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今年初ソロキャン、海へ!

昨春の定年退職を機に再開したソロキャンプ。
今年はどこでキャンプしようか。昨年末に道志川沿いで初の冬キャンプ。その後から、次はどこでキャンプしようかと、さまざまに思案をめぐらせてきた。雪が降らない、暖かいところというのが第一条件。そこで浮上したのが伊豆半島と房総半島。せっかくなら、海を見ながらくつろげるキャンプ場がいい。海沿いのドライブが楽しめたらなおいい。
いろいろと調べているうちに、いつも参考にさせてもらっているYouTuberさんが紹介していたキャンプ場を思い出した。
南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場。サイトから海が見渡せる、車を乗り入れられる、静かに過ごせるようにルールが設けられている。今回の希望条件にジャストフィット。前日に天気や風の予報を確認して予約。朝の渋滞にハマらないように早朝に出発。ゆっくり寄り道しながら約7時間かけて目的地へ。
道中の最大の目的は道の駅グルメ。事前にキャンプ場までの道程や周辺情報を調べる中で、目が釘付けになった一品が。
それは大きな明太子、大きな玉子焼、イクラが鎮座する丼。道の駅伊豆月ケ瀬が期間限定で、かねふくとコラボした、かねふく明太いくらTAMAGO丼というもの。

明太子がたいそう立派でした

注文して運ばれてきたのは、HPで見たままの迫力の丼。10時過ぎに朝昼兼用のつもりで食べたが、たしかに夕方まで腹の減らない十分な食べ応えだった。
明太子のボリュームも満点で、いつもの1年分ぐらい食べたような気もしてきた。

川べりのテラスでのんびり明太子を食す

目的の一つを早くもクリア。ウキウキしながらキャンプ場に向かった。
伊豆の海、富士山を眺めながらの、海沿いのドライブ。海の青、空の青、心地よいワインディングロード。これも今回の目的の一つ。さらにテンションは上がっていった。
途中で買い出し。全国的なチェーン店もいいが
地元のスーパーっていいな。手作りの惣菜や地元の魚や農作物。見切り品にも掘り出し物が沢山あって、改めてその魅力を実感した。
食材も揃って、チェックイン時刻ちょうどにキャンプ場に到着。
受付でのお話によると、予約したサイトのあるゾーンに他の利用者がいないとのこと。好きな場所を使って良いというので、一通り見てから居場所を決めさせてもらった。スタッフの方がとにかく親切で、気持ちよくキャンプのスタートを切ることができた。

サイト完成、あとはのんびり過ごすだけ

車とテントの場所を決めて、さっそくテントの設営に。だいぶ慣れてきたせいか、滞りなく設営が進み、生ビールを買って一息。青空、光る海、冷えたビール。サイコーだ!

最高😀ビールが細胞に染み渡る

ゆっくりと流れる時間。のんびりしていい時にじっとしているのが苦手な自分をグッと押さえつけて、ただ海を眺める。何もしないでいるとついウトウトしてくる、こんな気持ちを味わえるから日頃がんばれるんだなぁ。
ただ、こういう時間は何故かあっという間に過ぎてしまう。海はオレンジ色に色づき始め、空気もヒンヤリしてきた。
今回のキャンプで前回の反省を生かさねばならないポイントが3つ。
①夜のトイレの回数を減らすための飲み過ぎ厳禁、水分補給の調整
②体の冷えを防ぐ、ズボン下のタイツとニット帽の導入
③寝床の快適性のレベルアップ
前回の道志川キャンプでは、以上のようなことが原因で、まともな睡眠ができず、翌日に影響が出た。そのリベンジを図ろうというわけだ。
日も傾き、そろそろ晩御飯の準備に。
この日のメインは、キャンプ場で売られているハンバーグ。メスティンで自動炊飯した白米の上に肉汁たっぷりのハンバーグをONして丼にしようという計画。

スタートは順調だったが…

追加で買った地酒を呑みながら調理スタート。
箱根三島ポークのウインナーと漬物をつまみにしてのんびりハンバーグを焼き始めたが…。
漬物を誤って地面にばら撒く。ハンバーグから出る肉汁が予想以上でテンパる。挙げ句の果てにホットサンドメーカーをひっくり返し、テーブル上は油だらけに。
あれこれしているうちに、まわりはすっかり暗くなり、ハンバーグの焼け具合がよく分からなくなる。
いろんなことに目をつぶり、晩餐開始。芝に落ちた漬物は全て回収してしっかり味わった。ハンバーグは、食感からどうやら生焼けの部分があったようだが、レアということにして美味しくいただいた。

いろいろあったが、美味かった。満腹!

