストVのプロライセンスを獲得。

格闘ゲーマーに転向

・30代中盤(現在)
格闘ゲーマーとしての活動は継続しつつ、それまでの美容師→広告代理店営業→ゲームメーカーでプロデューサーという職歴を経て、eスポーツ専業会社に就職。

eスポーツ専業会社ウェルプレイド・ライゼストに入社


こんな感じでした。

割とゲーム漬けの人生を送ってきましたが、社会人としても色々な仕事を経験させてもらいました。

▼色々となんで?

まず、経歴を見て「いやいや、あんた既にプロゲーマーじゃん」って思った方もいるかも知れませんが、僕は自分の事をプロゲーマーとは全く思ってないです。

プロライセンスを持っているので世間的にはプロゲーマーと言われるかもしれませんが、専業にしている訳ではないので強いて言えば「兼業プロ」って感じです。

本業としてフルタイムでサラリーマンをしつつ、空いている時間でゲームをやっているだけに過ぎないですし、ゲームで生計を立てている訳でもない。
実力も影響力も全然足りていないです。

それでも可能な限りの練習はしていますが、やはり専業プロ達とは大きな実力の差がありますし、練習や配信などに割ける時間もあまり無いので、正直同じ土俵には立てていないと思っています。
(兼業で活動しているプロも勿論います。凄い。)

そんな自分がなぜこのタイミングで会社を辞めてまで専念しようと思ったかと言うと、純粋に「このまま一度も本気でやらないと、一生後悔したまま生きていくんだろうな」と思ったからです。

ずー----ーーっと自分の中で押し殺してこの歳まで生きてきましたが、

やっぱり専業プロゲーマー達が羨ましいし
自分だってなれるならそうなりたかったし
いつまでたっても対戦ゲームが好きだし
真剣勝負の舞台で戦いたいって気持ちが無くなることはない

って気付きました。

今更って思われるだろうし、自分でも本当にそう思うし、不安だって当然あるけど、それでもやっぱりやりたいなって思ったんです。


▼仕事とゲームを両立している"フリ"をしていただけ

今、国内の格闘ゲーム界隈では自分より年上や同年代の専業プロゲーマーがトップとして業界を引っ張っています。
もちろん若手もどんどん台頭して来てはいますが、まだまだ30代以上の人達がトップ層には多いです。

そんなプロゲーマーの人達とは昔は一緒にゲーセンで対戦してたし、ライバルとして、友人として楽しく遊んでいました。

そして、ウメハラさんからプロゲーマーという道が始まり、その後もどんどん周りからプロゲーマーが生まれていきました。

もしかしたら自分もどこかでゲームに専念していたら、専業プロゲーマーになっていた世界線もあったかもしれません。

でも、僕はその選択肢を選ぶ事は出来なかった。
選ぶ勇気が無かった。

そもそも実力や影響力に自信が無かったし、将来への不安もあったし、周りの見る目も気にしていました。

本当は専業プロゲーマー達と同じように活動したいと思っているくせに、

普通に働いて
安定した生活を送りつつ
ゲームもそこそこ強い

という状態で自分を納得させてました。
なんならその方が普通でしょ?って。

周りからは「仕事もゲームも両立してて凄いね」と何度も何度も言われてきましたが、本当は全然そんな事なくて

本当はやりたい事があるのに
その決心もつかず
でも完全に諦める事も出来ない
上手いこと両立してる"フリ"をしている

そんなどっちつかずで中途半端な自分が、本当はずっとコンプレックスでした。


▼eスポーツ業界で働いて気付いた本当の気持ち

僕はそんな自分のコンプレックスを克服すべく、2年前にeスポーツ業界に転職しました。

自分は専業プロゲーマーになる事は出来なかったけど、「ビジネス×ゲーマー」という切り口でのし上がってやろうと思っていました。

これまでの「社会人」と「ゲーマー」、それぞれで積み上げてきたキャリアを生かして、「自分だからこそ出来る&自分にしか出来ないような事」を目指そうと。

そして、いざ働いてみると想像していた通り、eスポーツ業界での仕事はとても刺激的で楽しかったです。

色々なプロゲーマーや有名なインフルエンサーと一緒に仕事も出来るし、大手メーカーやスポンサー企業などの繋がりも増えて、どんどんビジネス領域としても広がっていきました。

自分自身の経験や関係値を生かした仕事も生まれてきて、実現したかった「ビジネス×ゲーマー」の可能性も見えてきました。

ただ、逆にそんなeスポーツ業界の中にいるからこそ「やっぱり自分もプロゲーマーやインフルエンサーとして活動してみたかったな…」という想いが消える事は無かったです。

むしろ、仕事でも常にeスポーツ業界に関わっているからこそ、より一層想いが強くなっていきました。

そして、このままだと一生このモヤモヤを抱えたまま生きていくんだろうなと、結局やりてーんじゃんって、気付きました。

自分に自信があるわけでもないし、アテなんて全く無いし、うまくいく保証なんてないけど(当たり前。あったらとっくにやってる。)、このままモヤモヤし続けるくらいなら本気で一度やってみようという決意を固めました。

もし、全然上手くいかなくて諦めるような事になったとしても、これまでの自分のキャリアや積み上げてきた物が無くなる訳では無いし、一度チャレンジした事で自分の中での気持ちも晴れるだろうし、どのみち自分の人生にとってプラスになると思ってます。


▼勤務先への感謝

こんな僕の突拍子も無い話に対して、親身になって相談に乗ってくれて、理解して送り出してくれた「ウェルプレイド・ライゼスト」には本当に感謝しています。

いくらゲームへの理解がある会社とはいえ、こんな話を会社にするのは流石に腰が引けたし、他業種の会社だったら素直に話せなかったかもしれない。

正直、会社員としては期待に応えられなくて申し訳ない気持ちもありますが、ここで働かせてもらったからこそ自分の本当にやりたい事に気付けたと思っているし、これからの頑張る姿を見せる事が一番の恩返しになると思っているので、その為にも頑張りたいと思ってます。

いつかトロフィー持っていきます🏆

クソお世話になりました!
送別品として青い薔薇を貰いました。花言葉は「夢叶う」。


▼最後に

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
簡単にまとめるつもりが、思ったより長くなってしまった。

完全に自分語りの内容でしたが、自分の中での考えの整理や決意表明も含めてまとめてよかったなと思いました。

たまにはこんな人生の選択をする奴がいるのも面白いと思うので、良ければ見守ってやって下さい。

よーし、頑張ります!

2022.9 あくあ

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