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47都道府県制覇に持っていって良かったもの・買ったもの


 皆さんこんにちは。記事の更新がなかなかできておらず非常に申し訳ないです。47都道府県制覇関連の記事は、あまりに放っておくと賞味期限が切れてしまいます。ということで、鮮度がギリギリ保たれてるうちに特集記事をなんとか公開していきたいと思っております。


 まず手始めに、私が47都道府県制覇に持って行ってよかったと思ったもの、後半戦でも絶対に持っていくもの、または旅先で買ってみて良かったと思ったものについてご報告します。これから旅に行かれる方の参考になれば幸いです。



異常事態への対応がキモ

 今回、持っていってよかったものとして選定したものには共通項があります。それは、異常事態が発生した時に対応できるものであるかです。

 もちろん、旅は計画を綿密に練ってから出発するものですが、イレギュラーな事態は必ず発生してしまいます。そのイレギュラーこそ旅の醍醐味なのですが、放置していると旅そのものに悪影響が出てしまいます。とくに、体調関連や交通関連の問題を放置すると、旅が最後まで遂行できなくなってしまいますので、迅速な処理が求められるでしょう。


 私も今回の道中で色々なイレギュラー自体に見舞われました。それを乗り越え、無事に6泊7日を終えることができたのは、これから示すものがあったからだと確信しております。皆様にはこれを参考にしていただき、快適な旅を送っていただきたいと思っております。それではどうぞ。


1.キャリーバッグ

 まず始めにあげたいのはキャリーバッグです。アホなこと言うな!というコメントが飛んできそうな感じですが、まあ聞いてください。

 旅の計画を立てる時、まず考えるのは「どんなカバンで行くか」ではないでしょうか?キャリーバッグ以外なら、部活で使うような大きなショルダーバッグや、バックパックなどが候補に入ると思います。それぞれにメリット・デメリットはあると思いますけど、私はキャリーバッグ推しです。これには、道中で起きた私の体の変化が大きな影響を与えています。

 旅の当初は、キャリーバッグを引きずりながら、ショルダーバッグを肩にかけて移動していました。しかし、2日目の午後ぐらいにショルダーバッグをかけ続けていた右肩がおかしくなり出しました。そりゃー飲み物が数本入っていて、パソコンも入っていて、他にも色々なものが入っているオモリみたいなもんを1日中ぶら下げ続けていたら、おかしくなって当然です。そこでショルダーバッグを慌てて肩から下ろし、キャリーバッグにくくりつけて持ち運ぶようにしました。そのおかげで肩の不調も改善され、移動もスムーズになっていきました。もしショルダーバッグやリュックサックで旅に出ていたら、私の肩は完全におかしくなっていたでしょう。

 旅の移動は想像以上に長く、過酷です。数泊分の荷物が入っているわけですから、どう頑張っても重たくなります。であれば、その負担を少しでも減らしておくことが旅を楽しく過ごすコツでしょう。だからこそ旅はショルダーバッグで行くべきだと私は思います。

 もちろん、ショルダーバッグにもデメリットはあり、体から離れている分スペースを取るということ、ガラガラうるさいということ、階段など上下の移動に向かないことなどがありますが、それ以上に体への負担が軽減されるメリットの方が大きいと思っております。



2.ブレスケア&ガム

 次に私が持って行ってよかったと思ったものはブレスケアとガムです。私はにんにくが苦手です。にんにく以外にも、刺激が強いものを食べるとしんどくなってしまいます。場合によっては吐き気を催したり、体が動かなくなったりしてしまうのです。

 ということで、普段はにんにく類をできる限り避けた生活を送っているのですが、旅先ではうっかりにんにくを食べてしまうことがあります。例えば、ドーミーインの夜鳴きそばにはにんにくが入っていました。食後に調べてビックリしたのですが、すかさずブレスケアとガムを噛み、臭いを飛ばすことによってダメージを最小限に抑えることができました。

 また、にんにくからのダメージ軽減以外にも、長旅で疲れた時に噛むと良い気分転換になり、リフレッシュ効果も得られました。このように、気晴らしの観点でも、健康維持という観点でも、ブレスケアやガムは非常に役立ってくれました。実際、ブレスケアは同中に2箱食べきりましたし、ガムもドラムで全て食べきりました。それだけ臭いのストレスは大きいです。



3.ポケッタブルUVカットパーカ

 次はユニクロのポケッタブル UV カットパーカーです。これは電車移動が中心の旅人におすすめしたいものになります。

 夏場の電車は、空調が強めにかかりがちです。通勤時やちょっとした移動なら気にならない程度ですが、同じ電車に2・3時間も乗り続けいとなると、その空調が牙を剝きます。

 実際私は、1日目の新青森~秋田間の在来線移動時や、3日目の新潟~富山間の在来線移動時に強い寒気を感じました。そこですかさず、このパーカーを羽織ることで、体温を上げることができ、ことなきを得ました。道中では、体温調整などちょっとしたコンディションが旅に大きな影響を与えますから、こう言った防寒具は必須と言って良いでしょう。

