先日、念願の熊野古道に行ってきた。

ずっと行ってみたかったから、と気楽な気持ちで特に深いことも何も考えずに社内の企画に応募し、行く機会を頂いた。素晴らしい景色を堪能し、素晴らしい空気をたくさん吸って帰ってきた。本当に素晴らしい経験となった。

それも、優しい後輩との出会いがあったからだ。熊野古道の旅が素晴らしい思い出になったのも、全ては彼女のおかげだ。ご縁というものは不思議なもので本当に有難いものだ。まさに文字通り、有り難い。それまで接点がゼロだったため、正直何年に入社した後輩なのかということすらも知らなかった。

初対面がそこまで得意ではないわたしなのに、驚くほどに最初から楽しく話せた。なんだろう、纏う空気感が同じなのだろうか。初対面とは思えないほど、すぐに親しくなれた。

行く前は少し不安だった、殆ど知っている人がいなかったから。同期もゼロ、近くの部署の方々もゼロだった。メンバーを見た時は特に何も感じなかったが、いざ明日！となると、「２日間一人で大丈夫かしら・・・」と不安を抱えながら眠りについたのを覚えている。（まあ、念願の熊野古道だから仕方ない割り切ろう！と決心して家を出た。笑）

彼女が、そんな不安を嘘のようにまっさらに、綺麗に、打ち消してくれた。社会人になってから新しい人間関係の構築はなかなか難しい。ある程度の距離感というか、何かしらの遠慮というか、配慮というか、そういうものが良くも悪くも生じてしまう。それなのに、彼女といるとなんだか学生時代に戻ったような、そんな気分にさせてもらえる。とても嬉しい距離感なのだ。

人とのご縁は宝物だ。

わたしの周りにいてくれる、優しくて温かいみなさまを、これからもずっと大切に大切に大切にしていきたい。

こうして、わたしの文章をお読みくださり、いつもありがとうございます。これもきっと嬉しい優しい有難いご縁なのだと思う。