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定年退職 再就職から1年

春が来た。そして新年度のスタート。
昨春に38年間の教員人生にピリオドを打ち、セカンドライフの一歩を踏み出した。
ちょうど1年前の今日、4月4日が再就職先の入職日だった。
これまでに経験したことのないことがてんこ盛りで、あっという間の1年だった。
全く違う仕事がしたいと、年明け早々にハローワークに行って、約3カ月の就職活動。定年で辞めた教員は、教育界から出れば、全てが未経験、無資格だと痛感。歳の数ほど履歴書を書かないと職は見つからないとも言われたが、運良く初めての面接を受けた会社に採用されて今に至る。
自分の長所にも改めて気がつくことができた。結構人の言うことを素直に聞けること。相手がどんな人でも、この言葉の中に、何か自分のためになることが含まれているのではないかってポジティブに考えることができる。
採用面接でも、新しい職場に入職してからも、それはすごく自分自身のために役に立っていたように思う。何せ、今の仕事の師匠は、息子とほぼ同い年だったから。

通勤の新しい相棒 いつもありがとう😊

職場では周りの皆さんに親切にしていただき、支えられ、助けられながら、一通りの作業はできるようになった。新しいことを覚えたり、できるようになったりすることの楽しさやうれしさをたくさん味わうことが出来た。
学校現場を離れてみると、とにかく新鮮なことだらけ。大学卒業以来、学校でしか仕事をしてこなかったんだから、当たり前と言えば、それまでなのだが。

社食サイコー!一番のお気に入りメニュー

初めての社食、嬉しかったなぁ。今でも、何食べようかって毎日楽しみ。給食もよかったけど、結局子供たちを指導する時間であることには変わりはなかった。何にも考えずに、ゆったり食べることはなかった。メニュー、選べないしね。
休み時間がちゃんと休み時間なのも、ある意味ビックリしたことの一つ。休日も同じこと。
一契約社員である自分には、大きな責任が発生するわけもなく、基本的には、その時々の目の前の作業だけをしっかりやればよい。次の日や次の週のことに頭を悩ますなんてことは一切ない。逆に教員時代は休日も含めてほぼ毎日、先のことを考えていたから…。
担任として、学年主任として、教務主任として等々、常に何か心に引っ掛かるものがあった。
離れてみて改めてわかる、教員という仕事の大変さと尊さ。今、現場にいる先生方をもっともっと大切にしてほしいと切に願う。
今なんて、休み時間は、みんなスマホ。自分自身も、何か面白いスマホゲームがないか探してきたけれど、ついに断念。本当に久しぶりに本を買って、読書を始めた。のんびり読書なんて何十年ぶりだろう。
この1年間、やってみたかったことを少しずつ実現させてきた。

迷ったらやってみよう!の第一歩 ふもとっぱら

車中泊、ソロキャンプ、釣り、富士登山。前々から行ってみたかったお店に行くこと等々。
小さな夢だが、叶った喜びは格別だった。これまで忙しさを言い訳にして躊躇してきたことにも踏み出すことができた。
そして、何事にも過度に一生懸命にならずに楽しめるのも心地よい。肩の力が抜けるというのは、こういうことなのかという実感。
元来、とてもいい加減な性格の自分が、ちょっと好きになってきた。
現段階の目標は、夏の北海道車中泊旅の実現。ちょっとずつ情報を集めたり、コースを検討したり。こういうのは、行くまでが特に楽しいんだよな。ここまでの経験を総動員して計画の実現に力を注いでいこう。

去年の最大のイベント、富士登山 今年は?

今年は今の自分をゆっくりブラッシュアップさせることを目標とした。レベルアップなんて大それたことは言わないが、家事でも仕事でも遊びでも、ちょっとずつできることが増えたらいいなと思う。
今年の自分は、どこへ行きたくなるのか、何をしたくなるのか、想像もつかないが、それもまた楽しみ。さて、来年の今頃、どんな1年間を振り返っているのだろうか。

今の気持ちを忘れないために書き残した備忘録
として

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