 しかも、この パーカーは非常に収縮性があり、くるくるっと丸めておけばペットボトル1本分ぐらいの小ささにすることができます。これは持ち運びスペースが貴重な旅路において非常に助かります。この長所によって、防寒具ではなく、ポケットブルパーカーと名指しで推させてもらいました。

 なお、この パーカーには水をはじく性能もありますので、ちょっとしたにわか雨程度であれば、これで凌ぐことができることも申し添えておきます。



4.鉄道ガイド

 次のおすすめは鉄道ガイドです。私が今回持ち込んだのは、 JTB出版 の「鉄道旅地図帳(正縮尺)」です。旅の計画時に、鉄道のルートを調べるために買ったものをそのまま持ち込みました。

 今の時代、簡単な乗り換えは、スマートフォンで調べれば簡単にわかります。しかし、スマホ検索が便利なのは、「どこからどこへ行くか」という目的が明確に決まっているとき限定であって、突然の予定変更などへの対応にはいささか不便だと私は思います。そこで便利なのは、やっぱり紙ベースの地図帳です。

 実際、6日目に神奈川県へ行くか行かないか問題が発生し、当初の計画を変更しましたし、7日目には近畿一周をするべく予定を変更しました。その計画変更に役立ったのがこの鉄道ガイドブックです。これがなければ上手に計画を立て直すことはできなかったでしょう。

 鉄道ガイドブックは、沿線の全体像を見ることができるのが大きな特徴です。乗換案内などでは主要な駅しか見れないので、どのようなルートを通っているか、その駅は何県であるかが非常に分かりづらいです。網羅性という観点では、地図帳が未だに強いなと道中で使ってみて感じました。


5.パソコン

 次におすすめしたいのはパソコンです。ただし、私のように道中で記事を書く人に限定したいと思います。

 パソコンを持ち歩くデメリットは非常にシンプルで、重くてかさばるという点です。本体はもちろん、バッテリーや周辺機器も持ち歩かないといけないので、重さにすればだいたい3kg ぐらい。しかも、スペースもかなり圧迫します。持ち運びに制限がある旅において、この負担はかなり重いです。

 しかし、私に限ってはそのデメリット以上にメリットのほうが大きかったです。記事を書くときの画面の広さ、文字入力のしやすさがあまりにも便利すぎました。今回、旅記事の下書きを音声入力で行い、清書を手入力で行いました。これらの作業はスマートフォンだけでもできるものですが、フリック入力は全然速くありません。一方、タイピングなら1分間で400文字程度入力することができますし、入力中に表示できる範囲も広かったですから、清書がはかどりました。電車移動中での記事公開が実現できたのも、パソコンあってのことだと思います。

 その他、乗換案内を調べる時もスマホ版よりパソコン版の方が検索条件の指定や1本前・1本後検索がしやすく、予定の組みなおしがしやすかったです。総じて、パソコンは私の旅の負担を軽減してくれました優れものでしたが、万人に受けるものではなく、人を選ぶことは注意しておきます。



6.常備薬

 ここからは健康維持関係のものになります。まず大事だったのは常備薬ですね。私が実際に持ち込んだのは、葛根湯、ビオフェルミン下痢止め、胃薬、絆創膏、マキロン、ムヒでした。虚弱体質の私は、旅先で必ず体調を崩すと思っていたので、普通の人よりも大目に持ち込みました。しかし、実際にはマキロンと絆創膏以外はすべて使用したので、あながち無駄ではなかったと思います。

 どれだけ計画が入念であっても、体調不良は起こってしまうものです。そして、体調不良では道中を楽しめないことはもちろん、体調不良の度合いによっては旅を断念しないといけなくなってしまいます。とくに下痢なんかなってしまえば、電車移動はほぼ不可能ですよ。

 実際、私は道中で熱中症を起こしてしまい、お腹を下しましたから、一時は旅の断念を真剣に検討しました(3日目)。しかし、下痢止めを飲むことでお腹を引き締めることができたので、なんとか旅を続けることができました。なければ電車に乗れていませんでしたね。

 私は持病がありませんので、持ち込んだ薬は市販薬程度でしたが、持病のある方はその薬は必ず持ち込まないといけませんよ、当たり前ですけど。旅先では医者にかかるのも難しいですし、我慢すれば悪化します。また、思った以上に体調は崩れますから、健康な旅人でも油断はしないで欲しいなと私は思います。



7.経口補水液(ゼリー)

 次に推したいのは経口補水液です。経口補水液の中でも、ゼリー状のものを私は推します。

 繰り返しにはなりますが、私は旅先で脱水症を起こしたり、熱中症を起こしたりして非常にしんどい思いをしました。もちろん、水分補給が甘かったことがすべてですけど、それにはトイレへ行きたくないという思いがありました。旅に出る前は電車のトイレなんて汚いから行くものじゃないと思っていましたので、初日はほとんど水を飲まなかったです。極端ですね。

