皆さま、日々熱帯夜が続く中お疲れ様です。東京はまだ梅雨明けしていませんが、もう梅雨明けと言っても過言ではないくらい真夏日続いてますね。そんな気候も相まって（❔）2022年6月総会はアクティビストによる日本企業への株主提案が過去最多ということで、日本企業へのアクティビズムが本格化してきましたね。これから日本企業の変革を間近でみられると思うとワクワクが止まりません！

そんな中で従来から日本でアクティビストとして活動しているシティインデックスイレブンス（旧村上ファンド）が水面下で地方銀行へにアクティビズム活動を開始したことが発覚しました。
そこで今回当方では地方銀行を中心とした銀行へにアクティビズムをまとめていきたいと思います。ちょっと意外‼︎❔と思われる部分もあるかと思いますので是非是非ご覧下さい。

⭐️シティインデックスイレブンスの銀行へのアクティビズム

①SBI による新生銀行のTOBへ参戦

昨年急遽新生銀行がSBIにTOBを仕掛けられた際、シティインデックスイレブンスがこれまた急に大量保有報告書を提出しました。
取得が発覚した当時はTOB価格の引き上げや、新生銀行のホワイトナイトとしての登場かとも示唆されていました。

9.16%まで買い進めましたが、結果として全株SBIが提案したTOBへの申し込みということでエグジットになりました。

②山梨中央銀行の大株主にシティインデックスの存在を確認

第119期定時株主総会の招集通知35ページ目に記載があります。
リンクを上手く埋め込むことができずURLの記載となりますのでご了承ください。

https://www.yamanashibank.co.jp/files/20220525_01.pdf

③滋賀銀行の大株主にシティインデックスイレブンスの存在を確認

第135期定時株主総会の招集通知の40ページに記載があります。
リンクを上手く埋め込むことができずURLの記載となりますのでご了承ください。

https://www.shigagin.com/pdf/investor_meeting_2022_01.pdf

④ニッキンオンライン様の記事にて、シティインデックスイレブンスが地銀10行程に投資をしていると判明

⑤地銀の大株主に出現｢村上系ファンド｣の腹づもり(東洋経済オンライン様のニュース、下記のリンク参照)にて、新たに八十二銀行・秋田銀行・東京きらぼしFGへ投資していることが判明。

⭐️参考までに、、

シティインデックスによるもにではないにですが、以前銀行へのアクティビズムとして旧村上ファンドの1社である、レノ社がSBIの株式を大量保有したこともありました。
これを皮切りに村上さんは日本企業へのアクティビズムを再開させており、この事例は村上ファンドの復活とも言われてましたね。

⭐️個人的な考え

以上でシティインデックスイレブンスによる地方銀行を中心とした銀行へのアクティビズムのまとめとなります。まだまだ今後アップデートされていくと思いますので、その際は再度別ノートでアップデート版作成していきたいと思います。

以降はシティによる地方銀行の投資先で気づいた点を箇条書きで列挙します。あくまで個人的な考えですので、その点はご留意ください。

・自己資本比率が高い
・他の地方銀行との提携をしている
→秋田銀行は岩手銀行と提携
　山梨中央銀行は静岡銀行と提携、、etc
・純資産に対する政策保有株式の保有比率が高い
→滋賀銀行：約70%
　八十二銀行：約56%、、etc
・PBRが低い
→基本0.5倍を切っている。
・投資先の地方銀行が拠点とする都道府県にある地方銀行は、概ねその地方銀行しか存在しない
・きらぼしFGの保有は少し異質だと思う
→特有の要因があるのかもしれない

上記以外にもあるかもしれませんが、概ね気づいた点です。
村上さんは業界再編が非常に大好きなので、別の銀行に投資先の銀行を買収してもらうことを画策しているのかもしれません。
また村上さんがSBIと仲良いかどうかはわかりませんが、地銀再編という思いは一緒だと思うので、村上さん投資先の地方銀行のエグジット先がSBIになる可能性も十分考えられますね。

色々と今後の動向の注視が必要な案件だと思います。
今後もTwitterで情報配信しつつ、noteで詳細な分析をもしていきたいと思います‼︎

⭐️最後に

今後もこのようにアクティビストの分析をしていきたいと思います。
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それではまたお会いしましょう！