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初めの一歩

はじめまして!まずは大切な自己紹介から。

職業はというと。

一番メインはスキーガイドです。二番目はピラティスインストラクター、三番目は登山ガイド。その三つの仕事を繋ぎたくて、取り組んでいることが執筆作業です。こんなことをやりながら、登山家として日本はもちろん世界を歩き滑り回っています。ここでは今まで体験してきた数々の旅や、冒険の裏の裏の裏側まで話しちゃおうかなと。

旅を重ねる中で一番強く感じていることがあります。それは、「点」ばかりをめぐっている人が多いこと。「点」というのは有名無名問わず、観光スポットのことです。もちろん観光地巡りが悪いわけではありません。海外へ行けば、否応なく観光地のみしか巡れない場合があります。しかし、事前準備として現地の歴史や文化などの風土の知識を入れておくだけで、旅の目線が変わります。

料理でいうと、「下ごしらえ」のようなもの。ほら、買ってきただけのお肉を、いきなりフライパンに入れてジューっと焼くより、塩麹に漬け込んだり、ニンニク生姜醤油に絡めてから焼いたりすると、味がグッと深まりますよね。

歴史や文化と聞くと、難しく感じてしまう人も多いかも知れません。でもそれはどこにでもある「人々の暮らし」のことです。

え?高い山や冒険の中で、「人々の暮らし」って関係あるの?

はい、関係あるんです。例えば、山に登る前に必ずと言っていいほど、山の麓にある町を通りますよね。通るだけではなくそこに滞在することもあるはずです。麓の町で暮らす人にとって、その山や自然がどう関わっているのかを、頭の片隅に入れておくだけで、旅の味わいがグッと深くなります。

「点」と「点」をつなぎ、大きな一枚の絵として旅を完成させること。それは、他の誰も持つことができない、自分だけの宝ものになるはずです。私が創ってきた「旅の絵」を中心に、ときどき徒然なる日々をお話ししていきますね。


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