 しかし肝心なのは、水を飲まないことではなく、水とトイレのバランスだと気づき始めました。それからはいかにしてトイレ行く頻度を減らしつつ、水分を確保するかということに主眼を置き始めました。偶然にも秋田県のコンビニで経口補水液が売っていたので買い占めました。ペットボトルタイプのものとゼリー状のものどちらも買いましたが、結果としてゼリー状のもののみ道中で使用することとなりました。ペットボトルのものは使いどころがなく、逆に「持って行ってはいけないもの」化していました。

 経口補水液は、水分不足を解消するスピードが体感として早かったです。実際ホテルで脱水症になった時は、経口補水液をキュッと飲むことで、早く回復できた思います。また、ゼリー状のものなら体積も小さいので、持ち運びしやすいのも大きなメリットです。夏に旅行するなら全員持って行くべきものだと思います。



8.パルスオキシメーター

 そして、今回の旅で一番役に立ったのはパルスオキシメーターです。どういうものかと言いますと、指にはめてしばらくすると、脈拍と血中酸素濃度を測ってくれるものです。私が重宝したのはその中でも脈拍を測る機能です。

 ゴールデンウィークに脱水症状を起こし、自律神経を乱した私は、パルスオキシメーターを購入して日常的に体調を管理していました。なので、お守り代わりに旅にも持ち込むことに決定。道中でも、こいつは私の体調管理に役に立ってくれました。なんだったら、今回の旅はこいつがなければ達成できなかったと思うぐらいくらいです。

 パルスオキシメーターのメリットは、自分の体の状態を数字で客観的に把握できる点です。頭が痛い、胸がドキドキする、体がだるいなどはあくまで主観的な話です。実際に体がどのくらい悲鳴をあげているかはわかりません。しかし、パルスオキシメーターを使えば客観的な数字を表示してくれるので、自分の状態をある程度正確に認識することができ、対策を講じることができます。

 また、自分がしんどいと思っていても実際はそれほど脈が上がっていないとわかったことで安心し、落ち着いたこともありました。逆に、自分は大丈夫だと思っていても想像以上に脈が高く、慌てて水分を取ったこともありました。こうした小さな予防の積み重ねが、大きな体調不良を減らす一因になったのでしょう。実際はもっと体調を崩していてもおかしくありません。

 私が体調管理するために持ち込んだものはたくさんありましたが、客観的に数字を出してくれるものはこれだけでしたので、一番貢献度が高かったのは、やはりパルスオキシメーターかなと思います。


9.他人の目を気にしない図太さ

 最後は物ではありませんが、周りの目を気にしない図太さを持って行ってよかったと思います。

 日常生活を送っていると、どうしても周りの目が気になってしまいます。そして、身だしなみだったり、立ち振る舞いなんかを気にして生活するものなんですけど、それって結構気力や体力を使います。旅はただでさえ体力的にも精神的にも負荷が大きいのに、周りの目まで気にしているとあっという間に疲れます。とくに、私は体調が良くなかったので、周りの目を気にして旅をしていたら心労で倒れてしまっていたかもしれません。

 そこで、今回の旅ではなりふり構いませんでした。周りの目はとくに気に楽な体勢で過ごす、仮眠をとる、楽な格好をする、無理に食べず残す、などを徹底しまして、とにかく自分の体をいたわることを優先しました。その結果、なんとか6泊7日耐えることができたのです。

 たしかに、旅先であっても、周りの目を気にすることは尊いことなのかもしれません。しかし、旅先で出会う人やすれ違う人なんて二度と会うことはありませんよ。仮にあったとしてもその時のことなんて覚えてません。旅の恥はかき捨て。そんな人たちの目を気にして、自分に負荷をかけるか、周りになんと思われようと自分を大切にしてあげるか、どっちかが大事かは明白ではないでしょうか?



健康維持系多すぎ

 そんな感じで、私が47都道府県制覇に持って行ってよかったもの・買ってよかったものについてご紹介しました。全体を振り返って、健康維持関係のものが多すぎるよねって思いました。もしかしたら、他の方なら旅に役立つ便利グッズや旅を楽しくするものをランクインさせるかもしれません。しかし、私は旅を楽しむほど余裕はなく、とにかく旅をやりきることを目的にしていましたので、体を維持することが大きな関心です。

 全然面白みのないランキングではありましたが、実用性は思っている高いんじゃないのかなと自分では思っております。体調が悪くなってしまったら、どんな人でも旅を楽しくないですですから。

 そして、こんなヘボヘボのランキングを作って公開することによって、体調に不安を抱えてなかなか旅へ行けない人を勇気づけることができれば幸せだなと思います。意外と旅はやっていけるんだぞ。体調が悪くても乗り切れるんだぞということが皆様に伝わっていれば、この記事を書いた甲斐があったと思います。誰かに刺さるといいな。


 そんな感じで、今回は更新を止めたいと思います。読んでいただいてありがとうございました。この記事の他には47都道府県制覇で「いらなかったもの」「持って行きたいもの」「旅の心得」などの記事を作っていきたいと考えています。日常の記事を更新しながらにもなりますし、仕事が忙しくなってきているので、いつ更新できるかわかりませんが、なるべく早く作っていきたいと思いますので、長い目でお待ちいただければ幸いです。

 そんな感じで以上になります。ありがとうございました。




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