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ACWA BASEのスタッフをご紹介します!

 いつ来てもいいし、いつ帰ってもいい。
 だれが来てもOK。
 たくさん働いてもいいし、
 おしゃべりだけでもいい。

そんな今までにない働き方を実現する、ACWA BASE。来られている地域の方々にインタビューをさせていただいたあとは、株式会社アグティのスタッフ、塩崎 直美さんと白柏 百合子さんにお話を伺いました。

「やってみなわからへん」という状態でのスタートでした

── 直美さんとゆりさんは、最初にACWA BASEの構想を聞いた時はどう思われましたか?

ゆり:よくわからんまま始まりましたね。明日からACWA BASEに行ってって言われた時に、「で、行って何するんですか?」「そんなんやってみなわからへん。誰もやったことないんやから」っていう会話をしました。

直美:ほんまに人来るんかな、とは思ってました。運営のイメージができないまま、とりあえず壁紙を選んで、内装を決めて。

ゆり:オープンしてすぐに、アグティの仕事をしたことがある人がお友達を連れて来てくれて。人が少ない日はあっても、ゼロの日はなかったですね。最初は休憩用にしていたテーブルも、今ではすっかり作業台になっています。

ゆり:ACWA BASEに来る前は、本社の工場でみなさんと同じ洗濯物をたたむ側の仕事をやってました。ここでは、たたみ方や袋詰めのやり方を説明して、あとは特に何も決めず自由にやってもらっています。

直美:私たちが本社とここを車で行き来して洗濯物を運ぶんですけど、最初は1日にどれくらいの量をさばけるかがわからなくて、ペース配分が難しかったですね。最近は本社からも戦力として頼りにされるようになってきて、「今日こんだけいける?」って。1日の目標数を一応決めてるんですけど、もっといけるよねっていう空気を感じる。「ACWA BASEは仕事せんでもいいところやからね」って言い続けないと!

ゆり:来てくれてるみんなも慣れてきて、「この量やったら急いだら終わるんちゃうか」とか、一緒に考えてくれるよね。助けてもらってます。夕方になると「これって今日中に終わらせたいやつ?」って聞いてくれたり。

直美:最近は、人数が多いと洗濯物が足りなくなりそうな時もあって、私たちが運搬作業に追われてるよね(笑)

外に出て人と会うきっかけになれたら嬉しいですね

── 今後、ACWA BASEがどうなっていってほしいですか?

直美:今のまま、みんながずっと来てくれたらいいなって思います。この雰囲気が続いていったらいいなぁ。

ゆり:どれくらい続けられるかなって時々話すよね。大きくしたいとは思わないし、たくさん量をさばける仕事場になってほしいわけでもない。ゆる〜くやっていきたいよね。そんなこと言ってたら怒られるかな(笑)

直美:ここで仲良くなって、一緒にごはん食べに行ったりしてはるのを見ると、ほんまにいいなって思います。大人になって友達ができる機会ってなかなかないし。

ゆり:「ご主人が亡くなってずっと家にこもってる知り合いがいて、ここに誘いたいけど声かけていいものかどうか……」っていう方がいたんです。迷っているうちに、そのお知り合いの方がたまたま来られて。「ずっと心配してたんよ!よかった!」って二人で再会を喜んではりました。それから毎日のように来てくれはります。外に出て人と会うきっかけになれたら嬉しいですね。

直美:みんなよく働いてくれるから、もっと休憩してくれてもいいのに、と思ってます。調子が悪くて作業はできないって時でも、暇やし来たわ〜くらいの感じで来てもらえたら。

今日は誰が来てくれるかなって、楽しみにしてます

── お二人も、ACWA BASEで働くことを楽しんでおられますね。

直美:今までやったら、仕事での会話は「あの、すみません」「お願いしていいですか?」やったのが、ここでは「〇〇ちゃん、明日来る?」「これお願い〜!」って感じで、気楽ですよ。

ゆり:今日は誰が来てくれるかなって、私らも楽しみにしてるよね。みんなの年齢がバラバラなのがまたいいんかな。ガラス張りやから、知ってる顔が前の道を通ったら絶対に声かけてはるよね。「どこ行くん?」「帰りに寄ってなー」って。

直美:バス停が目の前やから、バスに乗る時はだいたいみんな、ここにも寄ってくれます。しばらく顔を見てないとやっぱり心配になるんです。久しぶりに来てくれたら、ほっとする。

ゆり:年末には、みんなで忘年会をしました。来る時間帯が違う人同士も顔なじみになって、美味しいお弁当を食べて。皆も差し入れを持ってきてくれて、盛り上がったね。今月はお好み焼きパーティーをします!

インタビューの最中も、隣で作業をしていた方が「この2人はほんま優しいで、いい人やわ」と私に教えてくれたり、向こうの作業台から合いの手が入ったり、和気あいあいと時間が流れていきました。

この2月に1周年を迎え、これまでに50名を超える地域の方が来られたという京都府久御山町のACWA BASE。他の地域にも拠点をつくる話が進んでいるそうです。どんなふうに仕事をされているのか、興味を持たれた方はぜひ足を運んでみてくださいね!

運営:株式会社アグティ
文・写真:柴田 明



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