その後腹痛に見舞われることもなく、無事に食事を終えることができた。このジタバタ感も、何だか自分らしくて、大したダメージを受けることなく、楽しい時間として受け止めることができた。反省は次に活かせばいい。
片付けが終わったら、寝る準備をしてくつろぎの時間に。外はすっかり真っ暗。海は漁船の灯りがポツポツと見えるだけ。空を見上げると満天の星。冬の星座が勢揃い。これは、都会では味わえない醍醐味。

まわりに灯りがない分、星の輝きが✨

さて、前回の反省を活かして寒さに備える。夕方からズボン下のタイツを履いていたが、効果覿面、足から冷えた前回とは大違いで快適。
寝床にはインフレーターマットに加えて、封筒型シュラフを敷布団代わりに敷いてみた。エアーを入れるマットは、寒くなると体積が減ってクッション性が減るのだろうか?そんな思いで敷布団の枚数を増やしたわけだ。
そして、夜中のトイレ回数を減らすという最大の課題は。酒類を最低限に抑える、コーヒーは1杯だけ、水分補給は喉を湿らす程度にこまめに、を実行。
結果は…。トイレは前回と比べて激減。1回だけという快挙を達成。水分補給の工夫と、体の冷えを抑えることに成功したことが勝因だと思われる。バロウバッグ♯0と電気毛布のおかげもあり一晩中暖かく過ごすことができ、途中でカイロを外すほどだった。
夜の誤算は、突然の雨。直前まで星空を眺めていたのだが、テントに戻ってまもなくポツポツと音がし始める。天気予報でも雨マークは皆無だし、さっきまで晴れてたし…。誰かがイタズラで、ジョーロでも使って水かけてんじやないの?本気でそう思うほどの、まさかの本降りの雨が1〜2時間。山や海の天気ってわからないもんだなぁと改めて実感した。テントが濡れたら撤収にひと手間増えてしまうなぁと、ちょっとガッカリ。これもキャンプのあるあるだなと自分を納得させながら眠りについた。
そんな波乱もあった夜だったが、これまでの車中泊とキャンプの中で、最も熟睡の時間が取れた。家での睡眠の質とはまだまだ差は大きいのだが、夜中のトイレと寒さ対策も奏功したと言えそうだ。
寝床は重ねる枚数が増えるとその分、それぞれがズレることが多くなることが判明。しっかりしたごろ寝マットを1枚探して、寝床ギアに加えるのも良さそうだ。

朝日が昇る。今日も朝からいい天気。

朝。昨晩の雨が嘘のように穏やかな空と海が眼前に広がる。山のキャンプとはまた違った清々しさ。気分は最高だ。
朝ごはんは、毎回ほぼ同じ。ソーセージとチーズでホットサンド。それと今回はワンタンスープで体を温めることに。

チーズはチェダーにしてみた

海を眺めながらの朝食。日が昇った後はかなり暖かく、本当に過ごしやすい天候に感謝しながらの食事となった。

主役ホットサンドの存在感が薄れ気味

誤算は、ワンタンスープが2人前だということと、スーパーで半額だったサラダが丼に山盛りの量だったこと。朝からなかなかのボリュームで満腹を通り越してしまった。

海の青さに感動 コーヒーでリラックス

テントなどについた雨水を拭き取ったり、乾かしているうちに、チェックアウトの10時が迫る。ちょっとのんびりし過ぎたか。でも、この景色はゆっくり楽しむ価値があったと思う。
最後は、荷物をトランクに放り込むようにしてキャンプ場を出発。温泉施設に向かった。
前回は、元を取ろうと長風呂し過ぎてのぼせてしまい、疲れを取るどころか逆にぐったり。そんな初歩的なミスを犯した反省を活かさなければと言い聞かせながら、目的地である大沢温泉依田の庄に到着。

歴史、風情を感じることができる温泉施設
休憩室も元はホテルの客室とか 素敵だな

歴史のある建屋だが、清潔感のある施設。入浴料もリーズナブルで、ゆっくりと休むことができた。建物そのものが文化財のようで、そのまま見学もできた。風呂上がりにちょうどよい散歩になった。

最初と最後は明太子

帰りも下道でのんびり帰る。道の駅に寄ると隣りにはめんたいパーク!初日にあれだけ明太子を食べたのに、最後も明太子。ここに来たら、そうならざるを得ないか。できたで明太子の試食とおにぎり。今回は、明太子を堪能する旅でもあったな。

3時のおやつに、鈴廣のとうもろこし揚げ

神奈川県の道の駅で唯一来たことのなかった箱根峠。小田原の鈴廣かまぼこの里。休み休み寄り道しながらののんびりドライブ。温泉での、反省を活かした入浴の甲斐もあって、元気な状態で帰宅することができた。
初の海沿いキャンプ。これまでの山や川のキャンプでは、自然を身近に感じることができる魅力に惹かれてきた。海はそこに加えて開放感がなんとも言えない魅力。目の前に広がる大海原を眺めているだけでリラックスできる。新しい体験、楽しかった。海沿いドライブも気持ちよかった。

伊豆半島 また来ます

出発前に掲げた目標、前回の反省を生かすこと、それぞれを達成することもできた。今後のキャンプのために生かせる成果が多く得られた2日間となった。
伊豆半島。また違う季節に訪れてみたいなぁ。

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